「バックモニターが映らなくなったんだけど見てくれない?」
友達に頼まれて、バックモニターが映らない原因を調査する事に・・・
車種は20ヴェルファイアで、ディーラーOPナビに純正のバックカメラが付いてました。
ディーラーに行ったら、保証も切れてるから修理代が発生します!と言われたそうです。
「カメラ不良なので、15000円になります」
友達はとりあえず注文はしたみたいでしたが、結果的に調査したところ『コネクタの接触不良』だったんです!笑
ディーラーの言う通り、バックカメラを交換してたらどうなってたか・・笑
今回はバックモニターが映らなくなったのが直るまでの流れを書いていこうと思います(^^)
もし同じような症状で困ってましたら、参考にしてみてくださいね。
バックモニターのガイド線しか映らない
まずは現状を確認させてもらいました。
ご覧の通り、バックにギヤを入れると、ナビ画面は切り替わりますが、カメラの映像が真っ暗になってますね〜。
- バックギヤに入る
- ガイド線が表示される
この事から、車・ナビの機能としては正常であると判断しました(^^)
そう、ただ単にバックカメラの映像が取り込めてないだけ!
で、カメラが表示しなくなる原因としては、主に以下の3点くらいかな〜と思います。
- コネクターの接触・接続不良
- 配線の切れ、半断線
- バックカメラ本体が不良
正確な事はわかりませんが、おそらくバックモニターが映らない原因の8割以上は、配線類やコネクターの接触不良が原因と思われますね〜。
僕が経験してきた中でも、バックカメラ本体が壊れた!という話は聞いた事が無かったため、今回はカメラが悪いとは思わないで調査してました。笑
しかも、友達の話によると、「1ヶ月前にも映らなくなって、しばらくしたら直った」と言ってたので、この時点でとカメラの故障は考えづらいですよね!
ナビ裏の配線をチェック!
バックカメラの映像を取り込むための線は、必ずナビの裏側につながっています。
ここで、コネクターが抜けてたり、切れてたりしたら同様にバックモニターが真っ暗になってしまいます。
なので、まずはナビにつながってるコネクターを点検します。
普通の車であれば、ナビ周辺のパネルを引っ張れば外れる構造になってるので、難しい事はないかと^ ^
ちなみにヴェルファイアの場合は以下の手順で外しました。
- シフトノブを反時計回りに回して外す
- 『シフト解除』ボタンを押しながらギヤを『N』くらいにしておく(パネルを外しやすくするため)
- 小物入れに手を入れ、下側からパネルを手前に引っ張り少しずつ外していく
- シフト照明用のコネクターを外す
この時点でパネルが完全に外れます。
多数のクリップで止まってるので、一気に外そうとするとパネルが割れる場合があるので注意が必要ですね〜!
パネルが外れたら、エアコン操作用のパネルを外します。
これは手前にごっそり引き抜くだけで外れました。(固定ビスではなくクリップのみ)
すると、ナビの四隅くらいに固定ビスが4箇所みえるので、プラスドライバーで外します。
この時はビスの落下に細心の注意を払いたいですね!救出不可能になるので〜。笑
僕も何度かヒヤッとする場面がありましたが、下に落とす事なくやり遂げましたよ(^.^)
これでナビ本体も浮かせる事が出来ましたね。
ナビの裏側を覗くと『バックモニター入力』などのニュアンスで書かれた配線があると思うので、そこにきちんとコネクターのがつながってるか確認します。
今回の場合は全く問題なしでした。
むしろさすがディーラーOPと言わんばかりに綺麗に配線されてましたね〜。
後付けバックカメラの場合は配線の分岐も怪しい!
純正のバックカメラはナビ裏からカメラ本体まで一本のケーブルで繋がってます(何ヶ所かコネクター有り)
ですが、後付けカメラの場合は、電源線をどっかから分岐してこないといけない場合が多いです。
これは『エレクトロタップ』と言って、既設の配線に挟み込む事で、電源を取れる優れもの。
ですが、配線の被覆を痛めるのも確かで、これが接触不良の原因になる場合もあるとおもいます。
怪しいところを見つけたら、実際にカメラの映像が映ってる時にエレクトロタップ部をコネコネしてみると症状が変わるかもしれません。
「この状況でバックギヤ入れたら危ないじゃん!」
そう思いますね?でも安心して下さい!
エンジンをかけなくてもバックカメラに表示させる方法はありますよ。
まずはキーを回して『イグニッション』まで持っていきます。
エンジンがかからない状態で、送風やメーターに電気がつけばOKです(^^)
ちなみにプッシュスタート車は、ブレーキを踏まずにスタートボタンを2回押せば良いですよ!
この状態でシフトレバーをバックに入れれば確認できます。
まぁ今回の原因はここじゃ無かったみたいなんで、とりあえず放置しておきます。笑
バックカメラ周辺のコネクターの確認
ナビの次に怪しむのはカメラ付近にある配線類ですね。
純正カメラの場合はコネクターがありますし、後付けの場合も電源分岐してる場合がありますので要チェックです!
ヴェルファイアの場合、バックカメラへのアクセスは簡単でした。
内張りのクリップを2ヶ所外し、あとは引っ張るだけでごっそり外せますよ^ ^
カメラ本体は何にも触らず、コネクターを点検します。
写真で見てわかるように白いコネクターが2ヶ所ありますよね?
これらを見た感じだと、外傷もなく問題ないように見えました。
「念のため抜き差ししておくか〜」
ということで、この二個のコネクターの抜き差しをしました。
するとどうでしょう?
ダメ元でバックモニターを確認してみると映ってるじゃないですか!笑
そっからはコネクターをコネコネしても、カメラをコンコン叩いて見ても、真っ暗表示になる事はありませんでしたね〜
「結局なんだったんだよ…」
と思うでしょうが、コネクターの接触不良だった。としか説明が出来ませんm(__)m
コネクターが二個のうち、下側のコネクターのピンがかなり細かったので、このコネクターが接触不良になってた可能性が高いです。
「コネクターは接続されてるから大丈夫!」
と思わずに、一旦抜き差ししてみるのも、良いかもしれませんね(o^^o)
また、再度同じ不具合になったら、『接点復活剤』をスプレーしてみるのも良いと思いますよ!
内張りなどで配線を挟み込んでる場合もある
電源線の分岐不良やコネクターの接触不良でもない場合どうなのか?
ナビ裏からバックカメラまでは、配線で繋がってるはずなので、このどっかで切れてるか、切れかけて半断線してるか。が考えられます。
お店で何かの作業をしてもらって、その時に内張りで配線を挟んだ状態で納車・・・
その時は良くても、時間経過や走行時の振動で配線が切れる!なんて事も十分に考えられるんですよね。
配線の異常を見つけるためには、配線を追っていくしかないので、結構根気のいる作業になります。
基本的にサイドステップを通して前から後ろに配線を引っ張ってるはずなので、そこら辺をたどっていけば追えるとは思います。
あと、ミニバンなどは天井部を配線が通ってる場合も多いようですね!
「少しでも修理費を安く!」
「他人任せには出来ない!」
という方はレッツトライですね!(^o^)
最後に
バックモニターが映らない症状を直すまでの流れについて書いてきましたがいかがだったでしょうか(^^)
結局はコネクターの接触不良だったので、抜き差しして直ったので良かったですが
配線が切れてたりする場合は、その箇所を特定する必要があるので、なかなか大変ではありますよね?
でも、今回みたくディーラーでは『カメラ本体の不良』と言ってるのに、実はカメラ交換しなくても直った!という場合もあるので、自分で見れるとこまでは確認したいです(^_^)
と言いつつも、車に興味がなかったり、やりたくない人からすればお店で見てもらった方が良い場合もありますが。
「配線のコネクターの接触は大丈夫でしたか?」
「どうやってカメラ不良だと判断したんですか?」
このように聞いてみれば、無駄な出費もなくなるのではと思います。
結局友達は、バックカメラ注文までしてたみたいですが、一応キャンセルはできたみたいなので良かったです(^^)
以上、参考になれば幸いです!
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