「車のエアクリーナー交換って簡単で、初心者でも10分もあればできるよ!」
「ちなみに交換を依頼すると、交換工賃は500円くらい取られるって!!」
という情報を耳にして、「それなら自分でやってやろう!」と思いました。
それがきっかけで、自力でエアクリーナー(エアフィルター)を交換する事に!
先月の車検で、エアクリーナーの汚れの項目では良好でしたが、興味本位で「どんくらい汚れてるんだろう?」と気になったんですよね〜。
それに、エンジンにはキレイな空気を吸わせて、燃費とパワーを維持してもらいたいですから。
今回は、実際に僕がエアクリーナーを交換した時の方法や注意点などについて詳しく解説していきます!
特に工具も必要なく、手とやる気さえあれば、交換できます。
あと、新品のエアフィルターですね。笑
「どんな風なのか気になる。交換や点検を自分でしてみたい。」
そんなあなたの少しでも参考になればと思います。
ちなみに車は、平成20年式のムーブカスタムです。
ターボ車じゃなくNAです。笑
同じ車種でもターボ車とは少し違うかもしれません。
また、セダンやミニバンでもエアクリーナーボックスの形状が違うと思います。
でも、どんな車でも基本は同じですので、ムーブ乗りじゃねぇし!って方もぜひご覧になってみて下さいね!
エアクリーナーの場所
まずは、エアクリーナーのある場所を把握して下さい。
写真は、ムーブのボンネットを開けた状態です。
真ん中にエンジンがあり、赤枠で囲ってある部分がエアクリーナーボックスになります。
この中にフィルターが入ってるんですね。
その手前にあるのが、空気の導入ダクトで、効率よく、砂やホコリ、虫を吸ってしまわないように工夫してあります。
フィルターがむき出しだと、汚れるのも早くなってしまいますからねぇ・・
ちなみに、軽自動車ならこの配置である事がほとんどです。
セダンなどの乗用車では、エンジンの側面やヘッドライトのすぐ後ろくらいに四角いボックスである事が多いです。
ただ、エンジンに空気を送るための距離が伸びると、効率が悪くなってしまいます。
なので、エンジンの熱を極力拾わない程度の近い場所にエアクリーナーは配置されてるんですね。
【重要】交換時の注意点
エアフィルターは、エンジン内部に空気を送る際に異物をキャッチしてくれる最後の砦です!
そのフィルターを外すということは、交換時に発生した異物やゴミをエンジン内部まで混入させてしまう危険があります。
上の写真ではわかりづらいですが、フィルターボックスを外すと、外気導入とエンジンへ送る経路が同じ箇所にあります。
普段は、フィルターのパッキン(空気もれ防止のゴム)で遮られてるので、混在することはありません。
少しでも異物が入るとエンジンが壊れる!ってことはありませんが、それぐらいの気持ちで作業しましょう!ってことです。
フィルターボックスを開いてから、交換して完全に閉じるまでは、異物を混入させないよう意識して下さいね。
エアクリーナーボックスの固定具を外す
エアクリーナーボックスは、写真のような金具で固定されています。
ガッチガチにボルト締めされてるわけじゃなく、このような銀色のフックみたいなので引っ掛けてあるだけなんです。
正面からだと3つしか見えませんが、右奥の方にもう1つあり、合計4箇所で固定されています。
しっかり固定されてますが、外すのは素手で行います!
金具上部のクネッた箇所を、開くように斜め下へ力を入れると簡単に外れます。
年式の古い車や、何年もエアクリーナーを交換してない場合は金具が固くなってるかもしれません。
なので、外した勢いで他の機器に手をぶつけないよう注意して下さいね!
ボックスのカバーを外す
固定金具は全て外したら、エアクリーナーボックスのカバーが外せる状態になります。
普通にカバーを上に開くだけで良いのですが、パッキンに引っ付いて外しにくい場合があります。
そういう時は、少し揺らしながら取るか、手でコンコン叩いてみると外しやすくなりますよー。
カバーを開いたら、フィルターが姿を現します。
はじめにも話した通り、ここからはエンジンに直結する空気経路が無防備な状態です。
異物などを混入させないよう注意していきましょう!
カバーを開いたら手前に引っ張ると外れます。
外したカバーを適当な場所へ置いて〜
「おっ!ここなら良い置き場になるぞ。」とワイパーの上付近に置くのはダメですよ!笑
僕もつい置いてしまったんですが、カバーは軽いので、風で飛ばされる恐れもあります。
それがボディに当たり傷ついたりでもしたら嫌じゃないですか?
地面に置いとくのも間違って踏んだりするので、助手席の足元など車内に置いて下さい!
エアフィルターを外す
カバーを安全な場所に置いたら、いよいよエアフィルターを外していきます!
これもハマってるだけなので、工具は使わず手で上にあげて外しましょう。
写真では、すでに少し持ち上げてますが、この時点でフィルターが泥だらけに汚れてる場合もあるので注意して下さい。
エアフィルターを外した拍子にホコリや汚れが舞い上がったりする可能性もゼロではありません!
ゆっくりそろ〜っと、外して下さい。
こちらが外したエアフィルターです。
車検でも問題なくスルーしただけあってパッと見た感じとてもキレイでした。
「もうちょっとくらい汚れてるかな?」
と思ってたので、少し残念です・・笑
新品フィルターも買ったんで、交換はしますがね。
エアクリーナーボックス内を清掃する
フィルターを外したら、ボックス内には吸着しきれなかったホコリやゴミがあります。
可能な限りで構わないので、濡れたタオルなどでゆっくり拭き取りましょう。
ただ、正面から見て右半分はエンジン直結エリアなので、極力触らないようにして下さい!
フィルターでしっかり回収できていれば、こちら側には汚れは無いはずなので〜。
写真は、フィルターボックス内がわかりやすい画像を使ってますが、実際は奥の方にあり、中が確認しづらいです。
内部が見にくく、手探り状態での清掃になりそうであれば、やらないほうが無難です。
そういった作業は、プロにお任せしたほうが良いですね。
触らぬ神にたたりなし!ってやつですよ!笑
エアフィルターを取付ける
新品のエアフィルターを取り付けます。
今回僕が購入したのは、オートバックスに売ってあった純正交換タイプです。
値段は、1200円くらいで安かったですねー。
新旧の比較写真です。
これは、フィルター上部なので、2次側になりますね。
見た感じうっすらとグレーになってるだけで、まだ使えそうな感じでした。
こちらはフィルター下部で、実際に外気導入時に汚れをキャッチしてくれる面です。
上部より汚れており、黒ずんでるのがわかりますね。
このくらいの汚れだと、車検では全然OKレベルだそうです!
横から見てみると、汚れ具合がはっきりわかります。
古いフィルターを手でパンパン叩くと、ホコリが出てきたので、やはり微小のゴミもキャッチ出来てるって事でしょうかね。
フィルターの隙間を開いて見ると・・・
虫やら大きめの異物などなどが引っかかってました!
やはり3年も乗るとこのくらいは普通なのでしょうか?
他の人の汚れ具合が気になったきましたね。笑
さて、本題のフィルター交換に戻りましょうか。
エアフィルターにも向きがあり、正しく取り付けないと、隙間が出来てゴミなどを吸ってしまう恐れがあります。
今回の場合の正しい向きは上の写真の感じです。
基本的に、フィルターは正しい方向にしかセットできない形状になってるはずです。
でも無理やりつける人もいますから気をつけて下さいね。
ちなみに、エアフィルターのギザギザした部分が長く飛び出してるほうが下向きになります。
エアフィルターを通過する面積を広くするためですね。
形状がほぼ同じな場合は、これを参考に正しく取り付けて下さい!
フィルターを取り付けました!
パッキンも隙間ができないよう、全周しっかりとはめ込んで下さい。
上の写真のように、パッキンがしっかり入ってないと、そこから異物を吸い込んでエンジン内部に混入してしまいます!
全周パッキンを指で押さえつけて確認しましょう!
しっかりとパッキンをはめ込みました。
これで、安心してカバー取り付けに入れますね。
ボックスのカバーを取付ける
エアフィルターも交換して、パッキンの確認もOK!
そしたら、エアクリーナーボックスのカバーを取り付けます。
この時、カバー内部にホコリや汚れが付いてたら、軽く拭き取っておくと良いでしょう!
カバーの取り付けは、2箇所の爪部分を引っ掛ける形になるので、位置を合わせて取り付けて下さい。
カバーをつけたら、外周を確認します。
パッキンがはみ出ていないかの最終チェックです!
この時に、若干締まりが悪いのは、パッキンの弾力が効いてるからなので異常ではありませんよ!
逆に、ここでペッタンコになってる方が、パッキンが効かずにゴミを吸ってしまう可能性があります。
エアクリーナーボックスのカバーを固定する
カバーの固定金具を戻して固定します。
外す時と逆で、パチッと音がするまでしっかり押して下さい!
ここで固定がしっかりされてないと、走行中の振動で外れてしまう恐れがあります。
もし、そうなったら大惨事ですよね?僕は想像しただけで怖いです。笑
カバーをしただけで安心してしまいがちですが、この金具が4箇所しっかり固定されてるのを最終確認しましょう!
最後に
以上で、エアクリーナーの交換は終了になります!
車のエアクリーナーは運転する環境や、走行状態で大きく汚れ具合も変わってきます。
フィルターが詰まると燃費悪化やパワー不足にもなり良いことが1つもありませんよね?
フィルター自体も安いので定期的に交換・点検することで、車を良好な状態で維持できますよ!
今回は、写真を撮りながら、やったので10分くらいかかりましたが、普通にやれば3分くらいで終わる作業です。
交換作業はお店に頼むのが確実ですが、自分でも十分できるレベルです。
なので、今回の記事で解説した注意点を守れば大丈夫なので、余裕があればチャレンジしてみて下さいね!
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