ワックスは深みあるツヤ、濡れたような輝き、高い撥水性などが特徴です。
ツヤにおいては、ガラスコーティングには出せないくらいのツヤも出すことができます!
「作業性が多少悪くても、俺はツヤツヤ派だ!!」
という人に向いてると言えますね〜(^^)
しかし作業時間も長く、上手くやらないと、ムラや傷付きなどの原因になるので、ワックスのかけ方は非常に重要です!!
ワックスのかけ方は、商品の説明欄にも書いてありますが、『コツ』とかについて書かれてるものは少ないですよね?
そこで今回は、ワックスがけのコツについて書いていきます。
あなたの車を理想のツヤに近づける為の、手助けになれば幸いです(*^^*)
天気は曇りの日を選ぼう
まずは、ワックスのかけ方以前の問題ですね。笑
天気は曇り、風が強くない日を選びましょう!
真夏の炎天下などは、もっての外ですので気をつけて下さい。
ワックス成分が速攻で乾いてしまい、十分な効果が得られないばかりか、カピカピになった粕がこびり付いて、無理にこすってキズ付きの原因になりますよ〜。
また、風が強いと、ワックスを塗ってる最中に小さなホコリがバンバン降りかかります!
洗車した次の日に、「雨降ってないのに、なんでこんなにホコリ乗ってんだろ?」
と思った経験はありませんか?
それは、風に乗ったホコリがジワジワと付いてるからなんですね。
風が強い日にワックスがけを行うと、この状態と同じことなので、避けた方が無難ですよ〜。
冬場であれば、日中にワックスがけをしても問題無い場合が多いですけどね!
とはいえ、やはり天気は曇りの日を選ぶのがおすすめです。
晴天なんかだと、日光が当たる面は問題なくても、影になる部分の拭き残しなどが確認しづらい部分もあるので〜(-.-)
僕もそうだったんですが、天気を選ばずに洗車するタイプでした。笑
「毎週末は洗車する!」
という活発な時期がありました。
炎天下だろうが、気温が0度以下だろうが、強風であろうが、夕方に雨予報だろうがやってましたよ!
それはもう想像通り、良い結果にはなりません。
結果的に手抜き洗車みたいになって、傷を付けてしまった事もあります・・・
ワックスがけに限らず、洗車においては、天気を把握したうえで行うことが基本ですので、万全な状態で行いましょう!
→洗車の時間帯はいつがベスト?間違った時にすると洗車効果が台無し!
スポンジは濡らして使う
ワックスを塗る際に使うスポンジは、水で濡らし、固く絞った状態で使うようにすると良いです!
これは、ワックスの伸びを良くするために水で濡らします。
ワックスを買ったらついてくる、丸いスポンジ。
これをそのまま使うと、少しワックスを伸ばしただけで抵抗が強くなり、上手く均等に塗り広げる事ができません。
手に持ったスポンジを水で濡らしながら、「ギュッギュッ」と握ったり離したりして、水をしっかり吸水させます。
最後に固く絞れば準備完了です!
ワックスは均等につける
ワックスを塗り込んでいく作業ですが、ワックスをスポンジに付ける際には、全面に均等に付着させる事で、均一な仕上がりに近づきます。
容器のフタを開け、スポンジの片面がワックスに全体つくように置いて下さい。
そして、ワックスにスポンジ全体を軽く当てた状態で、約90度クルッと回すくらいがいいです!
この時は軽く手を添えるぐらいの力で、スポンジ全体にワックスが付くように回してくださいね。
間違っても、ワックス缶の底面とスポンジを平手つぶしするような感じで、回すのは厳禁ですよ〜笑
ホントに軽〜く手を添える程度の力で試してみて下さい。
それで「ちょっと少ないかなぁ?」と思えば、後からもう一度ワックスを塗ればいいだけですので。
ワックスを付け過ぎるとかなり面倒なので、少しずつ力を増していき、自分が良いな!と思う加減を見つけるといいですよ!
始めにワックスを全体に点付けする
いよいよボディーの塗装面に、ワックスを塗っていく作業ですね。
ここの塗り始め方によって、仕上がりに大きく影響してきますよ!
スポンジにワックスをつけて〜、「さぁ!塗ろう!」という人がほとんどだと思います。
でも、ちょっと待って下さい!
塗り広げる前にひと手間加えます。
それは、塗ろうとしてるパネル全面に、「ポン、ポン、ポン」と点付けしていく作業です!
どういう事かと言うと、例えばボンネットに塗るとします。
全体を見渡して、20〜30cm四方の感覚で、ボディーにスポンジを乗せていき、均等にワックスを付着させるような感じです。
こうする事で、塗り広げて行く際に、最初から最後まで、ワックスを均等に塗り伸ばす事ができるようになりますよ〜。
点付けをせずに、ワックスを塗り始めたらどうなるでしょうか。
当然ですが塗り始めに比べ、塗り終わりの時のワックス量が少なくなりますよね?
ワックスがけは、『薄く均一に!』というのが基本ですが、これでは、均一とは言えません。
ドアパネルの左側から塗り始めたら、右側だけ薄い被膜になってしまうという結末・・・
少しの量で、均一に仕上げるためには、この方法がベストだと思うので、試してみて下さいね(^o^)
塗り込む際はタテヨコ方向!
ワックスと言えば、円を描くようにクルクル〜っと塗っていくイメージがありますね。
そうっ!窓ガラスにガラコを塗る時のような感じです。笑
僕も父がそのようにしてたので、そうゆうもんだと思ってました。
でも、それだとボディへの傷付きの原因になるんですよね。
なので、ワックスを塗り広げていく作業は、『タテヨコ方向』で行うようにしましょう!
コンパウンドなどのキズ消しでは、タテヨコで磨いていくのは基本です。
ワックスでも同じってとらえてもらってOKです!
あとで言いますが、この時に樹脂パーツの近くや、サイドミラーなどの細かい部分まで塗り広げる必要はありません。
拭き取りの際に、クロスに付着したワックス分を塗り広げるようにします。
ワックスのスポンジは、手の平くらいありますし、厚みもあるので、無理してやる必要は無いんですね〜。
乾燥時間は季節で分ける!
ワックスは半乾き状態、乾く一歩手前に拭き取るのが基本であり、仕上がりも効率も良くなります!
なので、ワックスを塗り広げてすぐに拭き取るのも良くないし、いつまでも放置するのはもっと良くないんですよ〜。
適度に乾燥させて、手早く拭き上げましょう!
塗り込み後の放置する時間は、夏が5分〜10分、冬は15分〜20分くらいがベストですね!
ワックスを塗込む時は、パネルごとに塗布するのが基本ですが、夏には特に注意が必要です!
夏の乾燥時間は短いので、乾ききる前に拭き上げる点において気をつけたいですね〜
例えば、天井、ボンネット、トランクの3パネルに塗ったら、拭き取りをやる。
みたいな感じでしょうか。
1パネルごとに確実に進めていくのが、一番良いんですが、塗り始めてから5分経過したら、そこまでのパネルの拭き上げをする。
そして、また続きから〜。みたいな感じのほうが短時間で済むかもしれませんね〜!
また、冬場は乾燥時間が長いので、なれてくれば一気に車全体にワックスを塗って、拭き取りも一気にやることが可能かもしれません。
でもワックスがけに慣れるまでは、1パネルごとに作業していくのが無難ですよ!
ワックスを塗ってすぐだと、油分を広げるだけになって、いつまでたってもムラのような状態になってしまいます。
逆に完全に乾燥してからだと、拭き取り困難になり、粕残りや車への傷付きの原因になるので注意して下さいね!
乾く一歩前の状態で拭き取りを始めれば、油膜も残らずにサッと拭けるうえ、ハンドルやミラーの付け根の細かい部分まで、クロスで塗り広げることが出来ますよ〜
拭き上げは1パネルごとにクロス面を変える
車へのワックス塗り込みが終わり、乾燥時間が経過したら、クロスにて拭き取りをやっていきましょう!
この時に使うクロスは、柔らかくて乾いた状態のクロスを使います。
個人的に、車へのダメージや価格、汎用性も考えたら、マイクロファイバークロスがおすすめですね!
マイクロファイバーを使うとして、その1枚でも十分拭き上げる事は可能だと思いますが、クロスは2枚用意したほうが良いです。
ワックスの拭き上げは、半乾き状態で行うので、どうしても油分がクロスに付着します。
そのままずーっと同じ面で、拭き上げをしていくと、ある一定の段階から、違和感を感じるはずです。
「あれ?なんか塗り伸ばしてるだけのような?」みたいな感じで。笑
これは、そのクロス面がワックス成分でいっぱいなった証拠で、他の新しい面で拭き取るといいですね。
クロスを2枚準備できるのであれば、1パネルごとに折り返して、新しい面で拭き取ることで、格段に作業スピードがあがりますので!
クロスが1枚の場合では、1〜2パネルごとに折り返すって具合でOKだと思いますよ(^^)
細部の粕は『つまようじ』と『綿棒』で除去
どうしても防ぎきれないのが、ワックス拭き取りの際に出る粉状の粕・・・
いくら半乾き状態で拭き上げるとっても、少なからず出てくると思います。
そして、それが細部に入り込む→固まる→黒くなる→除去しづらい。みたいな悪循環になってしまうんですね〜(-_-)
でも安心してください!
ワックスがけして間もない状態だと、その粕もすぐに除去できますよ。
普通にクロスを使うだけでは、除去しづらいどころか、奥に押し込む感じになるので、やめたほうがいいですね。
そんな時は、『つまようじ』の先端を使って優しく取っていきましょう!
ドアノブやウォッシャーノズル周辺、ドアミラーの付け根などによくたまります。
特にエンブレムの隙間なんか曲者ですよね。
例えば『B』とかの穴部分とかは、クロス除去するのは不可能です。笑
つまようじで粕を浮かせて、綿棒でこそぎ取るとスッキリしますよ\(^o^)/
仕上げは超極細繊維クロスなどを使う
最後に仕上げです!
ワックスの塗り込みと拭き上げまで終わったら、一旦全体を見渡します。
どうでしょうか?
ムラなく仕上がってますか?
もし、ムラもなくギラギラのツヤが出てるのなら、あなたはワックスがけの才能があるのかもしれませんね(^^)
もし、ムラがあっても安心して下さい。
それは、ワックス成分が均一になってないだけであり、その被膜を整えてあげる事により、きれいなツヤを出す事ができますよ!
そのために使うのが、『超極細繊維クロス』です。
これは、すごく細かい繊維のクロスで、ムラになってしまったボディー表面を拭き上げる事により、きれいな膜が出来上がります!
しかし、この超極細繊維クロスは結構なお値段するんですよ。笑
1枚2000円くらいもするクロスに抵抗があるならば、拭き上げで使ったマイクロファイバークロスをもう一枚余分に用意しておくのもアリですね〜!
マイクロファイバーでも、かなり良い感じに仕上げる事が可能ですので試してみるのもいいと思います。
合計3枚って事になりますが、値段は500円もいきませんしね(^^)/
また、マイクロファイバーの場合は、ワックスがけで使わなくなったとしても、他に使いみちもあります。
エンジンルームやドアの内側、足回りなどの清掃に役立つのでおすすめです!
最後に
ワックスのかけ方のコツを解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
やはり、手軽に出来るスプレー式のガラスコーティングに比べ、作業時間も長く、リスクも伴いますよね〜。
しかし、冒頭でも言ったとおり、ワックスでしか出さない良さがあるので、ツヤにこだわるなら『固形ワックス』がおすすめです!!
作業工程をもっと簡単にしたい!そんな場合は『半ネリワックス』が良いでしょう!
固形ワックスと半ネリワックスおすすめ商品をランキングでまとめたので、参考にして下さい!
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