「ハロゲンからLEDヘッドライトに交換できるの?」
「安価品のLEDを取り付けると暗い?」
「ハロゲン球からLEDに交換したいけど、車検とか心配・・・」
このような不安や疑問を抱いてる方は多いと思います。
今回は、スズキのパレットに5980円で購入した『LIMEY LEDヘッドライトバルブ』を取り付けて行きたいと思います!
このパレットは純正でハロゲン車なんですが、思い切ってLEDヘッドライトに交換しようと思い立った感じですね。
HIDからLEDへ交換すると暗くなる心配がありますが、ハロゲン球から交換した場合、LEDのほうが圧倒的に明るくなりますので(^^)
実際に取り付けた感想を先に言っておくと
- 値段の割には高品質で明るい
- ファンの音も静か
- カットラインは問題なし
- 配光に少しムラがあった
- エントリーモデルにおすすめ
みたいな感じでしょうか。
まとめると、満足いく買い物だったけど、高級品に比べると前方を照らす光(配光)に少しムラがあった件が気になる感じです。
なので、「このバルブに交換すれば間違いないよ!!」とは言い切れません。笑
しかし、値段が5980円と安価な割にはしっかりとした作りなので、2〜3万円もするような高級LEDを取り付けるか迷ってる人のエントリーモデルとしてはおすすめできる商品でしたね〜
今回はLIMEYのLEDヘッドライトの外観チェックから、実際の交換方法を解説していきたいと思います。
ハロゲンからLEDヘッドライトに交換しよう!と考えてる方の参考になればと思うので、ぜひ最後までご覧下さい(^^)
LIMEY H4LEDヘッドライト開封
早速ですが、LIMEYのLEDヘッドライトを開封していきます!!
化粧箱は固い材質で高級感があります。
海外製に多いですが、外の箱はスレ傷だらけなんですよね〜。
このLIMEYのバルブも少なからずスレ傷があったり、角がちょっと凹んだりはしてました・・
側面には、「このバルブをつけたら、こんなに明るくなるよ」
というビフォーアフターの写真があります。
確かにハロゲン球からLEDのに交換して、明るくはなりました。
しかし、この写真のような明るさはありませんでしたね〜。
むしろ、右のライトはハイビームじゃないのかな?笑
箱オープン!!内容物としては
- LEDヘッドライト本体 2個
- インバーター 2個
- スペア用パッキン 4個
- 結束バンド 2本
- 説明書、保証書
バルブパッキンは、LEDを差し込んだ跡に緩くてバルブが動いてしまう場合に使用するものです。
回り防止用パッキンですかね!
はじめから付いているパッキンより硬質のパッキンが付いていました。片側2個付いてるので合計4個ですね。
アルミ製のボディで高級感・熱対策良し
LEDバルブ本体は、全身アルミ製で高級感がありました。
濃いブロンズ色をしていて、なんだか大人な感じのバルブですね(^^)
バルブの台座は引っこ抜くだけで抜けるようになっています。
この赤いパッキンが、先程言った回り防止用のものになります。
背面には冷却ファンがある
LEDバルブの裏側には、冷却用のファンがあります。
材質はプラスチック製ですかね。
LEDは点灯しているとかなり発熱してしまいます。
高温の状態が続くと、LEDの寿命が縮んだり、さらにはLEDの明るさも低下してしまうので、冷却ファンは必須ですね!!
小型のLEDコントローラー(インバーター)で取廻しがラク
これがLEDをコントロールするためのインバーターになります。
「バルブ交換のみが良い!」と思うかもしれませんが、ヘッドライトに使うようなLEDはコントローラーが必要になるのでしょうがないんです・・・
しかし、バルブよりも小さいので、ケーブルの取廻しも苦労することはないと思いますよ(^^)
LEDバルブとコントローラーは4ピンのコネクタになっていて、差し込んで回すと固定されます。
防水仕様なので、エンジンルーム内でも大丈夫です。
ハロゲンからLEDヘッドライトへの交換方法
それでは、LEDヘッドライトの交換をしていきたいと思います。
と、その前に交換前の写真をどうぞ。笑
最近購入した、スズキのパレットです。
ハロゲンランプで黄色く光ってますね〜。
純正でハロゲン仕様に乗るのは、80スープラ以来10年ぶりになります。
まぁ、夜は走行する時くらいですよね。
今回でヘッドライトが明るくなるのを期待してます。
余談ですが、これまで6年乗ってきたタントカスタムは、110万円で売却してやりました。
状態もよく、高く売れる時に売っておこう精神ですね!
レベライザーは『レベル0』にしておく
LEDバルブの交換に入る前に、手動レベライザーのレベルを「0」にしておいて下さい。
レベル0というのは、光軸を一番高い状態にしておくことです。
ちなみにHIDの車の場合、オートレベライザーだと思うので、ハロゲン車にしかこのダイヤルはついてないと思います。
あと、できれば壁やブロック塀に向かってライトを点灯させて、その時のカットラインにテープを貼っておけば完璧です!
交換後に光軸がズレた際、大まかに調整することができますので〜。
ライト裏のコネクタを抜く
それでは、LEDヘッドライトの交換に入ります。
ボンネットを開いて、ライトの裏側を覗き込みます。
このように黒いH4のコネクタが挿さっているのが、ロービームになります。
固定のロックとかはないので、そのまま引っ張れば抜けます。
車によっては、かなり固い場合がありますが、これは抜くしかありません。笑
軽く揺さぶりながら抜くと、外しやすいですよ(^^)
勢い余って、コネクタが抜けた時に手をぶつけないように注意して下さい。
H4のコネクタを外した状態がこんな感じです。
昔から思うのですが、このピンむき出し状態で防水性とか大丈夫なのかな??(*´∀`*)
防水ゴムカバーを外す
続きまして〜、防水のゴムカバーを外します。
これも写真のように、引っこ抜けば簡単に抜けます。
あまりに簡単に抜けるようなら、防水性に難ありかもしれません!
防水カバーが外れました。
こんな感じになっています。
カバーの裏側です。
この内側にホコリやゴミが付着してると、防水性が悪くなるので、ついでに軽く掃除しておくのも良いと思いますよ。
バルブの留め具を外し、バルブを抜き取る
純正のバルブが外れるまでもう少しです。
H4のバルブは写真のような金属製の留め具で固定されています。
片側のみ引っ掛けてあるだけなので、ロックを外します。
引っ掛けてある部分を奥(車両前方)に押してから、上にズラすだけで簡単に外れます。
これがロックが外れた状態ですね。
あとは留め具を手前に引っ張るとバルブが外せるようになります。
この時、バルブが落下する事は無いと思いますが、固定するものがなくなるので、注意しといて下さいね。
留め具をカパッと開いたら、バルブを真っ直ぐ引き抜きます。
交換直前までライトを点灯させていた場合、かなり熱くなってるので、素手では触らず手袋などの着用をおすすめします。
特に電球部分を持つと、本当にやけどしますからね・・・
ライト内にゴミや虫が入らないよう注意!
あと、バルブを外したらゴミなどが入らないように注意して下さい。
万が一虫などが入り込むと、もう助けることができなくなりますので(T_T)笑
ではなく、最悪ヘッドライトのレンズ部分にゴミや虫の死骸がつく場合があるので、要注意ってことです!
僕も一回だけ虫が入り込んでしまった事があるので〜。
誰も気づかないとは思いますが、自分が見ればひと目でわかって気になるので、モヤモヤしますよ。
純正バルブとLIMEYのLEDバルブ比較
純正バルブを外したので、交換するLIMEYのLEDと比較します。
左がハロゲンバルブ、右がLIMEYのLEDのですね。
横から見てもほぼサイズは同じでした。
LEDバルブは冷却ファンがあるので、全長は長くなると思ってましたが、H4コネクタの分を合わせると、むしろ短くなってると思います。
全長が純正より短くなるのは取廻しの面でもかなり良いですね! 車によっては、バルブの後ろに部品や鉄板があって取り付けられない場合がありますので・・・
LIMEYのLEDヘッドライトは、スペースの問題で取り付け不可というのはなさそうです。
開封でも説明しましたが、LED本体と台座は簡単に外せます。
先にこのバルブの台座を取り付ける必要があるので、外しておきましょう!
先にバルブ台座だけを固定する
このようにバルブ台座を取り付けます。
純正と同じ位置に突起部があるので、溝にハマるようにして固定して下さい。
台座をセットして、グラつきがないことを確認したら、留め具をロックします。
外した時の逆の手順でロックするので難しいことはありません。
コツと言えば、少し上に持ち上げながら留め具を締めていくと、カチャンと自然とロックされますよ(^^)
防水カバーをしっかりとはめ、LEDバルブを挿し込む
次に防水カバーを取り付けて下さい。
この時、しっかりと奥まで入れるようにします。中途半端だと水が侵入したり、LEDバルブが奥まで入らない・・・
という事態になりますので。
やりづらいと思いますが、バルブの台座部分も防水カバーをしっかりと差し込んで下さい!
僕が思うに、この防水カバーの取り付けが最も重要な工程じゃないかと思っています。
ヘッドライト内に水が入ると、除去が大変だし、レンズ曇りや結露の原因になりますからね〜(T_T)
防水カバーを付けたら、LEDバルブを差し込んでいきます。
バルブは奥まで挿し込むだけです!
「えっ?LEDバルブの固定は?」
ないんですよ・・・。パッキンが2つ付いており、その力だけで動かないようにしてるだけです。笑
そんな時のスペアパッキンですね。固定が弱い時に付け替えて下さいって書いてあったのですが、僕は心配性なのでより固いパッキンに交換しました。
でも、はじめからついてたパッキンでも、抜けてくるとか軽く回ってしまうって事はありませんでしたね。
しっかりとしたバルブの固定がないので、向きは360度自由に回ります・・・
正しいバルブの位置は、写真のようにシェード(LED光の遮光板)が下になるように挿し込む事!!
実際に点灯チェックしてから、カットラインの微調整が必要なので、今はシェードが下になるように差し込んでいきます。
そして、インバーターのコネクタも差し込んで、ケーブルをまとめておきます。
このように、適当にまとめて結束バンドで固定しましたが、グラつきとかはないので、そこまで神経質にならなくて大丈夫だと思います。
取廻しにこだわりがある方、究極の美を求める方はあとで修正して下さい(*´∀`*)
LEDバルブの取り付け角度は、少し左に傾ける
ちなみに、最終的なバルブの向きは写真のようになりました。
車を正面から見た時に、少し左方向に回すくらいでしょうか。
角度にすると10度無いくらいですね〜。参考までに。
ハロゲンとLEDの点灯比較
はい、以上で片側のLEDヘッドライト交換が完了しました!
どうですか?案外簡単に感じたと思います。
この調子で、反対側のバルブも交換すればOKですよ(^^)
今回は、まず右側のみ交換したので、点灯チェックとハロゲン球との比較をしたいと思います。
ロービームでの配光
ロービームでの発光状態です。
やっぱLED明るいな〜。良いな〜!
カットラインも結構キレイに出てますよね。
ハイビームでの配光
ハイビームでも明らかに、ハロゲンよりも明るくて、上方を照らしてるのがわかると思います。
ただ、少し光軸が上に上がってしまったので、必要に応じて光軸の調整が必要ですね。
ロービームの光軸を元から調整するには、ヘッドライト裏にある調整ネジを触ります。
上のネジが上下調整、下のネジが左右の光軸調整になってるので、プラスドライバーか8mmソケットで回して調整します。(今回は調整しませんが・・)
必要に応じてカットラインの調整
今回は、カットラインの調整のみ行いました。
日本車の場合は、カットラインを左上がりに調整する必要があります。(対向車が右を走ってくるので)
カットラインの調整方法は、LEDバルブを回すだけなので簡単です!
コツとしては、左上がりのカットラインを合わせようとするのではなく、右側を水平に調整すると自然と良い感じになりますよ〜(^^)
LEDバルブを左に回した時のカットライン
LEDバルブを左に回していくと、写真のように水平に近づいていきます。
LEDのバルブを右に回した時のカットライン
一方、右に回していくと、ハイビームのようにカットラインが上向きになっていきます。
実際に自分でバルブを回した時の変化を確認した方がわかりやすいので、やってみるのが早いと思います。笑
調整する際は、冷却ファンが回ってるので、指が当たらないように十分注意して下さい!!
僕も一瞬当たっちゃいましたがそれなりに痛いです。赤い液体は出ませんでしたが・・笑
LEDの光は真っ白で、ファンの音も静かでGood
交換後のLEDロービームです。
やっぱりLEDロービームは白くて良いですよね〜。
色の具合としては、青白さはありません。真っ白です。スタイリッシュになりました(^^)
夜間走行時のLEDは照射具合
夜間走行時の点灯画像ですが、わかりにくくて申し訳ない!!
使用しているアクションカメラ(オズモアクション)が夜動画に弱いのか、かなり暗く写っています。笑
実際には、ハロゲン・LEDともにもっと明るく照らしています。あくまで比較として御覧ください。
LEDヘッドライトの方が明らかに明るくなりましたよね?
しかし、画像下側によくわからない発光ムラ?みたいなのがあります。気にならない人は良いですが、実際見ると結構ムラがあります。
明るさは良い感じですが、こういった光の綺麗さにこだわる人にはおすすめできないかもしれませんね・・・
LIMEYのLEDはエントリーモデルにおすすめ!
いかがだったでしょうか?
LIMEYのLEDヘッドライトの取り付けレビューでした!
明るさ・品質・光軸は特に問題なく良い感じですが、光具合に少しムラがあったので、絶対おすすめとは言い切れません(T_T)
でも、5980円という安い値段でこれだけ明るく、カッコよくなれば、かなりコスパは良いのではないでしょうか!
「LEDヘッドライトにしたいけど、高級品には手が出ない」
そんな方に、ぜひ使ってもらいたいLEDバルブですね〜。
以上、少しでも参考になれば幸いです(^^)
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