ワイパーを使っていると、動かした時に水がにじむようになったり、ビビリ音が出てくるようになります。
そうなればまず疑うのはゴムの寿命。劣化ですね。
ワイパーゴムだけの原因じゃない場合もありますが、とりあえず交換してみるって方が多いと思います。
一般的にワイパーゴムの交換時期は1年とされてますので。
- 1年以上使ってる
- 水切りが良くない
この場合、ゴム交換をおすすめしますよー。
今回は、僕が乗ってるムーブのワイパーゴムを交換していきます。
ちなみに3年間使ってるゴムで、水切り状態も悪く、いよいよか・・・
と思ったので、交換に踏み切りました。笑
ワイパーゴム自体は、2本買っても1000円行くか行かないかぐらいなので、手軽に出来る愛車のメンテナンスですね!
車に合ったワイパーゴムを選ぶ
「ワイパーゴムはどれを買えばいいの?」
確かにオートバックスとか行ったら、十何種類ものゴムが並んでおり、どれを選べばいいのかわからなくなりますよね〜。
大事なのはワイパーゴムの長さです!
とりあえず長さが合っていれば取り付け可能なので、ここだけ注意しましょう。
難しく考えずに、車のゴム部分の長さを測れば間違いないです。
心配であればお店の人に聞くか、ワイパー売り場に適合が見れる冊子が置いてあります。
車検証を見て、自分の車の型式と年式がわかれば、どのワイパーゴムが取り付けられるかわかります。
適合欄には、アルファベットと数字でゴムの型式が表記されてるので、商品と照らし合わせて決めると良いですよ!
ワイパーゴムの交換方法
でわ早速交換していきます!
その前に、軍手はした方が良いですね〜。
新旧問わずワイパーゴムを触ると、黒く汚れてしまうので軍手着用、白系の服装も避けた方がいいかもです!
ワイパーアームを立てる
まずフロントガラスに押し付けられてるワイパーを、上げなければ交換できません!
ワイパーブレードの中心らへんを持ってひょいと上げてください。
ある程度上げると、自重やスプリングの力で勝手に戻らなくなるので、そしたら手を離して大丈夫ですよ。
言い忘れましたが、強風の時にはワイパーゴムの交換はやらない方がいいです。
少しの風ではビクともしませんが、風が強いとバタンッッ!と落ちてきてしまいますから。
僕も風の強い日にワイパーを立てたまま洗車していて、ギロチン食らったことあるのであなたも注意して下さい!!
ワイパーブレードを外す
この状態のままでもゴムの交換は可能です。
が、ワイパーブレードを外してからやった方が100%良いです。
やりやすいし、取り付け不良にもなりにくくなるので。
ワイパーブレードを45°くらい傾けて、外れ防止のポッチみたいなのを押さえながら引っ張ると簡単に外れます。
今回はワイパーゴムの交換ですが、実際のところゴム付きのブレードを交換した方が圧倒的に楽チンなんですよね〜。笑
ワイパーブレードの外し方については、以下の記事で詳しく書いてるので参考までにどうぞ!
→ワイパーブレードの交換方法をじっくり解説!タントにエアロタイプを取り付けました
ガラスに干渉防止でタオル等をおく
ワイパーブレードを外したなら、フロントガラスにタオルなどを置いておきましょう!
これは、万が一にもワイパーアームが落下してきた時にガラスに亀裂が入るのを防止するためです。
ワイパーアームは金属製なので、あの勢いでガラスに叩きつけられたら半々の確率で傷が入るかもしれません。
そうなれば車検も通らず、ガラス交換で10万円くらい持ってかれるので、必ずやっておいた方が良いですよ!
古いワイパーゴムを引き抜く
古いワイパーゴムを抜いていきますが、その前に状態を確認してみます。
さすが3年使い続けたあってパックリとゴムが切れていますね〜。笑
反対側も切れており、ゴムの一部がちぎれてました。
ゴム全体に写真の様なひび割れもあって、相当ひどい状態です。
拭きムラ、にじみ、ビビリなどの症状でありながらよくここまで使ったと思ってます!
本来こうなる前に予防で交換できたら良いですね〜!笑
ワイパーゴムを見ると、両端の形状が違うのがわかります。
片側には溝が最後までありますが、もう片方は、途中までしか無く行き止まりになっていますね。
ここにワイパーブレードの取り付け部がハマることで、ストッパーとなりゴムが外れない様になっています。
とは言っても、ストッパーはゴムで溝を作ってるだけなので、手で強く引っ張ると外れますよー。
なので、交換作業も素手で出来るって事ですね!
この末端が行き止まりになっている方から、ワイパーゴムを少し強めに引っ張ると外れます。
外す時にはスルスルーっと外してもらえればOKです。
ただ、ワイパーゴムを抜いた向きは覚えといて下さいね。
ワイパーゴムを取り付けるときは、両側から入れることが出来るので問題ないのですが、本来の向きと逆だったら何か気持ち悪いじゃないですか?笑
ムーブとタントの場合は、ワイパーアームを立てた時に、ゴムを下へ抜く感じに取り付けられていました。
遠心力でゴムが外れない様に、考えられてるんでしょうかねぇ!
ワイパーゴムには2枚の細長い金属レールがはめてあります。
ワイパーを強く握ったりする時にはケガしない様に注意してください。
また、この金属レールがないと、ワイパーゴムがヘニャヘニャになり、ガラスに密着させることができず役割を果たせません!
普通ならゴムを買えばついてくるんですが、板が付属しないものもあるらしいので、それだとはめ替えが必要になるんですね。
なので、『金具付き』と記載されてないゴムを買ったら、金属レールは捨てないようにしましょう!
新品ゴムを取り付ける
それでは新品のワイパーゴムを取り付けていくんですが、ふと見るとなんだかボコっとしたものがゴムについてます。
これは金属レールが外れないようにするためのホルダーです。
この状態のまま取り付けて下さいね。
ワイパーブレードに取り付ける前に外してしまうと、金属レールが外れて大変です。
特に新品のワイパーゴムだと外れやすいのでとにかくそのままでOKです!
僕が初めて交換した時はそれを知らずに「何だこれ?」と思って速攻で外しました。
そしたら、外れてくるレールをうまいことゴムにハメながら、ワイパーブレードに取り付けるということになってしまったんですよね。笑
「ワイパーゴム交換ムズイわ〜!」と本気で思ってました。笑
ホルダーはそのままで、ブレードにゴムを差し込んでいきましょう!
さっき抜いた方向から入れてください。
入れる時には、取り付け部の溝が最後まである方からでないと入りません。
写真のように、ブレードの引っ掛け部がワイパーゴムの溝にしっかり入ってるのを確認しながら入れて下さい。
よくあるのが一箇所だけ溝に入ってなくて、始めからやり直し〜のパターンです。
「一箇所くらい良いんじゃね?」と思うでしょうが、必ず全ての溝に入れるようにして下さい!
でないと、そこの部分だけ力でかかった時めくれ上がり、水切りが悪くなったり劣化が早まったりするのでー。
そのままずーっとゴムを入れていって下さい。
すると、あとちょっとなのに〜!ってところでそれ以上入らなくなります。
ここで、金属レールを押さえてるホルダーを外すんですよ!
このようにホルダーが2個重なっており、矢印が下向きに書いてありますね。
これは上の方が軽く引っ掛けてあるだけなので、上の部分を手前に引くようにすれば簡単に外れます。
あとは、下に下げればもう片方の引っ掛けも外れるのでホルダーを外せます。
イメージとしてはこんな感じですね〜!
更にゴムを入れていくと、最後のひと息のところでまた止まります。
ゴムを外す時にも説明したストッパーの部分ですね。
最後はちょっと力を入れてグイッと押し込んで下さい!
このように溝の終わりのとこまでしっかり入れば、ブレードへの取り付けは完了です!
ワイパーブレードを取り付ける
まだ、作業は終わってませんよ?笑
ワイパーゴムはつけても、ブレードを取り付けないと意味がありません。
外した時と逆の手順でワイパーアームにブレードを取り付けます。
取り付けるときは外れ防止は押さえなくて大丈夫ですよ。
そのまま「カチッ」と音が鳴るまで押し込めばOKです。
はいっ!これでとりあえず1本のワイパーゴム交換が終わりましたね。
お疲れ様でした(^^)
あとは、同じ感じでもう一方のゴムも交換すればいいです。
まずは助手席側の短い方のゴムを交換した方が要領が掴みやすいかもです。
軽自動車は左右あまり長さは変わりませんが、中には運転席側がかなり長く、助手席側はその半分くらいしかない車種もあるんですよ!
ワイパーゴム交換が初めてだと、いきなり長いのはちょっとな〜って感じになりますのでー!
ビビリ音を防ぐワイパーゴムの選び方
ワイパーゴムには、ざっくり言うと撥水タイプとノーマルタイプに分かれます。
ガラスとゴムにも相性があるので、間違ったものを選ぶと、ビビリ音が発生することがあります。
特に撥水コーティングしてるガラスなら、グラファイトワイパーが良いです!
コーティングで摩擦が強くなった分、なめらかに動くようになってますのでね。
撥水ガラスにノーマルワイパーをつけたもんなら、摩擦が高まり「ギュギュギュギュ」とビビリ音が出る確率が急上昇します。笑
反対に何もガラスにコーティングしてないなら、ノーマルゴムが良いんです。
グラファイトでコーティングされたゴムを使う理由もありませんし、何より安いですからー!
あと、ワイパーを動かすだけで撥水コーティングされる!って商品もありますね。
これは気分によって使い分けたら良いと思います。
僕の場合、ガラス自体にガラコなどで撥水コーティングをするので、ゴムは撥水性無しのグラファイトのやつを使っています。
最後に
ワイパーゴムの交換方法について書いてきました。
ゴムが劣化してると、水切り状態が悪く視界が確保できずに危険です。
さらにビビリ音なども出てるとたまったもんじゃありませんよね?
なので、これらの不具合が出た時に、自分でサクッと交換できれば安心ですし、工賃の節約にもなりますよ!
ちなみにお店でやってもらうと、300円〜500円くらい取られるみたいです・・・
今回の記事を参考にぜひ一度交換してみてはどうでしょうか?
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