うちの嫁の車、タントカスタムに『ギガクリスタル(MK-10H)』というコーティングを施工しました。
水溶性溶剤を使用したガラスコーティング剤で、施工性が格段にUPしたうえにガラス成分が多く含まれるので、ツヤも撥水効果も良いです!
すでにタントには、ギガクリスタル2回目の施工(重ね塗り)が完了しており、更にツヤが増したように感じます(^^)
「ギガクリスタルって何??」という方は、以下の記事をご覧ください↓
→ヌルテカをDIYで実現するガラスコーティング剤『ギガクリスタル MK-10H』
→初めてでも失敗しない硬化型ガラスコーティング剤『ギガクリスタル』レビュー!
今回はギガクリスタルを施工するに当たって、注意したいポイントや効果を引き出すためのコツ等を解説したいと思います。
やっぱり1回目施工の時に疑問に思った点や、苦労した点を2回目施工では活かしたかったので、販売元の会社『トータルネットぷらんにんぐ株式会社』さんに色々聞いてみました。
親切に教えて頂いたので、その点も共有できればと思います。
ギガクリスタルMK-10Hも約8000円しますので、失敗はしたくない!効果を最大限に引き出したい!と思うのが当然ですよね。
そんな方の役に立つ記事になればと思いますので、ぜひ最後までご覧ください(^^)
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コーティング前の下地処理は?
まず、コーティング前の下地処理についてです。
ギガクリスタルの販売ページでも書かれていますが、脱脂は最重要項目とされています。
また、基本的なコーティングの流れとして
- シャンプー洗車
- 鉄粉除去
- 小キズ消し、磨き
- 脱脂
- ギガクリスタル施工
上記のようになっています。
もちろん鉄粉除去や小キズ消しをして、塗装面を平滑に整えてからでないとコーティング効果は半減してしまいます。
しかし、コーティング剤塗り込み前の脱脂作業を適当にやってしまうと、そもそも被膜が定着しないという悲惨な状況になりますので、絶対に怠らないようにするべきです!
また、すでに硬化系コーティング施工をしてある場合も施工可能なようです。
これは嬉しいですよね〜。古いガラス被膜の上から施工できるので、さらに強靭な被膜で守られるような感じがします(^^)
僕もピカピカレインを施工済みだったのですが、そのままギガクリスタルを施工してみましたよ。
効果も満足するツヤが得られたので良かったと思います。
硬化型コーティング剤の上から施工する場合は、鉄粉除去や研磨作業は不要らしいですが、最低限でも塗装面を平滑に整える必要があります(僕はシャンプー洗車のみで施工しましたが・・・)
研磨剤入のキズ消し剤などを使うと、被膜まで落ちてしまいます。中途半端に被膜が落ちるのも気持ちが悪いので、コーティング施工車用の鉄粉クリーナーや水垢落としなどを使うと良いでしょう。
「いや、俺は完全に無垢なボディに施工したい!!」
そんな方は、もとのガラス被膜を完全除去する方法になりますね。まぁ実際はこのやり方の方が効果があると思いますので、時間とやる気があるならばボディをリセットしてからギガクリスタルを塗り込みたいですねー。
古いコーティングを除去するには、微粒子コンパウンドで磨いた後、さらに超微粒子コンパウンドで磨いて完全に除去する必要があります。
これは結構大変なので、下地処理とコーティングは別日にしたほうが良いと思います。
土日の両方を使って、1日目は下地処理、2日目はギガクリスタル施工という感じですね(^^)
脱脂剤はシリコンオフか〇〇
上記で説明した脱脂剤に関してですが、市販のシリコンオフで十分です!
ただし、これは匂いが強烈・・・。匂いが苦手な人は気をつけた方が良いかもです。
僕が思ったのは、ガソリンのような匂いですかね〜。むしろガソリンでした。笑
シリコンオフの使い方は簡単で、シリコンオフを吹き付けたクロスで拭き上げるだけ。
「でも匂いが強烈だから、なにか良いのないかなぁ」
そんな時トータルネットぷらんにんぐの担当者さんより、良い脱脂剤があると聞きました。
それは、エタノールと水を2:1で割った『エタノール水』がおすすめとの事でした。
エタノールは500mlで1000円以下で購入できますから、すごく経済的ですね!
ちなみに水道水で割ると、カルシウム分などで良からぬ不具合を招きかねないので、できれば純水を使いたいです。
純水も1Lあたり100円くらいで購入できるので、お安いものかと思いますよ(^^)
僕も次回からエタノール水を試してみたいと思ってます。
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施工する時に水が垂れてくる場合は?
「洗車したあと、水滴が次々垂れてくるんだけど〜」
こんな経験ないですか?よくありますよね?
そして、ガラスコーティング剤は水との接触を極端に嫌います!!
ギガクリスタルは水溶性の溶剤だから、水で濡れても平気ではないか。そう思ってる方もいると思いますが、基本的に水との接触はNGです!
なので、極論を申しますと水分を完全に拭き上げて下さい!となります。笑
でも、どんだけ拭いてもサイドミラーやドアノブ、パーツの継ぎ目などから水は垂れてきます。走行したらものすごい量垂れてきたりします。
僕もギガクリスタル施工中の水との接触が気になり、販売元へ確認したところ以下の回答がありました。
「ミラーなどのつなぎ目などから塗った後に水が垂れると、その部分が初期硬化するまえに余剰成分を含めて流れてしまいますので、可能なら水分は完全に拭きとられたほうが望ましいです」
ですよね〜。頑張るしかないか!と落胆してたところ
「ただし、普通にちょこっとボディーについている水滴ぐらいは、スポンジに吸収しながら作業ができますので、それほどシビアになる必要はありませんよ」との事でした。
明らかにベチャベチャな状態は駄目だけど、しずく程度の水分量であれば問題無い感じですね(^^)
しかし、ギガクリスタル塗り込み完了後、乾燥時間中に水が垂れてしまうと台無しなので、塗り込む時にしっかり確認したいですね!
ギガクリスタルは溶剤式のコーティングとは違い、時間にゆとりがあります。
なので、たとえ塗り込みの最中でも水垂れを見つけたら、吸水用クロスで拭き上げてやると良いと思いますよ。
ギガクリスタルを厚く塗っても効果は変わらない
僕がタントに施工してたピカピカレインのようなコーティング剤も、なるべく薄く塗るのがコツでした。
コーティング剤を厚く塗ってしまうと、拭き上げる時にムラの原因になってしまうためです。
「では、水溶性のギガクリスタルはどうなの?」
問い合わせたところ回答は同じで、薄く塗っても厚く塗っても効果に変わりはありません。との事です(*´∀`*)
しかし、ギガクリスタルが水溶性だからかスポンジで塗り込む際に滑りが悪くなります。
正直に言うと、ピカピカレインは一度スポンジに液剤をたっぷりつけると、かなり塗り伸ばせる感じでした。
一方、ギガクリスタルはパネルの途中で乾いてきて、キュッとスポンジが止まるような抵抗が出てくるんです。
「薄く塗りたいけど、スポンジの滑りが悪いならどうしたら良いの?」
炎天下での作業は避け、なるべく日差しがない曇りの日を選ぶのが第一条件ですね。
僕も1回目は晴れ、2回目は曇りの日に施工しましたが、日差しがないだけでスポンジの滑りは全然違いましたね〜。
でも、曇りの日でもスポンジの滑りは頻繁に悪くなりました・・・
この対処法は次の項目で解説しますね(*^^*)
スポンジの滑りが悪い時の対処法
スポンジが引っかかり滑りが悪い!!
ボディに塗り込む際、スポンジの滑りが悪いと、塗り漏れになりやすくなります。
そんな時におすすめしたい方法は、『スポンジに水を含ませること』だそうです。
「コーティング剤が水を嫌うってのと矛盾してない??」
僕もそう思ったのですが上でも解説した通り、「ちょこっとボディーについている水滴ぐらいは、スポンジに吸収しながら作業ができますので、それほどシビアになる必要はありません」とあります。
そのため、スポンジに水を含ませて固く絞ってから液を含ませ施工する。または霧吹きを用意して、スポンジに水を少量含ませながら施工すると良いそうです(^^)
ちなみに説明書にも書いてあったと思います・・・
コーティング施工する前に説明書はしっかり確認しましょう!!笑
あとは、ギガクリスタルを塗り込む際にスポンジだけに液剤を付けがちですが、塗り込むパネルにも予め液剤を数滴垂らしておくと効率が良くなりますよ〜。
ただし、この方法は地面と平行な位置関係にあるパネルのみに使えますね。ボンネットや屋根(ルーフ)などがそうです。
スポンジが大きくて塗布しづらい!
ドアノブやサイドミラー、グリル周辺などは入り組んだ形状をしてるため、スポンジで塗り込みづらい・・・
僕も1回目の施工時は苦労しました。
そんな時はどうしますか?僕はクロス等で塗り伸ばせば良いかな〜と思ってました。
しかし、問い合わせをしたところ、クロスを使って塗り伸ばすのはNGだそうです!
ガラス成分がクロスの布に吸収され、溶剤だけを塗り着けているようになってしまう場合があるそうです!
細部の塗り込みの解決法としては、スポンジをカッターで小さく切って塗ってください。とのアドバイスを頂きました!
あぁ〜。確かに!と思いました。
ちなみに僕は消しゴムくらいのサイズにカットして使いました(^^)
約5日の完全硬化までにウロコをつけない方法
せっかく丁寧にギガクリスタルを施工しても、完全硬化(約5日)までに水分がつくと効果半減です・・・
対処法としては『車を屋内保管する』か『犠牲被膜』を作るしかありません!
屋内保管は現実的では無いので、犠牲被膜について簡単に説明しますね。
要は完全硬化前のコーティング被膜の上にうっすら撥水コーティングをしてやる。というものです。
販売元の方で、犠牲被膜用のKMGCガラスコーティング剤(1か月単位の撥水メンテにも使える)が売られています。
また『ゼロウォーター』のような簡易コーティング剤でも構わないらしいですが、「自社での撥水テストはしておりませんので、なんとも言えません」というのが本音のようです。
そこで『プレクサス』がおすすめです。とお話を伺いました。
「プレクサスは放っておいても1か月以内には落ちますし、シリコンオフを使えばほとんどを取り去ることができますよ」
犠牲被膜の作り方は、プレクサスを水を固く絞ったマイクロファイバータオルに少量吹き付け、拭き上げるだけで簡単です!
吹き付ける量に関しては、サイドドア1枚でほんのチョット(1プッシュ)でOKだそうです。
ちなみに、公式ホームページで『ギガクリスタル』を購入すると、犠牲被膜がおまけで付いてきます!!
容量は30mlで、約2回分の犠牲被膜なので重ね塗り後の犠牲被膜としても使えますよ。
「何を犠牲被膜として使えば良いかわからない・・・」
という不安があるならば、製作会社が付属する犠牲被膜剤を使用するほうが安心だと思います^^
ちなみにAmazonや楽天で購入した場合には、犠牲被膜は付属されないのでご注意下さい・・・。
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ギガクリスタルを重ね塗り(2度塗り)する準備
ギガクリスタル1回目施工完了!!
さて2度塗り行きますかぁ〜。
1回目施工から数週間程度なら、鉄粉除去やキズ消し作業は必要ありません。
完全硬化後にシャンプー洗車をする。そして、脱脂剤で全体を脱脂する。
これだけで、重ね塗りの準備は完了します。
脱脂剤は市販の「シリコンオフ」でも構いませんが、先程も書いたように、エタノールと水を2:1で割ったエタノール水もおすすめなので、ぜひチャレンジしてみて下さい(^^)
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最後に
ギガクリスタルの効果を引き出すための注意点やコツについて解説してきました。
溶剤コーティングに比べて、施工性は良くなりましたが、やはり塗装面に被膜を作るからには最低限の技術や気配りも必要になります。
今回の記事を参考に、ぜひギガクリスタルで超光沢・超撥水ボディを手に入れて下さいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^^)
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