車のタイヤは接地面が、約ハガキ1枚分と言われています。
全部でハガキ4枚分の接地面積です。A4サイズです!
想像できますか?
そのA4サイズに1トンや2トンの重みが加わり、さらに時速100キロとかで走るんですよ!
僕はそれを考えた時はちょっと怖くなりましたね〜。
あなたも想像したらちょっと心配になりません?笑
でもタイヤの空気圧をしっかりと管理しておけば大丈夫です!安心して運転する事が出来ます。
タイヤの空気圧はすごく重要で、低いと当然危険です!
「じゃ空気圧を高めに調整したら良いんじゃないの?」という考えも出てきますよね・・・。
確かに高めの空気圧にしたら点検の手間は省けるかもですが、乗り心地や摩耗具合にも影響が出ることを理解しておいたほうが良いですね〜(^^)
タイヤの空気圧を高めにする事での影響を知りたい方は以下の記事を見てみて下さい。
今回は安全に車に乗る上で大切な、タイヤの空気圧の入れ方についてガソリンスタンドの空気入れを使用して、解説していこうと思います。
これを見ればあなたも近くのガソリンスタンドで、タイヤの空気入れができるようになるはずです!!
タイヤの適正な空気圧や確認方法がわからない!そんな方は『タイヤ空気圧の確認方法について』をご覧ください。
ガソリンスタンドにあるタイヤの空気入れは主に3種類

最近では、オートバックスやセルフのガソリンスタンドでも、自分でタイヤに空気を入れる事が出来るようになりました。
基本無料で充填装置を借りて使う事ができます。
中には、100〜300円くらいお金を取るとこもあるそうですが、僕が知る限りでは無料でしたねー。
大きく分けて充填装置には3種類あり、空気を入れる時の違いは以下の通りです!
- ホース巻取り型(レバー式)
- レバーを強く握ったり、半握りでタイヤ空気圧を調整
- 持ち出しエアタンク型
- +,−ボタン操作で空気圧を調整する
- 据え置きプリセット型(ダイヤル式)
- バルブに押し当てるだけで勝手に空気が充填される
これら3種類がメジャーになると思われます。
あとは、車のシガーライター電源からとる小型充填装置や、足踏み式もあります。
今回は『ホース巻き取り型』を使ったタイヤへの空気の入れ方を詳しく解説していきますね!
まぁ、僕がいつも使ってるのが、これだからって理由が多いんですが・・笑
でも、1つでもやり方を覚えておくと、あとは似たようなものなので、多分簡単に出来るようになると思いますよ。
タイヤの適正空気圧を確認する

まずは、スタンドのタイヤゲージを使って、空気圧をチェックします。
使い方はシンプルで簡単なので大丈夫ですよ(^^)
しかし、僕はこのゲージの見間違えで、非常に危険な事をした事があります!!
それだけ大事な工程であるということですね。
詳しくは以下の記事をご覧ください・・・
タイヤの空気圧は、減ってるから入れてやろう!というのが多いですが、適当に空気を入れるのは厳禁です!
車ごと、正確にはタイヤのサイズ毎に適した空気圧が決まっています。
その規定の空気圧は、運転席のドアを開けた所にシールが貼られてるので、それで確認できますよ。

僕のムーブカスタムの適正空気圧のシールです。
タイヤサイズと、右側に空気圧が書いてありますね。
サイズはタイヤの側面に表記されてるので、そのまま見てもらえればわかると思います。
その横に空気圧が『220{2.2}』と表記されていますね。
なぜ数値が違うのかというのは、空気圧の単位が違うからですね。
空気入れや市販の測定器では『kPaかkgf/cm2』が使われており混乱しそうですが、単位はあまり意識しなくてもなんとなくでわかると思います。
一般的に『kPa(キロパスカル)』で確認すれば大丈夫です!
もし単位が変わっても、小数点の位置が変わるくらいなので、何となくでわかると思いますので。笑
ムーブの場合、『220kPa{2.2kgf/㎠}』になるので、220kPaがタイヤの適正な空気圧になります。
タイヤの空気の入れ方

適正な空気圧も分かった所で、空気の入れ方を説明していきます。
また、空気圧を調整する時には、タイヤが冷えた状態がベストです。
ある程度の時間走ったり、高速道路を走ったりするとタイヤ自体が熱を持ち、中の空気が膨張してしまいます。
すると、本来の空気圧より10〜20kPaぐらい高めに数値が出てしまうので、正確な調整が難しくなります。
特に夏場は、アスファルトがすごく暑くなるので、わかりません。
僕のおすすめの時間帯は朝方か夜で、走行10分以内ですね!
僕の家のすぐそばにセルフスタンドがあるのでいいですが、無い人もいますよね?
そんな時は、夜に空気入れに行くと良いですよ。
スタンドに着いてからもタイヤがある程度冷えるまで待てるとベストです!
では、ホース巻き取り式の空気入れの方法を解説して行きますね。

これは、うちの近所のスタンドにあるセルフタイプのものなので、形は違う場合があります。
空気入れスペースがきちんとある場合が多く、このスタンドの場合は白い区画で駐車スペースが区切ってありました。
まずは、そこに車を止めて、エンジンを切りましょう!
空気入れ器具を引っ張りコードを伸ばす

車から降りたら、メーターにレバーとホースが付いたものがぶら下がっているので、引っ張ります。
ガラガラガラ〜と駐車した車で一番遠い位置にあるタイヤまで届くようにホースを引っ張り出しましょう!

これは、近い方から空気を入れてたけど、いざ遠い所をしようと思っても届かないじゃん!ってのを無くすためです。
前もって全輪の空気を入れるのに必要な分伸ばしておくと、楽ですからね〜。
あと、この時に車にコードを当てないように伸ばしてくださいね。
勢いよくガーって引っ張ると、ボディにムチを当てることになりますので。笑
バルブキャップを外す

次にタイヤについてるバルブキャップを外します。
ホイールの外側を見渡せば写真のようなものがあるはずなので、そのキャップを反時計回りに回して外して下さい。
キャップは純正だとプラスチック製が多く、不用意に地面に置いてしまうと、強風で飛ばされるなんてことになりますよー。
社外ホイールなどでは金属のキャップが多いですが、僕はこの金属キャップでも飛ばされました。笑

バルブキャップを外したらポケットに入れておいた方が良さそうですね〜!
ホース先端をバルブに押し当てる

バルブキャップも外して、バルブが顔を出します。
ここからタイヤに空気を入れたり抜いたりするわけです。

先ほど伸ばしてきた器具のホース先端を、このバルブに、押し当てて下さい!
バルブと器具先端が平行になるようにしないと、空気が漏れてしまいます。
変な角度だったり、押し付けが弱いと空気がプシュ〜っと漏れ続けるだけなので、グッと押さえつけましょう!
タイヤの空気圧調整は色んなとこでやってきましたが、このバルブのクセがそれぞれ違います。
「これ結構力いるな!」
「角度ちょっと変えただけで漏れるし!」
「全然エアー漏れないしやりやすいな!」
などなど、ホントにクセがあります。
なので、これは慣れしかないと思いますので、練習してみて下さいねー。
レバーを握りタイヤに空気を入れる

バルブに空気入れの先端を押し当てた状態でタイヤに空気を入れていきます!
利き手の方でレバーを持って、強く握れば空気が入り、半握り(チョイ握り)すれば空気が抜けます。
このレバータイプの場合、空気を入れる時は結構力がいる場合があるので、一気にグッと握るようにして下さい。
もし、空気が漏れるようなら「プシューー」と音が出るのでわかると思います。
適正なタイヤ空気圧に調整する
タイヤの空気圧を適正な値に調整していきます。
タイヤの空気圧は入れて調整ではなく、空気を抜きながら微調整した方が正確になります。
なので、最初は規定値より多めに空気を入れて下さい。
今回は220kPaなので、例えば空気を入れる前が210kPaだとしたら、230kPaぐらいまで入れちゃいましょう!

そして、レバーを小刻みに引きながら「プシュップシュッ」とメーターを見ながら調整して下さい。
この時、空気を入れるにしろ抜くにしろ、レバーを引いた状態では正確な空気圧が出ません。
なので空気圧を確認する際は、レバーを引いていない状態で見るようにして下さいね〜。
ちなみに僕は、規定値よりも+20kPaぐらいで調整します。
個人差もありますが、このくらいの方がフワフワし過ぎずに良い感じの乗り心地になるんですよ〜。
あと、空気圧を高めに調整した方が、走りもスムーズになったり、ハンドルが軽くなり燃費も良くなります。
燃費に関しては微々たるもんですがね。笑
始めは「空気圧が知らない間に下がってたらどうしよう・・」という保険的な意味で高めに入れてました。
最近では、この+20kPaがすっかり定着しています!笑
あなたも規定値か、チョイ高めが良いか色々試してみると良いですよー。
ただ、低めにするのは、パンクや磨耗の危険からやめといた方がいいですね。
バルブキャップを閉める

空気圧を調整したら忘れないうちに、バルブキャップを閉めて下さい。
閉める時はキュッと閉めるぐらいで大丈夫です。
外したぐらいの力で締めれば十分ですね。
約10年車に乗ってきましたが、このバルブキャップが吹っ飛んでった経験はありませんので〜。
ただ、キャップを閉め忘れると、ホコリや水分がバルブに付着し、そこから空気が漏れたり、正常に入れれなくなる場合があります。
空気圧を調整したら必ずキャップをするようにして下さい!
ちなみにこのバルブの不良で、タイヤの空気圧が知らずのうちに減ってる・・・
なんて事もあるので、注意が必要ですね。
以下の記事には、タイヤの空気が減る原因をまとめてるので、一度目を通しておくと良いと思います(^^)
4本空気を入れたらコードを巻き取る

この要領で他の3本も空気を入れましょう!
終わったらコードを巻き取り、空気入れ器具を返却します。
2〜3cmくらいコードを少しだけ伸ばしてから離すとスルスル〜っと巻き戻してくれます。
場所によっては、物凄い勢いで巻き取るものもあるので、手は離さず最後までゆっくり巻き戻すようにしましょう!
タイヤ空気圧は低め・高めどっちにするか
タイヤの空気圧調整に関しては、個人差が多いと思います。
きっちり適正空気圧で入れる人もいれば、少し高めに調整する人も多いんですよね〜
確実に言えることは、好んで低めの空気圧にする人はいない!という事です。
ちなみに僕はタイヤの空気圧は高めに調整する派です。
タイヤの空気圧は前提として、『適正空気圧で入れるべき!』というのが常識になっています。
「どうせ空気が減るなら、多めにいれればいいじゃん!」と思うかもしれませんが、この考えはちょっとストップです。
確かに空気圧が低いとパンクや燃費悪化のリスクがあります。
でも、だからって空気圧が高すぎても、タイヤの磨耗が早まったりするし、何より乗り心地が悪くなります。
ちょっとした段差でもボヨンボヨン跳ね飛ぶような乗り心地になるので、あまりオススメしません。
スポーツカー好きなら好んで高めにしたりしますが、基本は適正の空気圧に調整しましょう!
日頃からタイヤの空気圧を高めに調整してる僕が、日々感じてる事をまとめてみました。
どのくらいまで空気をいれて良いのか?ハンドルの操作感や摩耗などについて書いてるので参考にしてみて下さい!
自宅で場所を選ばずタイヤに空気を入れるには?
セルフのガソリンスタンドでの、タイヤ空気圧の入れ方を解説しました。
「自宅や緊急時にタイヤに空気を入れる方法はないの?」
少し効率は下がりますが、自宅や外出先でもタイヤに空気を入れる事は可能ですよ!
- タイヤ空気圧ゲージ
- タイヤの空気入れ
- コンプレッサー式、足踏みポンプ式
まず空気がどのくらい入ってるか確認するために、空気圧ゲージが必要になります。
「タイヤの空気が減ってそうだな!適当に入れようか。」
という危険なことはしたくないですよね?
空気圧ゲージは安いものなので、車に常備させておくと良いですよ。
僕は、お客さんを乗せたりする時以外は、常にドリンクホルダーに入っています。笑
下のタイヤゲージは、僕がかれこれ6、7年くらい使い続けてる商品です。
空気圧を保持する機能は壊れてしまい、バルブに押し続けないと空気圧を測れませんが、全然問題なく使っていますよ(^o^)

あとは肝心な空気入れが必要ですよね!!
空気入れには、電動で空気を充填するコンプレッサー式と、足踏みで空気を入れるポンプ式が多いですね〜
コンプレッサー式はバッテリータイプもありますが、基本的に電気がないと使えません。
車のエンジンがかかれば、シガーソケットから電源供給できるので問題ありませんが、何せ時間がかかるのがネックです・・。
タイヤの空気圧は『4.0キロまで対応』してるので、自動車のタイヤは余裕でOKです!
しかし、充電時間が3.5時間に対し、使用時間が10分なので心細い感じがします。笑
とにかく楽したい方にはおすすめですね!

原始的な方法でタイヤの空気を入れるには、足踏みポンプ式がおすすめです!
仕組みとしては、自転車の空気を入れた経験があればわかるでしょうが、あんな感じです。
足でポンプを踏み続けてタイヤ内に空気を送る仕組みで、体重を乗せて踏むだけなので簡単にできます
メリットとしては、比較的安く手に入り、電気不要なので、いつでもどこでも使える点でしょうか(^o^)
実際に僕も使ってみた感想などは、以下の記事を参考にしてみて下さい!

タイヤ空気圧は管理が大事です!
タイヤの空気圧は、何もしなくても自然と減っていくものです。
毎週点検した方が良いぞ!とまでは言いませんが、せめて1ヶ月に1回程度は空気圧チェックした方が良いですね〜。
前にも書きましたが、空気圧が低下すると燃費が悪くなったり、摩耗が激しくなるだけでなく、パンクの危険も潜んでいます!
今回解説した方法でぜひ一度チャレンジしてみて下さいね!
もし最初は不安だと思うのであれば、お店の人に聞いて一緒にやってもらうのもアリですよ。
空気圧の管理不足で、高速道路でタイヤパンク!なんて嫌ですよね(TT)
そして、何よりも日頃からのタイヤの点検も忘れてはいけませんね。
安全に車に乗り続けるには、1ヶ月に1回はタイヤの点検をすると良いですよ(^^)
タイヤ溝がなかったり、側面や走行面にひび割れがある場合、あなたの車のタイヤは交換時期を迎えてると思います!
タイヤ交換といえばディーラーやオートバックスで作業してもらうのが一般的ですが、最近ではネットで安く買って取付け予約までネット上で完結してしまうサービスもあります。
以下の記事でタイヤを安く買う方法についてまとめました。車によっては数万円お得に購入できるので、タイヤ交換を検討してるなら参考にしてみて下さい!
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