車をローダウンしたのは良いけど、夜ライトをつけてビックリ!
ロービームがフォグランプくらいの範囲しか照らしてない!
一瞬すごく戸惑うんですが、これは必然の事なんですね〜(*´ω`*)
最近の車の多くに『オートレベリング機能』がついています。
この機能が、車高を検知して、ライトの光軸を上げたり下げたりするわけですよ。
でも、いくらなんでも前方10mも照らしていない状態で走行するのはかなり危険ですよね?
今回は、車高を下げて狂ってしまった光軸をどうすれば良いのか?について書いていこうと思います(^^)
僕もムーブの車高を下げた時に、信じられないくらい真下を照らしたので、焦りましたよ。笑
しかも、しばらくはフォグランプ頼りで運転してましたから。
今後ローダウンをする予定があるなら、今回の記事を参考にしてみて下さい。
オートレベリング機能とは?
まずオートレベリングについてサクッと説明しますね。
冒頭でも書いたように簡単に言うと、『車高を検知してロービームの高さを微調整する』機能です。
上の写真はムーブの足回りの写真で、リア側ですね。
軽自動車の場合、車を後ろから覗き込むと、こんな感じになってるはずです。
この『ハイトセンサー』というもので、車の車高を検知します。
「車の後ろ側が上がったから、光軸を上向きにしろ〜」
「後ろが下がった!対向車に迷惑にならない様に光軸を下げろ〜」
みたいな感じでしょうか。笑
急な下り坂なら、車も前に重心がかかります。
一方、上り坂なら車体の後ろが沈み込み、ライトが若干上向きになってしまいますよね?
走行中に、この微妙な光軸の調整をやってくれるのが、オートレベリング機能というわけです(^^)
車高を下げる側からしては、必要ない機能のような気がしますが、これも義務!
HIDやLEDが採用されてる車には、オートレベリング機能が無いといけない決まりがあるらしく、ほとんどの車についてるはずですよ〜。
「じゃハロゲン球の車はどうなの?」
純正でハロゲン車には、「手動レベリング」ができる様になっています。
運転席の右側くらいに、ライトのマークと『0〜4』くらいの数字が入ったダイヤルがあります。
このダイヤルを調整することで、ライトの大まかな光軸を自分で調整できるんですよ!
なぜ、オートと手動で分けたのか理由はわかりませんが、そんな感じです(*´ω`*)
ローダウンで下がった光軸を戻すには?
オートレベリング機能からわかるように、車高を下げたら、必ず光軸も狂います。
走行可能なレベルかもしれませんが、確実に狂うでしょう!
また、光軸の狂い方はダウン量に比例します。
ダウンサスのような2〜3cm下がるくらいなら、何もしなくても大丈夫かも?しれません。
ですが、5cm以上の下げ幅となれば、かなり光軸も狂います。
僕のムーブもガッツリ狂いました。
ライトの光軸が狂ってしまった時の対処法としては、主に3つあります。
- オートレベリングの初期化
- ハイトセンサーのロッドを調整式へ交換
- ライト本体の光軸を調整する
こんな感じの順番で対策をした方が良いでしょう。
間違っても、最初っからライトの光軸に走らないで下さいね!
ライト本体をイジって出来る光軸調整の範囲は狭いです。
まずは1のオートレベリングの初期化からやる事をおすすめします。
オートレベリングの初期化
この機能は文字通り、システムの初期化です。
まっさらの状態で、あたかもローダウンした状態が正常なように思い込ませる方法ですね〜。
ちなみにこの初期化で光軸が戻ればラッキーです(^^)
費用もほとんどかかりませんし、少しのローダウンならば、この方法でいけるはずですよ!
ですが、車の機能の初期化をするわけですから、そんな簡単に出来るもんじゃありません・・・
車を購入したディーラーとかに問い合わせれば、方法などを教えてくれるかもしれませんが、自己責任での作業になります。
僕は自力で調べて、オートレベリングの初期化をやってみました。(光軸は戻りませんでしたが。笑)
カスタムカーはディーラーから嫌われる風習がありますが、もし入庫が許可されるなら、ディーラーに行くのが早いですね〜。
「ヘッドライトのオートレベリング機能の初期化をしてもらいたいんですが・・」
とお願いすると良いと思います。
やってもらった事はないので詳細は不明ですが、数百円でやってもらえるはずですよ!
ムーブ(L175)の初期化方法
ちょっとした参考までに、ムーブのレベリング初期化方法を簡単に書いておきます。
- 給油ランプが点くレベルまでガソリンを消費する
- できるだけ水平な場所へ停車させる
- 車内の人や荷物を全て出す(スペアタイヤ等はそのまま)
- インパネ下にあるDLC端子の『9(PRST)と13(E)を短絡させる』
- キーを『イグニッション』まで回す
- 20秒以内に3回パッシングする(だいたい1秒間隔で)
- メーターでレベリングのランプが3回点滅→消灯したら完了!
ハンドルの下くらいを覗き込むと、白っぽいコネクターが見えます。
16本くらいあるコネクタ部分を、短絡(導通させる)させなければなりません!
この時ディーラーなら専用のものを使うようですが、そんなもの無かったので、僕は普通の電線を捻って差込みました。笑
また、間違った位置を短絡させると、故障の原因にもなるかもしれないので、十分注意してやりましたね〜(*´ω`*)
とまぁ、ムーブのオートレベリング初期化はこんな感じでした。
ハイトセンサーのロッドを調整式へ交換
「オートレベリングを初期化しても光軸に変化無し!」
これはもうシステム上ではどうしようも無い状態です。笑
ですが、ハイトセンサーのロッド部分を調整式に交換する事でほぼ確実に解消します!
『アジャストロッド』とか言ったりしますが、とりあえずハイトセンサーのロッド長を変えて、物理的に光軸を出させる作戦ですね〜(^^)
これが僕がムーブに使ってたアジャストロッドです!
VISIONテクニカスポーツさんの『オートレベリングシステム アジャストロッド/Mサイズ』を
分割式で、中央のナット部分を回すことで両側が均等に伸び縮みする構造ですね〜。
ハイトセンサーのロッド長さを短くすることで、車高は下がってるけども、センサー部分では純正の車高と同じ様に検知してくれます。
逆にこのアジャストロッドであれば、車高を上げた場合(リフトアップ等)も対応できそうですね。笑
ムーブのような車だと、ジャッキアップも必要ないので、そのまま潜り込めば交換が可能です!
ナット2箇所を外せば、ポン変えできます。
調整具合に関しては、やってみないとわからない部分があるので、説明書にそって取り付けて、オートレベリングの初期化。
それで光軸が戻らないなら、再度ロッドを短く調整する必要があります。
ちなみに僕はこのアジャストロッドに交換して、一発で良い感じになったので、初期化もやってませんでした。笑
本来はオートレベリングの初期化もやった方が良いと思います!
このアジャストロッドに関して、サイズはMサイズです。
サイズは車種によって異なるので、要確認ですね〜。
車格が大きいからと言って、大きいサイズというわけではないみたいですよ!
インプレッサがSSサイズだったり、N-BOXがLLサイズだったりするわけですから。笑
ライト本体の光軸を調整する
よっぽどアジャストロッドの交換で光軸は改善するはずです!
でも、それでもダメなら、ライト本体の調整機能を使ってやるしかありませんね。
ロングサイズの+ドライバーがあれば、エンジンルームから調整が可能なはずです。
ですが、これをやってしまうと、横方向の光軸も変わってしまうので、車検は通らなくなる可能性が高いです!
とりあえずの目的で自分で調整するのは良いですが、しっかりとお店で再調整してもらった方が確実ですよ(^^)
僕は何回も壁に向かって、光軸調整と試走を繰り返して、良い感じにしました。
でも結局、次の車検で光軸が触られてたんですよね〜。
素人が調整して、しっかり光軸だすのは難しいって事です!笑
最後に
ローダウンによる光軸狂いについて書いてきました。
せっかく車高を下げたのに、ライトの照射位置が悪いとみっともないし、なにより危険ですよね?
もし、あなたも光軸で悩んでたり、車高を下げる予定であるならば、参考にしてみて下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^^)
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