冬場の寒い日に車に乗る際、燃費を気にして暖房をつけない。
暖房をつけても、ガソリンの減りを気にして小まめに入り切りを繰り返す。
このような事をしていませんか?
実は、車の暖房は燃費にそれほど影響しないのです!
でも、それは使い方次第で、おっしゃる通りのガソリン食いマシーンに変わってしまいますので注意ですよ。
車の燃費を下げずに、暖房を使うには以下の2点を実施して下さい!
- 『A/C』を切る
- 設定温度を上げて、送風する
少なくともファンは回すので、わずかに燃費は下がるでしょうが、微々たるもんです。
ぜひ活用して下さいね。
今回は、車の燃費を下げない暖房活用について書いていきたいと思います!
エアコンを切って、エンジン熱を利用!
まず始めに、『暖房=エアコン』というイメージは捨てましょう!
エアコンの本来の目的は冷風を出す時と、車内を除湿したい時のみです。
→車のエアコンが効かない原因はなに?症状や修理代はどのくらいか
「なら、温風はどうして作ってるの?」
温風を出すには、エンジンの熱を利用するので、エアコンをつける必要性が無いんです。
エンジンはとても高温になり、それを冷やす為に、冷却水というものがぐるぐる循環しています。
これは80~90℃くらいになるので、このアツアツの配管部に空気を通すことで温風を作り出しているんですね。
なので、暖房をつけた時に『A/C』スイッチを入れることは意味無いんですよ。
ましてやエアコンをつけると、コンプレッサーが回ります。
このことで、燃費が約10%悪くなると言われてます。
10%って相当ですよね?笑
エアコン切り時の燃費が10kmだとしたら、9kmになるという事ですから。
100km走った時に、本来10ℓガソリンを使うのに対して、エアコン入りだと、1ℓ以上多く使うことになります。
ガソリン1ℓの値段は130円です。100km走る毎にジュース1本分無駄にしてるんですね。
年間1万km走るとジュースが4ケース(約100本)くらい買えます。笑
チリも積もれば山となるので、この事を知ってると知らないでは、後々響いてきますよ~!
温度高めで風量のみで使うと燃費節約に!
燃費を極力下げない暖房の使い方は簡単です。
温度を高めに設定してから、送風のみを操作して下さい!
すると、エンジンが温まったら次第に吹き出し口から温風が出てくるのです。
今までエアコンで暖房を使ってた場合と、何ら変わらない温度の風が出てきますよ!
また、オートエアコンの場合は、勝手に『A/C』が入ってしまう事があるかもしれません。
そんな時は、オートモードを切るといいですよ~。
「エアコンのAUTOの切り方がわからない!」
そんな人は、風車マークのついた風量ボタンを操作する事で、オートエアコンは解除されるので、試してみて下さい。
あと、冷却水が温まるまでは、冷風が出てきますので気をつけて下さい。
エンジンかけて、風量MAXにしても、凍える思いをするだけなので、ある程度車を走らせてから風量を上げると良いですよ。
ちなみに僕が暖房を入れる目安にしてるのは、メーターパネルに表示される、冷却水の低温ランプです。
水面に旗が立ったようなマークに『C』と表示されるのがそうです。
このランプが消灯したら「エンジン冷却水がある程度温まりましたよー!」ってサインなので、人肌以上の温風が出てくるようになります。
エアコンを使わず、走行性能アップ?
エアコンをつけてると、車を発進させる時や加速する時にパワー不足を感じませんか?
これは、エアコンを入れコンプレッサーが起動する事で、そちらの方に動力持っていかれてしまうからなんです!
コンプレッサーは、エンジンの回転をベルトを使って動かしてるので、そのぶん力が必要になるんですよね。
SUVやセダンなどの大きな車はさほど感じませんが、軽自動車だとヒシヒシと感じます。
信号待ちからの発進、高速道路での合流や追い越しなど、速度が出ないと不便な場面は結構あるんですよねー。
エアコンをつけたまま、坂を登ろうなんてそれこそ、エンジンが唸るだけでスピードが乗りません。笑
暖房を使う時にエアコンを切ることで、このようなパワー不足を少しでも軽減することができますよ~!
ちなみに、夏場はエアコンをつけないと、暑くてどうしようもないですよね?
そんな場合に、そのような状態になったら、僕の場合は数秒だけエアコンを切って走ってます。笑
最後に
暖房はエアコンを入れる必要が無いことを説明してきました。
燃費を下げずに暖房を使うには、以下2点を行なってください!
- 『A/C』を切る
- 設定温度を上げて、送風する
これで、約10%のガソリン節約が出来て、冬場走行時のパワー不足も少し解消されるはずです。
ただ、外気が冷たい冬場は窓ガラスが曇ることが多いですよね?
今回の方法だと、ガラスが曇りだしたら更に曇ってしまいます。
なので、ちょこちょこエアコン切り入りする必要が出てくるので、運転に集中できず危険です。
そんな時は、安全を優先してエアコンを入れっ放しで走った方が良さそうです。
特に山道を通る高速道路では、外気が1℃とかになるので、エアコンを消すとすぐに曇ってしまいます。
時と場合で使い分けて、暖房を入れるようにすると良いですね!
コメント