窓ガラスが汚れたら、ハンドル左のレバーを手前に引いてウォッシャー液を出して綺麗にします。
普段あまりウォッシャー液を使ってない場合も、いざ使おうとレバー操作したところ
「あれっ?液が出てこない!」と慌ててしまった事はありませんか?
ウォッシャー液が正常に出ないと、ガラスが汚れた際に綺麗にすることができないので、とても危険です。
今回はウォッシャー液が出ない原因と対応について書いて行きます!
主な原因として以下の4つがあります。
- タンク内に液が入ってない
- ノズル先端の詰まり
- ホース、配管の破れや破損
- ウォッシャーポンプの故障、ヒューズ切れ
それぞれ見ていきましょう!
タンク内に液が入ってない
意外とあり得るのが、ウォッシャータンク自体に液が入ってないパターンです。
当然ですが、ウォッシャーを引っ張ってくる大元に液が無いと、ノズルから出てきませんよね?
まずは、タンク内にウォッシャー液が入ってるか確認してみましょう!
フロント、リヤ両方とも出なければ、タンク内が空っぽの可能性が高いです。
リヤのウォッシャー液は、出す機会が少ないと思いますが、判断するために出してみると良いですよ。
ちなみに左側のレバーを手前にひねると「液のみ噴射」、奥にひねれば「液+ワイパー動作」です。
ウォッシャータンクは大体エンジンルームの左側にある場合が多いです。
キャップを開いて、液を入れてあげて下さい。
タンクの残量は、満タン付近なら横から見えますが、量が減っていると見えない場合が多いので入れてみるしかありません。
また、超長期間ウォッシャーを出していなかった場合、タンク〜ノズル間のホースが乾燥してる場合があります。
それだと、タンクからノズルまで到達するのに時間がかかるので、出ないと勘違いする事もあるかもです。
すぐにウォッシャーが出てこなくても、5秒間くらいはレバーを引きっ放しにしておくと、判別しやすいですよ!
→車のウォッシャー液の入れ方!希釈も家にあるものを使って補充してみよう
ノズル先端の詰まり
次に考えられるのが、ノズル先端の詰まりにより出ない事です。
ウォッシャーノズルはつまようじの先端くらい小さな穴しかありません。
少し粕が詰まるだけで全く出なくなることもあるんですよ。
大体、2つあるうちの片方の出具合が悪くなるパターンが多いですが、滅多にウォッシャーを使わない場合、全部詰まってることもあります。笑
ノズルの詰まりは、先端の細いものを挿して掃除してあげましょう!
使うものは安全ピンや裁縫ばりなんか良いですねー。
先端が尖ってるので、粕も取れやすいです。
つまようじなどの先端が折れるものは使わないで下さい!
ノズル内に折れた破片を取るのが一苦労なので・・・
ノズルに詰まるのは、ウォッシャー液が乾燥して詰まったり、ワックスの拭き取りの時に粕が入ってしまう場合があります。
これらは、小まめにウォッシャ液を出してやることで防ぐことができます!
冬場は凍結してる可能性もある
冬場は、ノズル部が凍ってしまって出ないこともあります。
ボンネット上にノズルがあれば、走ってるうちにエンジン熱で解けて使えるようになります。
しかし、フロントガラスのすぐ下カウル部分にノズルがある場合は、エンジン熱が伝わらないのでなかなか解けません。
僕は気温1℃とかの日に高速道路を走ってた際、同じく凍ってウォッシャーが出せなくなった経験があります。
以前乗ってたセダンなどは、ボンネット上にノズルがあったので良かったんですが、カウル部もノズルがある軽では全然解けてくれませんでした。
しかも、チェーン規制も出てるような日で、前の車が巻き上げた凍結防止剤混じりの水でフロントガラスが汚れて見にくい状態で運転してたんですよ。
水を出さずにワイパーが動いて、さらに見にくくなり「これは危ない!」と感じ、パーキングエリアで熱湯をブチまけて解かしました。笑
それまではウォッシャー液に水道水を使ってたんですが、きちんと凍らない市販のウォッシャー液を入れるようにしてます^ ^
→ウォッシャー液に水道水はNG!水を使うことでの2つの危険。その対策法は?
ウォッシャー液の噴射角度が悪い場合
ウォッシャーノズルは少し強めに触ると、すぐズレてしまいます。
その場合、ノズルの噴射角度を調整してあげましょう!
安全ピンなどを穴に挿した状態で、クネクネ動かすと調整出来ます。
ただ、ちょっと動かしただけでかなり変わるので数回に分けて、調整と確認を繰り返した方が良いですよ〜。
僕は昔、確認せず適当に調整したことがあります。
いざ、走行中にウォッシャーを出したら調整した方だけが、車のガラスも天井も通り越して恥ずかしい思いをしました。笑
「後ろの車にかかってないかな?」という申し訳ない気分で、バックミラーを見るとどうやら大丈夫な様子。
世の中には、ウォッシャー液をかけられたくらいで、車から降りて来て文句を言ってくる人がいるので気をつけましょうね!笑
ホース、配管の破れや破損
ウォッシャータンクからノズルまでの経路は、ゴムホースとそれを接続するプラスチック製の部品でつながっています。
このホースが破れたり、外れたりするとエンジンルーム内でウォッシャー液が漏れてノズルから噴射されなくなる場合があります。
特に古い車になればなるほど、ホースの劣化で破けやすかったりしますねー。
また、ホースの接続も部品に差し込んでるだけなので、手で引っ張ると抜けます!
ゴムホースが伸びてしまい、スポスポ抜ける状態になってるかもしれません。
ウォッシャー液を出して、ポンプの「ウィーン」とか音が聞こえて、ノズルも詰まってないなら、エンジンルーム内を確認して下さい。
水浸しになっていたら、ホースが抜けてるか破けてるかです。
エンジンルームでわからない場合、車の下を覗き込むと水がポタポタ落ちてるのが確認できるかもしれません。
作りは簡単なので、とりあえず応急処置でテープでも巻いておけば噴射するようになります。
お店で修理してもうとしても、部品も安いし、プロならチョチョイ!ってできるレベルなので工賃もさほど掛からないはずですよ!
ウォッシャーポンプの故障、ヒューズ切れ
レバー操作してウォッシャーを出してる時に「ウィーン」や「ビーーン」のような作動音が聞こえなければウォッシャーポンプの故障が怪しいです。
ウォッシャーポンプは、タンクからノズル先端まで液を送るもので、これが動かないと液は絶対に出ません!!
このポンプはフロント用とリヤ用に分かれています。
リヤワイパーがついてる車種の場合、動作を比べると動いてない場合の音の違いがわかるので試してみて下さい。
ウォッシャーポンプの故障では、電気的に壊れてたり、機械的に壊れてたり判断が難しいです。
まずは電気的故障を疑うなら、ヒューズを確認してみて下さい!
もしヒューズが切れてた場合は、電気が流れないので動きません。
→車のヒューズって何さ!確認と切れてしまった時の交換方法は?
あと、電気コネクタが抜けてるという場合もありますね。
これは、タンク付近についてる手のひらサイズのポンプを確認する必要があります。
車の下から覗けば見える場合もありますが・・・バンパーを取った方が確実ですね。笑
機械的な故障ではウォッシャーポンプを交換した方が早いでしょう!
ウォッシャータンクの横に並べてついてる場合がほとんどで、バンパーを外せば交換することができます。
よくわからない場合は難しいと思うので、お店やディーラーにお願いした方が良いかもしれませんね。
交換してもらったことはありませんが、部品代は5000円もあれば購入できますし、工賃合わせても10000円はしないと思いますよ!
最後に
ウォッシャー液が出ない時の原因と対応について書いてきましたがいかがだったでしょうか?
タンクへの補充やノズル詰まり除去、角度調整は自分ですぐに出来るので、試してみて下さい!
また、ウォッシャー液が出ない原因を突き詰めればもっと細かくあります。
しかし、大体タンクが空っぽかノズルの詰まりが7割以上をしめます。
これは、日頃からきちんとメンテナンスしておけば防止できることなんです。
- 市販のウォッシャー液を入れる
- 週に1回はウォッシャー液を噴射させる
- タンク残量を確認して補充する
不良の時も安心して運転することができますよ!
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