車のライトが眩しいんだけど・・・
そんな風に感じたこと、まわりの人から聞いたことありませんか?
最近はヘッドライトにLEDが使われるようになってきて、さらに眩しいと感じている人も多いようですね。
- LEDが明るすぎる
- 光軸がズレている
- オートハイビームの切り替わり不良
などなど、様々な要因がありそうですが、今回はこれらのライトが眩しい原因について詳しく見ていきたいと思います。
また、対向車や後続車のライトが眩しいときの対策もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください(^^)
ライトが眩しい原因①:LEDヘッドライトが眩しい
冒頭でも述べたように、ライトが眩しいと感じる原因は主にLEDが明るい、光軸ズレ、オートハイビームなどの3つです。
これら眩しい原因の理由について解説していきます。
LEDヘッドライトは最近主流になってますよね。
純正でLEDの車種も増えてきていますし、社外品など後付けのLEDヘッドライトも本当に種類が多いです。
LEDは『消費電力が少なくて明るい』というメリットがありますが、ライトが眩しいと感じてしまっては、運転も危なくなりますよね?
しかし、ライトが眩しいと感じる理由は、後者の後付けされたLEDヘッドライトの場合が大半を占めるんです。
LEDは光の広がり(指向性)が広範囲
LEDは純正のハロゲン球と比べても、光の広がりがかなり広いです。
市販品のLEDヘッドライトは、とにかく明るさだけを売りにしている商品が多すぎます!
そのため、ヘッドライトをLED化した時に、配光(カットライン)が崩れてしまい、照らさなくていい部分まで光が広がり過ぎてしまうんですねー。
明るさだけを求めてLEDを製造している商品は、このようにヘッドライトの反射板(リフレクター)で光を制御しきれずに上向きに光が漏れてしまいます。
結果、ライトが眩しいと感じてしまいます。
運転している方は、「明るくて見やすいぜー」と思うかもしれませんが、対向車からすれば、眩しすぎて視界が悪くなってしまうので危険ですよね・・
LEDは光の配光が超シビア
先程は光の広がりの話をしましたが、次は配光についてです。
一般的にライトの配光はヘッドライトの反射板で制御されてると思われがちですが、違います。
実は、LEDから発する光の発光点が最重要だったりします。
純正のハロゲン球でも、光の発光点が存在します。
ハロゲンバルブはどれも同じバルブなので、発光点は変わりません。
しかし、LEDバルブは作るメーカーによってバラバラです。
純正メーカーや品質の高いメーカーは、このハロゲン球の発光点を寸分狂わさず設計し製造しているため、しっかり明るさも出した上で、眩しくないように配光ができるようになってるんですよ。
豆知識ですが、LEDの発光部は約1mmで、その発光部が0.1mmでもズレたら光のカットラインが崩れると言われています。
なので、設計段階で適当だったり、製造する工程が悪いと0.1mmなんてすぐズレますよね?
これが市販品のLEDヘッドライトが眩しいと言われる原因です。
ライトが眩しい原因③:ロービームの明るさ上限に決まりがない
さきほど解説したように、光の広がりや配光が崩れると、ライトを眩しいと感じてしまいます。
それに加えて、実はロービームの明るさ上限については車検で決められていないんです!!
なので、明るさだけを求めた商品は、光の広がりと配光が崩れた状態で、さらに明るいLEDを使うため、さらに眩しさを増す状態になってしまうんですね〜。
品質の良いLEDヘッドライトを買おうと思うと、2万円位はします。
一方で、安くて明るい(眩しいけど)LEDは5000円以下で買えたりします。
僕でもそうですが、安くて明るいものを選びたくなりません?
周りがそのような品質の良くないLEDを装着することによって、ライトが眩しいと感じる人が増えてるのも要因のひとつでしょうね。
ライトが眩しい原因②:ヘッドライトの光軸ズレ
「車検通ったから光軸はOKだろ!?」
そう思いましたか?
でも、実は車検を信用しちゃいけないんですよ・・・
車検ではライトの明るさと配光をチェックしていますが、結構基準が甘かったりします。
僕も車検に通して帰ってきた車を運転すると、
「妙に光軸が高い」とか
「左と右で高さが違う」・・・
みたいなことが多いです。
車検時に測定するテスターはせいぜい数メートル離れたとこから測ります。
しかし、実際に走行する時に路面を照らすのって、数十メートル先じゃないですか。
近距離では良くても、離れていくほど僅かな光軸のズレが大きくなってしまうのが、この原因です。
なので本当は光軸を調整したら、夜間走行して確認し、さらに微調整を加える。というのが完璧な方法だと思います。
そんな手間の事はできないので、光軸が狂った車が多くなってしまう場合もあるという事です。
ライトが眩しい原因③:オートハイビームの切り替わり不良
最近の車は自動でロービームとハイビームを切り替える『オートハイビーム』装着車が増えています。
知らない人も多いですが、夜間走行時はハイビームが基本なんです。
それを見越して、最近はオートハイビーム搭載車が増えてるんだと思います。
で、このオートハイビームは対向車がいた場合に、即座にロービームに切り替える機能なんですが、これもたまに反応しない時があります。
カーブを走行中に対向車が走ってきた場合も、少なからず対向車はハイビームの光が目に入るはずです。
曲がり角から出てきた車も同様ですよね。
最悪なのは、明らかに対向車が来ているのに、ハイビームのままになってしまう現象です。
僕も経験はあるんですが、今まで2、3回くらいありました。笑
自動運転もそうですが、車も完璧ではありません。
あまりに誤作動が多いような車は、オートハイビームをOFFにしておくのもありかと思いますね〜。
ライトが眩しい場合の対処法
ライトが眩しい原因について書いてきましたが、ここからはその対処法について解説します。
対向車と後続車どちらのライトが眩しいかで違いますので、参考にしてみて下さい。
僕の場合は、眩しくても割り切って運転していますが、眩しいまま運転すると危険ですし、目にも悪影響ですからね。
対向車のライトが眩しい時の対策
前から迫ってくる車のライトが眩しいと強烈ですよね?
そんな時に有効な対策をご紹介します。
透過サンバイザーを使う
通常のサンバイザーでは、完全に光を遮ってしまうのでNGです。
しかし、市販されているクリアタイプのサンバイザーは、サングラスのように光を抑えて前方が見えます。
取り付けも簡単で安いのでおすすめですが、常時使っていると、暗い道路を走行する時に危険というデメリットもありますね。
ナイトサングラスの活用
上記で説明した透過サンバイザーのサングラス版です。
「車に色々付属品を付けたくない!」
そんな方におすすめです。
また、ナイトサングラスの場合は、昼間の太陽光が眩しい時なんかでも活用できて、ファッション性もあるので良いです。
パッシングで優しくお知らせする
バイザーもないし、ナイトサングラスもない!
でも、どーしても眩しい!
そんな時は、優しくパッシングしてお知らせしてあげましょう。
もともと光軸が狂ってる車の場合は無意味ですが、意外とハイビームのまま走行してる人も多い。(僕も何回かやってます。笑)
ハイビームになってるのに気づいて、ロービームに戻してくれると思います。多分・・・
パッシングする時は威圧的にするのではなく、軽く2回位パッパッとするのが良いですね〜。
後続車のライトが眩しい時の対策
続いて、後続車のライトが眩しい時の対処法です。
対向車のライトが眩しい場合でも、上で説明したバイザーやサングラスは有効かと思われます(^^)
防眩ルームミラーを活用する
全部の車に装着されてるわけではありませんが、後続車からの光を軽減してくれる防眩ルームミラーがついてる場合は活用しましょう。
ルームミラーの下側に取手のようなのがついてる場合は、防眩ミラーとして使えます。
レバーを奥にすると通常のミラー、レバーを手前に引っ張ると防眩ミラーに切り替わり、スモークフィルムを貼ったような見え方になりますよ!
ちなみに自動で光を検知して切り替わる防眩ミラー搭載車もあります。
スモークフィルムを貼り付ける
防眩ミラーがない場合は、リヤガラスにスモークフィルム施工するのも有効な手段です。
僕はずっとスモークフィルムは欠かせないんですが、代車等でスモーク無しの車に乗る際は結構眩しいんですよね〜。
スモークフィルムの貼り付けはもったいない!そう感じる方は、貼り直し可能なフィルムも売ってあるので、それをリヤガラスに貼り付けるのが良いと思います。
最終手段は道をゆずる
長〜い1本道の道路で後ろの車のライトが眩しい場合、嫌になりますよね?
そんな時は、もう道を譲っちゃいましょう!
もしくはコンビニによってコーヒーを買うなり、トイレ休憩するのも良いでしょう。
運転中にずっと後ろからのライトが眩しいと不快ですからね。笑
最後に
車のライトが眩しい原因と、その対策について書いてきました。
周りを走ってる車をすぐに変える事はできないので、自分自らが何かしら対策することが有効です。
ぜひ参考になればと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました(^^)
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