車で走行中に、ふとスピードメーターを見ると、見慣れないランプ。
おまけにガソリンメーターが1番下を指している。
「やばい!車止まっちゃう?」とハラハラしながら運転した経験はありませんか?
特に初めての経験だったり、運転に慣れてない人はパニック状態になります。
でも、とりあえず大丈夫です。しばらくは普段通りに運転できますから!
このランプはガソリンの残量が減った事を知らせるもので、ガソリン給油警告灯とも言いますね。
「ガソリン減ってきたから、そろそろ入れて~!」という車からの合図です。
ガソリン給油ランプがついてもほとんどの車は最低50キロは走れるように作られています。
給油ランプがついても50キロは走れる!
軽自動車やセダンなど関係なく、もし給油ランプがついても50キロ以上走る事ができます。
「えっ?そんなに走る事が出来るの?」
僕も初めて給油ランプが点灯したときは信じられませんでした。
「だって、ガソリンメーターも一番下のとこまで振り切ってるよ?」と。
どこの自動車メーカーも国産車であればこのようになっています。
なので、とりあえずはいきなり車が止まったりする事はないので安心して下さいね!
この時のガソリン残量は5~10リットルで、車のサイズで違ってきます。
大きな車なら燃料タンクが大きいので多めに、小さい車ならタンクも最小限になるのでその分残量も少なくなるという事ですね。
一般的に軽自動車などはタンク容量が約30リットルで、ランプ点灯時のガソリン量は5リットルくらいです。
ヴィッツやフィットなどのコンパクトカーは7~8リットルくらい。
セダンやミニバンなどはタンク容量も70リットルを超えるものが多く、10リットルの段階で給油ランプがつく場合が多いです。
なので、全体タンク量を100%として10%~15%まで減るとガソリンを補充する警告としてランプが光る感じですね!
もし、軽自動車で残り10リットルでランプがつくなら、ガソリンを3分の2使った段階で警告が出ることになります。
あなたが運転していて、頻繁に給油ランプがついてしまうと、大丈夫かな?と不安になりませんか?
または、「まだ全然走れるし!」って感じで給油ランプの警告を軽視してしまい、そのまま放っておく人もいるかもしれないですから、そこらへんはきちんと計算されてますね。
僕が今乗ってる軽四のことですが、運転していてガソリンメーターが下限まで減ってきた時がありました。
しばらくして、メーターのパネルに給油ランプが点灯したので「これはマズイ?!」と思い、近くのガソリンスタンドへ。
ガソリンを満タン給油してひと安心したんですが、24リットルしか入りませんでした。
元のタンク容量が30リットルなので6リットルは残ってた事になります。
車の燃費が14キロくらいだったので、この状態から計算すると・・・
6L×14キロで84キロはまだ走れた事になるんですよね~。
車のメーターは本当に下限部分より下だったので、わかってはいてもいざその状況になるとヒヤヒヤしてしまいました。(^^;;
慌てず落ち着いて給油所を探そう!
給油ランプが点灯しても、すぐに動かなくなる訳じゃないので、落ち着いてガソリンスタンドがないか確認してみて下さい。
市街地などに住んでるのであれば、10キロも走ればガソリンスタンドが点々としてるはずですよ!
高速道路では、この最低50キロは走行できる点を考慮して、スタンドのあるパーキング・サービスエリアが50キロ以内の間隔で配置してある事がほとんどです。
高速道路では特に「ガソリンがなくなったらやばい!次の給油所はあるのか?」と不安になります。
となると、次の給油所を運転中にナビで調べたりして脇見運転になり、事故する危険が高くなります。
高速道路には給油所がたくさんあるので給油ランプがついても、次のPA・SAの看板が見えるまで落ち着いて運転してても余裕でガソリンは足りるので安心してくださいね!
しかし、市街地ではなく、田舎や山道を走ってた場合はこの限りではありません。
- 近くにガソリンスタンドがない!
- 営業時間が夜の9時まで!
など不都合があるものです。
都会では考えられないかもしれませんが、僕の地元の方では20キロもひたすら何もない山道を走ることがあります。
近くにガソリンスタンドがあるか不安ならば、路肩などに止めてナビやスマホで一番近いスタンドを探すと無駄にガソリンを消費して無くなる!という事態を防げます。
先ほど、高速では50キロ圏内に給油所があると言いました。
ですが、僕の地元では100キロの間、給油できないエリアがあります。
熊本県の真ん中当たりの宮原SAから鹿児島までの区間で給油場がありません。
しかも、高速では事故や渋滞などで予期せぬ足止めを食らってガス欠になるケースも結構あるんですよね〜。
その場合は、
- 「この先給油所無し!」
- 「ここが最後の給油場所!」
- 「ガソリン足りてますか?ここで給油を!」
みたいな大げさな看板が少し前から現れるようになります。
とても目につくので、もし九州や遠方に遠出した際にこのような看板を見かけたら、とりあえずガソリン給油しておけば安心ですよ~!
ガソリンが無くなるとどうなる?
燃料切れで車が動かなくなってしまいます。
何をしてもどーにもこーにも動きません。
だって動力源であるガソリンが無いんですから・・・
給油ランプが点灯しても、それを無視して乗り続けると燃料タンクが空になり、これを『ガス欠』と言います。
ガス欠になってしまうと、エンジンに燃料が送れない状態となり、燃焼も不規則になるので車内に振動がきます。
それから徐々にアクセルを踏んでもスピードが出なくなって、最終的に完全に停止してしまうんですね。
また、ガス欠を起こすと車にもダメージがあります。
ガソリンをエンジンに送るための燃焼ポンプや、噴射するインジェクターなどの部品の故障の原因にもなります。
不完全燃焼にもなり、エンジンの寿命を縮めることにもなりかねません。
僕は小まめにガソリンを入れてたので、ガス欠の経験はありませんが、友達がガス欠になっちゃいました。
その友達が車で買い物に行って、その時からガソリン残量が少なかったらしく、出かけ先で給油ランプがついてたのに気づきました。
なので、いつ点灯したかは把握してなかったんですね~。
本人も給油ランプがついてもしばらくは走れるって事で、そんな気にしてなかったそうです・・・
「家まで20キロもないし大丈夫!!」みたいな感じで。
で、色々買い物して帰宅途中の橋の上でいきなり・・・
「ガクン、、ガクッ、ガク」本当にラジコンの電池切れのようにあっけなく止まったそうです。
そこは片側2車線ある橋で長さが2キロと長いので、500mおきぐらいに待避所があります。
あと一歩のとこまで行ったけど待避所にたどり着けなかったんですね。
待避所まで数メートル、ガソリンスタンドまで約1キロ・・・
結局、ハザードランプをつけてから近くのガソリンスタンドに助けを求めに行ったそうです。
車に戻ったら、後ろから追突されていて、車の後ろ部分が大破。
修理代がかなり掛かったそうです・・・
「あとちょっとだったのに・・・。無念だわ」
と嘆いてましたね~。
友達も、「ちゃんと前もってわかってたからガソリン入れとけば良かった」と言ってました。
このように、「もうちょっとだから行けるだろう!」という考えが一番危険な気がします。
ガス欠は車へのダメージのほか、高速や街なかでなってしまうと、迷惑を掛けるばかりか、最悪事故になってしまいます。
最後に
ガソリンの給油ランプ警告灯がついてから何キロ走れるのか?について書いてきました。
- 最低50キロは走れる
- 慌てずに給油所を探す
- 何はともあれ早めの給油を!
せっかく『ガソリン給油警告灯』というガス欠を早めに知らせてくれる機能があるので、運転する時にはメーターパネルを小まめに気にして、ランプがついたら早めに給油しておいた方が車にも自分のためにも良いですね~。
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