車の表面を触るとザラッとしませんか?
それは空気中に舞った目には見えない極小の鉄粉なんです!
鉄粉がボディーに付着すると、始めはザラッとした感触ですが、放っておくとそれがサビになり、塗装面にも悪影響になってしまいます。
これは新幹線のレールから出るものや、工事現場から発生するものがあり、車を駐車してる環境が原因である事がほとんどです。
なので、環境を変えるのは難しいので自力でなんとかしなくちゃいけないんですよねぇ〜。
今回は、効率的な鉄粉除去のやり方をご紹介していこうと思います。
また、ボディーとホイールは違った方法を使うなど、僕なりのやり方を書いていきますので少しでも参考になればと思います!
では早速いきますね!
シャンプー洗車で鉄粉を確認する
まずは鉄粉の状態を確認していきましょう。
ボディー全体に鉄粉があるのか?または、ホイールや天井部などの部分的なのか?
鉄粉がどの部分に付着しているのか把握するのは大切で、作業時間が多く変わってきます。
僕の場合は、環境が良かったおかげか車の天井(ルーフ)部分とボンネットに鉄粉がつく事が多かったですね。
なので、鉄粉除去をする時もそこを重点的に行うようにしてました!
まずは普通にシャンプー洗車をします。笑
鉄粉を確認するには、チリやホコリなど他の汚れを取り除かないとわかりません。
なので、シャンプー洗車で汚れを浮かしつつ、鉄粉の確認をしていきます。
カーシャンプーと言っても、スポンジに直接つけて洗っていくタイプと、バケツに洗剤と水を比率で希釈して使うタイプがありますよね?
今回は、バケツに希釈するタイプを使います。
僕は、シュアラスター製のシャンプーを使いますが、希釈タイプならなんでも大丈夫ですよ!
使い方に書いてある比率よりも、少しシャンプーが多めになるくらいの割合で使った方が良いです。
まずバケツにシャンプを入れ、勢いよくシャワーなどを入れて泡だてながらシャンプー水を作るのがベストです。
滑りもよくなるし、汚れも落ちやすくなりますので(^ ^)
「勢いよく水がでる環境がないんですけど〜?」
そんな場合は、普通に水を適量まで入れて、手でかき混ぜるだけでも大丈夫です。
シャンプーが乾くなら1パネルごとに作業
さぁ、準備はできましたね。
ちょっと重いですが、シャンプーが入ったバケツとスポンジを持ち、いざ洗車です!
洗車は天井→トランク→ボンネット→ドアの順番で、上から汚れを落とすように洗っていきます。
この時、冬場や天候が曇りなど、シャンプーが乾かないようであれば、一気に車全体を洗ってください。
しかし夏場や日差しが強く、車全体を洗うまでにシャンプー液が乾いてしまうような場合は1パネルごとに作業していきましょう!
途中で乾いたら洗剤のシミもできるし、鉄粉も分かりづらくなりますので〜。
それか夏場の炎天下は避けるか、朝方などの時間帯に行うと良いですね。
→洗車の時間帯はいつがベスト?間違った時にすると洗車効果が台無し!
手を滑らして鉄粉を確認
ボディー表面にシャンプー液や泡がついた状態で、素手を滑らすように確認していきます!
素手の滑りが悪かったりする場合、ボディに傷をつける原因になるので、再度スポンジでシャンプー液をかけてから確認して下さい。
あと、指輪やブレスレットなどの金属類をはめてる場合は、外すか最新の注意を払ってからやりましょう!
鉄粉があるところならザラザラ感ががわかるはずです。
そういう感じがなく、ツルツルしてるようであれば鉄粉は無い。と判断してOKですよー。
- 天井部
- ボンネット
- トランク
- サイドステップ
- ホイール
以上の5つが鉄粉の付着が比較的に多い部分なので、入念にチェックして下さい。
車の中間部分であるドア上部などは、比較的に鉄粉がついてることが少ないようですね。
他にも鉄粉の確認方法として、お菓子の透明フィルムを手にはめてからボディーを滑らす方法があります。
ですがこの方法だと、車に傷をつけるかもだし、個人的にわかりにくかったです・・・
わざわざフィルムを用意するくらいなら、日頃使ってる洗車グッズで確認できた方が良いですしねー。
おまけにそのまま洗車にもなります!笑
シャンプーと鉄粉粘土で除去する
あなたが感じていたザラザラが鉄粉ではなく、チリやホコリの場合はそのまま水を流してあげて普通に洗車で完了です!
もし鉄粉が確認できたのであれば、それを除去しなければなりませんね。
そこで登場するのが『鉄粉除去ねんどクリーナー』です!
これはパッと見普通の粘土です。
でも車のボディーを滑らせるだけで驚くぐらい鉄粉が取れるんですよ。
薬品の力で浮かせて取る!みたいな鉄粉除去スプレーもありますが、それよりも断然除去出来ます!
新品のねんどはコンパクトになってるので、少しこねて平らにして下さい。
そして、シャンプー液がついたボディー表面を滑らせていきます!
ボディーの水分が乾きそうであれば、その都度スポンジでシャンプー液をかけてあげましょう。
ここで、シャンプー液が足りないと、ねんどの滑りが悪くなります。
作業性が悪くなるばかりか、車にねんどのカスみたいなのがつくこともあるんです!
ねんどを机にねじつけたことってありますよね?
まさしくあの状態になるんですよ。笑
また、水でもねんどクリーナーは使えますが、圧倒的にシャンプーの方が滑りが良いのでオススメです。
ねんどクリーナーを使う上でのコツは、力強くやらないこと!
手をパーのように開いて、ねんどを4本の指で優しく押さえつける感じにします。
そして、シャンプー液の滑りを利用して、ボディー表面を滑らせてあげると良いですよ〜。
1パネルが完了したら、ねんどを確認してみて下さい。
予想以上に鉄粉がついて、茶色くなってるのではないでしょうか?
「うわっ!もうコレ使えねーじゃん!」
と思うのはまだ早いですよ。笑
ねんどクリーナーの汚れた面を隠すように折りたたんで下さい。
そして、最初やったようにコネコネして、再度平らにします。
すると、また新品のような状態に戻るので、安心して使うことが出来ますので!
鉄粉がついてる箇所を一通りねんどクリーナーを使ったら、また素手で鉄粉が無いか確認してみましょう。
ボディー表面がツルツルしていれば完璧ですね!
そのまま普通の洗車のように水をかけて、拭き上げれば鉄粉除去+洗車完了です。
ホイールは鉄粉除去剤のみ使用する
ボディーだけでなく、ホイールにも鉄粉はつきます。
ましてやブレーキパッドからのカスもあるので、鉄粉だらけで茶色くなってるのではないですか?
ボディー同様に鉄粉除去が必要なんですが、ホイールではねんどクリーナーは使いません!
特に複雑なホイール形状のものにねんどを使うとうまいこといかないのです。
ねんどが引っかかるわ、細かい部分に入らないわで逆にストレスを感じます。笑
そこで登場するのが『鉄粉除去剤』です。
鉄粉除去スプレーが一般的ですね。
車に吹き付けると液剤が鉄粉と反応して紫色になり、水で洗い流すと鉄粉も除去できるという優れもの。
ですが、実際は手を触れずにスプレーして流すだけで落ちるほど、鉄粉は甘くありません!
なので、スプレーをかけつつ、ホイール表面を洗っていきます。
洗う道具はスポンジかマイクロファイバークロスを使いましょう。
マイクロファイバークロスの方がスポンジよりはるかに洗浄性が高いし、細かい部分にも入るのでオススメです!
鉄粉除去スプレーを吹きかけ、薬品が反応して紫色になったらホイールの表面を洗います。
洗ったら速やかに水をたくさんかけて、しっかり液剤を落として下さい。
これが残ってしまうと、大事なホイールにシミができることになるのでー。
僕はホイール1本に対して最低でもバケツ3杯分の水をかけていました。笑
ちなみに、この鉄粉除去スプレーの匂いが強烈です!
なんだかむせるような嫌な匂いがあるんですよね〜。
僕は大丈夫でしたが、一緒にやってた人が気分悪くなったくらいなので相当かと・・・
その時は無知で、ホイール4本に加えボディ全体にそのスプレーをしてたので、匂いもすごかったんだと思います。
それ以降ボディーには使用せず、ホイールに使う時にも1本ずつ作業するようにしていますね!
周りの人からしたら絶対に不快な匂いなので、そういう場面ではホイール1本ずつ洗浄してあげると匂いも少なくて良いですよ〜。
最後に
鉄粉はサビが進行してくれば目にも見えますが、普通なら見るだけではわかりません。
しかし、ジワジワと塗装表面を侵していくことは明らかです。
なので、今回の方法で洗車ついでに鉄粉を確認すると良いのではないでしょうか?
もし鉄粉が見つかれば、その都度ねんどクリーナーや鉄粉除去スプレーで除去してやると、効率的に洗車も出来ますよ!
大事な車なので、塗装はいつまでもツルツルの方が良いですからねぇ〜(^ ^)
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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