「ガラスコーティングしたけど、思ったより光沢がない・・」
「撥水性が悪いような気がする・・」
せっかくガラスコーティングをしたのに、このように感じたことはありませんか?
その原因はコーティング前の下地処理が不十分だった可能性が高いです。
僕も以前コーティングした際、下地処理の重要性は知りつつも、丁寧に洗車したくらいでそのまま施工してしまった事があります。
結果は想像通り、微妙〜な感じになりましたね。笑
車も新しいタントに変わったこともあり、とあるガラスコーティングをDIYで施工してみようと思います!!
今回はその下準備として、しっかりと下地処理をしていきます^^
下地処理としてやることは、主に以下の4つですかね〜。
●入念に洗車
●鉄粉除去
●ウロコ&水垢磨き
●小キズ消し
多少、自己流な部分もあるかもしれませんが、自分で下地処理〜コーティングまでやってみよう!という人の参考になれば幸いです。
ちなみに、家族の目を盗んでチマチマやったので、期間的に1ヶ月くらいかかりました。笑
下地処理前の車の状態・・
まずは下地処理に取り掛かる前に、現状の車を見てみましょう!
パッと見た感じはきれいに見えるかもしれませんね。
中古車納車するときも、お店で軽く磨いてもらいました。
後ろから見た感じも、きれいな方だとは思ってました。笑
しかし、細かく見ていくと・・・
まず、天井部分の水アカ?ウロコ?みたいなのがひどかったですね〜。
特にツートン車で、ボディ色は白なのに、天井が黒という仕様なので汚れやウロコが目立ちます!!
このミラー部分も黒なのですが、やはりウロコっぽいのがありますね。
ドア上の部分も同様で、黒い部分はほぼ全滅って感じでしょうか・・笑
しかし、実はいちばん驚いたのがホイールなんです。
見てわかりますでしょうか?一見泥汚れのように見えますが・・・
なんか膜が張ってるような感じで、指とかで擦っても全然取れません^^;
とりあえずシャンプーやホイール専用クリーナーで洗ってみますか!
下地処理に使用するケミカル類
今回使う道具・ケミカル類はこちらになります!
でも実際は多少入れ替わります。1日では終わらないですし・・・
- もう十年くらい使ってるバケツw
- ノーコンパウンドシャンプー
- 水アカ・鉄粉除去シャンプー
- ホイールクリーナー
- ボディー・ホイール用スポンジ&ブラシ
- マイクロファイバークロス
- ねんどクリーナー
- コンパウンド磨き剤(黒用と白用)
ざっとこんな感じになります!
コーティング前の下地処理
まぁ作戦としては、まずはホイール周りをクリーナーを使って洗います!
次にボディーを水アカ・鉄粉除去シャンプーで洗車しながら、ねんどクリーナーで鉄粉を除去。
きれいに水滴を拭き上げたら、磨き剤を使って落ちなかった汚れ(水アカ、ウロコ)を落としていきます。
やっかいそうなのがウロコなのですが、現段階では落ちなかった時は考えてないです。笑
また、このタントは黒色部分が特に目立つので、黒系のコンパウンドを多用する形になりそうですね〜。
それでは、まずはホイールを洗っていきたいと思います。
下地処理①【ホイール洗浄】
先程説明したとおり、ホイール表面に膜のような汚れがあり、指の腹で擦ったり、クロスで拭いたりしても写真のように汚れが固着したままになっています・・・
これがなにものなのか??
イメージ的にコーティング剤を塗布して放置したような感じにも見えますが、よくわかりません^^;
とりあえず洗ってみようってことで、鉄粉除去ホイールクリーナーを使います!!
まず、ホイールを水でまんべんなく濡らしてあげます。
次にホイールクリーナー容器をよく振ってから、直接スプレーします。
このとき、噴射角度が狭いので、普通にスプレーすると、全体に泡をかけるのにすごく時間と容量を使ってしまいますよね・・・
なので、スプレーを引くと同時に手も動かしながら効率よく噴射していきます!
イメージとしては、ホイールのスポーク形状にならうように手を動かすとやりやすいですね^^
ホイール1本まんべんなくスプレーしました!
これで数分放置してると、鉄粉と反応した泡が変色(紫色になる)してきます。
鉄粉のひどいホイール内側にはすでに反応が見られますね〜。
僕の場合は1分くらい放置したら、スポンジでこすり洗をして追い打ちをかけます!
ちなみに必ずホイール1本ずつ洗うことが大事です。
最初に全部のホイールにスプレーしてしまうと、液剤が乾いてシミになったりするので・・・。
特に炎天下の日などは厳禁ですよ!!
ひと通りホイールを洗ったら、水で洗い流していきます。
洗浄途中で液剤が乾きそうなら、その都度水をかけてあげましょう!
紫色に変色してるのがわかりますね〜。
ホイール汚れ落ちず・・・
鉄粉除去シャンプーで洗ったんですけど、被膜のような固着した汚れは落ちませんでした。
ちなみにねんどクリーナーを使ってもダメでした・・・
写真のように、爪でカリカリすると剥がれてきます。やはりコーティングの被膜なのか??
でも爪でやるとなると、膨大な時間と、ホイールが傷つくのでやめました。笑
とりあえず、ホイールは保留として次に行きますね。
下地処理②【ボディー全体の鉄粉除去】
はい、それでは気を取り直して、ボディーの方洗車と鉄粉除去やっていきたいと思います!!
シャンプーは希釈タイプではない、直接洗うタイプ?の鉄粉除去シャンプーにしました。(安かったので・・)
あと、ねんどクリーナーですね〜。
下地処理後施工する予定のガラスコーティング剤(ゼノスクリア)にもねんどは付属しますが、もともと持っていたものを使います。
もう3回くらい再利用してますが、きちんと洗って保管すれば長持ちしますよ^^
洗う前に素手で塗装面を確認・・・
うん、ザラザラしていますね。笑
鉄粉が乗ってる証拠です。本来素手で擦るのも良くないので、触って確認する際はやさしく最小限にしておいたほうが良さそう。
この鉄粉除去シャンプーは直接スポンジに付けて洗うタイプなので、容器を振った後スポンジに適量つけます!
この手の嫌なとこは、つい付け過ぎてしまうところでしょうか。笑
はじめは透明の液体ですが、スポンジを揉めば泡立ちます!!
液剤は少量でも泡立つので、控えめくらいでも大丈夫だと思いますよ^^
シャンプーと同時にねんどクリーナーで鉄粉除去!!
スポンジで泡立てたら、ボディー面を洗います。
この日は嬉しいことに気温も丁度良いくらいで、天気も曇りくらいだったのでめちゃ洗車日和でした^^
なので、シャンプー液もすぐには乾かないので、同時にねんどで鉄粉を除去していきます。
シャンプー泡の上からやさしくねんどクリーナーを滑らせます。
この時、力を入れるのは厳禁で、ねんどの重さだけで滑らせていきます。
また、通常水をかけながら行う!とあるのですが、僕の場合シャンプー液の上からやったほうが滑りも効率も良いかと思っています^^
写真では分かりづらいかもですが、鉄粉が付着して少し茶色になってますね〜。
この調子で、あとはひたすらシャンプー洗い→ねんどクリーナー→水で流すという工程を繰り返していきます!
ドア部分をシャンプーで洗って少し放置してみました。
鉄粉がシャンプーの効果で変色するかどうかテストです。
しばらく放置してると、写真のように鉄粉が反応して紫になってるのがわかります!
これからねんどクリーナーで追い打ちをかけていきますよ〜。
このような縦面にねんどを使う際は、どうしても地面に落としやすくなります・・・
もし、ねんどを落としてしまった場合、そのまま使わずに表面を水洗いします。
そして、ねんどを2回折り込んで、今見えてる面を中に押し込んでやると良いですよ(傷防止ですね)
時間にして1時間くらいやって、ボディー全面の鉄粉除去洗車が完了しました。
なんか、これだけでも車がすごくキレイになった気がしますね♪
これからコンパウンドで磨いていきたいと思います!
下地処理③【ウロコ・水アカ除去】
水滴を拭き上げる際に、クロスで表面を拭くと写真のようにウロコ状のものが浮かび上がります。
乾燥した状態で見るよりも、このように濡れたクロスで拭いてあげるとウロコの有無がわかりやすいですね。
というわけで、これら醜いウロコたちを磨いていきたいと思います!!
黒い部分をコンパウンドにて磨き
まずはウロコや水アカの固着が目立ち、なおかつ面積の少ない黒い部分の磨きからやっていきます!
今回使うのはシャアラスターのスピリットクリーナーです。
これが結構滑りも良くて効率よく水アカ等落とせるので、作業性が良いんですよね^^
結構愛用しています。
容器をよく振ってから付属のスポンジに適量つけて、小さい面積ごとに磨き→拭き上げを繰り返します。
スポンジもずっと使いまわしてるので、そろそろへたりが気になります・・。笑
ちなみに、スピリットクリーナーは液剤成分がすぐに分離するので、こまめにボトルを振るようにして下さい!!
都度キャップを締めるのが面倒な場合、指の腹で口部を押さえながら振ると良いですよ。
写真の手から右部分が磨き後、左が未施工状態です。
まぁ、言わなくてもわかると思いますが、キレイにウロコが除去出来ていますね♪
この爽快感がたまりませんよね〜。
やっぱ車がキレイになっていくと、時間を忘れて作業に没頭してしまいます。笑
天井部でもっともひどい汚れ固着部分です。
これもスピリットクリーナーで磨いていくと・・・
このようにキレイになります!!
本当にこのクリーナーは気に入っていて、何回も磨いてるわけでもなく、タテヨコ2往復くらい磨いて拭き上げてって感じに作業してるだけですよ^^
これからは部分的に、きれいになった写真やビフォーアフターの写真を載せておきますね!ぜひとも参考にしてください。そして、あなたもスピリットクリーナー信者になりましょう。笑
これはタントのリアウィング部分です。
さきほども見ましたが、角度を変えるとさらに美しい塗装面が復活してますね〜
ドア上の黒い部分です。施工前でこまかなウロコみたいなのが見えますね・・
磨いたあとはこんな感じでキレイに除去出来ています!
タントのフロントグリル部分になります。
水アカウロコがびっしりついてますが、形状がでこぼこでスポンジだと作業性が悪そうですね・・
そんな場合は、マイクロファイバークロスに直接つけて磨くと良いですよ^^
つい力が入ってしまいがちですが、そこはやさしく繰り返し磨いていきます!
はい、このようにキレイに除去できましたね〜。
あとは、このフォグランプ周りです。
ここも水アカがひどい・・・
磨き完了後は、つやつやのピカピカになっています♪
ナンバー横の部分もご覧の通り。
やっぱソリッド(メタリックなし)の黒がキレイになるとすごく美しいです!
作業に夢中になって、すごく時間をかけてしましました。笑
メッキ部分も磨ける!!
スピリットクリーナーはボディー面(黒系)を磨くためのものですが、試しにメッキパーツに使用しました。
するとどうでしょう。
メッキ部分もキレイに水アカやウロコが除去されて、本来の輝きを取り戻しました!!
落ちなければ専用のクリーナー買うかなと思ってましたが、その必要もなかったです。
ちなみにタントのメッキ部分は多いですが、全箇所磨いて特に不具合(傷つき)などはありませんでしたね。
本来は使用してはいけませんが、自己責任でやってみるのも有りかと思いますよ。
あくまで自己責任で・・^^;
白部分(ほぼ全体)をコンパウンドにて磨き
黒い塗装面を磨き終えて、早3週間が経過しました。笑
時間と天気の都合上、結構な時間が空いてしまいました・・・。
今回はタント全体(白い部分)を磨いていこうと思います!
もちろんシャンプー洗車→水滴拭き上げは完了しています。
冒頭で用意したって紹介したのは、写真右のコンパウンドになるのですが、スピリットクリーナーの作業性の良さを改めて実感したので、白系専用のスピリットクリーナーも購入しました^^
磨き方や、効果については上で書いているので、特に書きません。笑
また、白い塗装面には水アカやウロコ固着はほとんどなかったので、作業も手早くスピーディーに1時間くらいでやりました!!
はい、というわけでいきなり磨き完了後になります!
キレイになったか?と聞かれるとよくわからないっていうのが正直なところですが、ツヤは出たように感じますね〜。
どうでも良いですが、この角度で見ると、より一層車がキレイに見えます!
最後に
これで、ボディー面はすべて鉄粉除去と磨き作業が完了してコーティング前の下地処理が完了しました!!
時間にして、ざっくり5時間くらいやってたかもです。日をまたいでやったため、洗車工程が追加されたのもありますが・・・
しかし、これだけ時間をとっても妥協してはならないのが下地処理ですね〜。
ガラスコーティングの密着度を高めるためには、表面を整えて脱脂するのが鉄則となります。
後日、日本ライティングさんから出ている『ゼノスクリア』のガラスコーティングを施工予定なので、その際にはまた必要に応じて軽く磨いたりするかもです^^;
今回の下地処理の流れが少しでも参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m
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