車をローダウンして好みの車高に調整するには、純正のままではできません!
社外品の車高調を購入、交換してやっとローフォルムを手に入れることができます。
車高調のメリットはたくさんあるので、ワクワクしますよね?
しかし、車高調の交換は知識やそれなりの工具類も必要で素人だと厳しく、しかも足回りという事で走行中のリスクも伴います。
なので専門業者に依頼して交換してもらった方が安心ですが、そこで必要になってくるのが工賃です!
僕は20歳くらいの時に自己流で交換してましたが今思えば危ないことをしてたなと感じます・・・
(今はちゃんと取り付けの知識もあるので大丈夫ですよ!笑)
「車高調の交換って大変そうだけど工賃はどのくらいかかるの?」
お店によって工賃は違いますが、平均すると約20000円〜30000円くらいですね。
軽自動車の場合は構造も簡単でバラしやすいので工賃は安め。
大きめのミニバンなどはシートを外したり、色々複雑なので工賃が高くなるイメージです。
僕も車高調の交換は今では2時間あればできますが、初挑戦した時は一日作業してましたよ。笑
そのくらい大変な車高調交換なので、工賃もそれなりにかかるって事ですね〜。
しかし、車高調本体も安い買い物ではありません!
車種にもよりますが、10〜20万円くらいするのが普通ではないでしょうか。
工賃は少しでも安く抑えたい!というのが本音のはずです。
そこで今回は、車高調の交換工賃についてや持ち込みでの工賃はどうなのか?について書いていきたいと思います!
車高調の交換工賃
工賃について冒頭でざっくりとお話ししましたが、もう少し詳しく見てみると以下のような感じになります
- 軽自動車:20000円
- コンパクト:20000円
- セダン:25000円
- スポーツ:25000円
- ミニバン:30000円
これを見る感じだと車のサイズが大きくなるほど工賃も上がってますね。
車高調はフロント2箇所、リア2箇所の計4箇所交換するわけですが、実はフロント側の交換作業はどんな車でも大差無いんですよ!
作業時間は大体2〜3時間が一般的です。
1人でやればもう少しかかるかもだし、3人くらいで一気にかかればもっと早く終わる場合もあります。
これはお店で異なると思うので、あくまで目安と思っておいて下さい。
フロントの交換方法はほぼ同じ
車高調のイメージとしては画像のようなものを想像するのではないでしょうか?
ちなみにこれは冬シーズン前に外した、ムーブカスタム用のフロント車高調です。
どんな車種でもフロントはこのような構造になっています。
足回りを固定してるボルトを2〜3本外し、さらにエンジンルームから3個のナットを外せば簡単に取り外せます。
どうですか?そう聞いたら自分でも出来そうに感じません?
フロントタイヤとボンネットを開けば、あとは固定を外すだけですからね〜。
おそらくトルクレンチやジャッキが普通に使えるレベルであれば簡単に交換できると思います。笑
なのでお店でもフロント側はサクッと交換してると思うんですよ。
しかし、問題はリア側の車高調です。
工賃の差はリア車高調で出る!
リア側は車種によって構造も違うし、固定ボルト部にたどり着くまでに面倒だったりするんです。
ここの違いで工賃の違いが出てきます。
軽自動車のリアサスペンションの固定ボルトは、トランクを開けると、両サイドにプラスチックに切れ目が入ってます。
明らかに何かあるな?・・って感じでわかりやすいです。
それを内張はがしなどを使って外せば、すぐにアクセスできるという訳です。
一方セダンなどの場合、トランクルームか後部座席からアクセスすることになります。
トランクの場合、内張を全て剥がさないといけない場合もありますね〜。
後部座席だと、リアシートの背もたれを外すと固定部分が見える感じですね。
以前乗ってたセダンの車高調を変えるときは、先輩のセダンがトランクルームにサス固定があったので、僕も同じように内張をはがしていきました。
「あれ?何もないじゃん!」
実は後部座席のシート裏にある車種だったんですね〜笑
そこから内張戻してーの、リアシート外しーの、背もたれ外してようやくたどり着きました。
僕が車高調交換に1日費やしたのもこれが原因な部分もあります・・・
わざわざリアシートまで外さないといけないなんて面倒ですよね?
これが工賃の差が発生する理由の一つなんです!
さらに工賃の高いミニバンはどうかというと、もっと大変だからです。笑
セダンだとシートは基本別体式なので、比較的簡単に外して車の外に出すことができます。
ミニバンの場合だと、シート丸ごと脱着が必要になってくるんですね〜。
シートも大きく重いので、まず一人でやるのはしんどいでしょう!
車高調の固定ボルトへのアクセスの違いだけ見ても、作業の大変さが違うのがわかったと思います。
お店の作業者もそれに見合った工賃を取らないと仕事にならないので、この差はどうしようもないでしょうね。
足回り構造での違い
あと、リアの足回りの構造においても違いがあります。
構造の違いによって、フロント車高調同様にバネとケースが一体式かバネと別体式になってるものがあるんですよ!
セダンやスポーツの場合、ダブルウィッシュボーンやマルチリンクと言った構造で、車高調は一体式なので比較的交換しやすいですね〜。
ただ、たくさんのアームに囲まれているので、知恵の輪状態になったりするのが面倒です。
僕も以前知恵の輪地獄にハマり、ガンガンぶつけ新品の車高調を傷だらけにしながら取り付けた経験があるので・・
一方、ミニバンや軽自動車の場合バネが別体式になってるので、知恵の輪にならない反面、手間がかかります。
その分で工賃も高めに設定されてるのかもしれませんね〜。
車高の調整は別料金?
車高調交換の工賃はご理解いただけましたか?
それなりに大変な作業ですので、費用も高くなります。
あと、忘れてはいけないのが、車高調を取り付けた後のことです!
車高調に交換する時に、お店の人からどのくらいローダウンしたいか聞かれると思います。
しかし、一発でバッチリ車高を決めるのはほぼ不可能です。笑
そこで必要になってくるのが、車高調整費用です。
基本的に車高調を交換してもらってからの、車高調整やアライメント調整は別料金になるんですよね〜。
お店でやってもらうと、1箇所あたり2000円が平均です。
4輪全て調整しなおすと、8000円もかかってしまうんですよ。
車高調での高さ調整はジャッキアップしてタイヤを外せば、付属する専用レンチで簡単にできます。
自分で調整できれば問題はないですが、全てお店にお願いすると、とんでもないことになるので予め調整の保証などについて聞いてた方が良いですね!
本当に取り付け時のみ調整して、あとは別料金です。ってところもあれば
1週間以内なら無料で調整しますよ〜!という良心的なお店もあるので!
アライメント調整も忘れずに!
車高を下げると必ずアライメントも狂います。
タイヤが内股やがに股になるやつですね。
そうなると、直進安定性が悪くなったり、タイヤの磨耗が早くなります。
アライメントの調整費用は4輪で約20000円とバカになりません!
測定にも専用の機械を使うし、技術も必要なので仕方ない部分はありますが、なんせ高い!
でも「そんなお金ないよ〜」と調整しないまま乗ると、僕みたいに1ヶ月でタイヤ溝がなくなるかもしれません・・・
特に車種がセダンやスポーツカーであれば、全輪アライメント調整は必須と言えます。
車高を下げればキャンバー角がつき、タイヤがハの字になります。
タイヤの内側に負荷がかかった状態に加え、アライメントも狂ってると、タイヤの磨耗もすごく早いんです!
タイヤが内減りのツルツルになります。笑
「数ヶ月経ってから点検してタイヤが減ってたら調整してもらお〜」
では遅いんですよね〜。(自分の経験談・・笑)
タイヤの外側の溝はあまり減らなくなるので、ぱっと見では良さそうに見えるのも落とし穴です。
車高調交換とセットでアライメントも調整すれば、多少安くしてもらえると思うので、お店と相談すると良いですよ!
ミニバンや軽自動車などの足回り構造では、リア側はトーションビーム式と言って調整できないのも少なくありません。
なのでフロント側2輪だけアライメント調整しておけば良いですね!
最後に
車高調の取付工賃うんぬんについて書いてきました。
簡単な作業ではないだけに工賃もしっかりかかってきます。
予算として『車高調+取付工賃』で考えるのではなく、車高調整やアライメントなども視野に入れて考えなくてはいけませんね!
どうしても予算内に入らない場合は、貯金してたまるのを待つしかありません・・・
「とにかく車高を下げたいんだぁ!」
という場合はダウンサスを選ぶのも一つの手です。
車高を下げる方法はいくつかありますので、自分の好みと予算で考えるべきですね。
でも、個人的に頑張って車高調を取り付ける方を応援したいです!
ちなみに僕はダウンサスを取り付けて後悔した経験があります。
ダウンサスでの失敗談を参考にしてみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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