車のバックライトとは、バックギヤに入れた際に後ろを照らすためのライトです。
純正のハロゲン球では明るさが十分ではなく、バックモニターに映る映像が暗い・・・
そう感じる方も多いのではないでしょうか?
- バックライトが切れたから交換したい
- 純正バルブからLEDにして明るくしたい
- LEDバックライトにして車検は通る?
このように思ってるかたに向けて、今回は解説していきたいと思います。
ぜひ参考になれば幸いです。
純正のバックライトは暗い
冒頭でも書きましたが、純正でついているバックライトは暗いです。
一部の車両で、LEDバックライトが標準装備されたものもあります。
しかし、9割以上の車が普通の電球(ハロゲン)が装着されていますね。
このハロゲン球は『暗い』『寿命が短い』『色味が黄色』という、正直僕が思うに良い点があまり見当たらないバルブです。笑
LEDバックライトは明るくて長寿命!
一方でLEDのバックライトは明るい上、寿命も長いのでおすすめです!
さらに色もホワイトで引き締まったようにカッコ良くなりますよ(^^)
LEDバックライトは量販店で購入すると、3000〜4000円と結構高いんですが、ネットで購入すると1000円くらいで良い商品があります。
僕もバックライト含め、車のパーツ類はほぼネット通販で買っているので、よほど品質の悪いものでない限り安心できると思います。
Amazonや楽天のレビュー評価の良いLEDバックライトを選べば間違い無しですね〜。
レンズにスモークフィルムを貼っていても明るさ確保
ちなみにリヤのテールレンズにスモークフィルムを貼っている場合でも、十分に明るさは確保できるので、車検も問題ないでしょう!
どちらかというと、ブレーキランプやウィンカーの光量の方が重要になってくるので、バックライトの場合はとにかく明るいバルブを装着しておけば良いと思います。
スモークフィルムの車検などについては、以下の記事に書いていますので、参考にしてみて下さい。
→テールランプのスモークフィルムの車検について!塗装や社外品はどうなの?
バックライトの車検基準は?
普通の車検時もあまり気にしていないバックライトですが、車検基準はどうなのでしょうか?
言ってみれば脇役のバックライトでも、車検基準はしっかり存在するので、ここで解説したいと思います。
しかし、最終的な判断は車検を通す際の検査官の目にゆだねられますので、あくまで参考までに(^^)
明るさは7000ケルビン以下
肝心な明るさ(色味)ですが、7000ケルビンまでが上限とされています。
7000ケルビンと聞いても、パッとイメージがわきませんよね?
見た目で表すと、青よりの青白系の色になります。
「結局パッとしないよ!」
そんな声も聞こえてきそうですね。笑
まぁ簡単に言いますと、純正の電球色(3000K)から白色(6000K)までは全然車検OKという認識で良いです!
バックライトは車を後退させる時にしか点灯しませんし、普段自分が見ることも皆無です(わざわざバックライトつけて眺める人はいない・・)
なので、バックライトは明るく見える白色を選ぶべきだと断言します!
赤、青などの色は車検NG
もしかしたら、「俺はバックライトも目立たせるぜ!」というツワモノもいるかもしれません。
そんな方に残念なお知らせですが、赤色や青色のLEDは車検に通りませんので、ご注意下さい。
バックライトを赤や青にしたら、それこそ自分自身が見えづらくなるだけなので、このような色を選ぶ人はいないでしょうね。
バックライトの交換方法について
では次に、バックライトの交換方法について見ていきましょう。
正直バックライト交換は簡単で、以下のような工具があれば数分で終わると思うので、自分で交換するのもありですね(^^)
- 内張り剥がし
- ラチェットレンチ(ソケット10mm)
- プラスドライバー(大)
交換方法としては、2通りあると思います。
テールレンズを外して交換するタイプ
車の内張りをめくって交換するタイプ
詳しい交換方法は車の説明書に記載されているので、確認しても良いと思います。
ちなみに、今まで見てきた車では、内張りをめくって交換するタイプが多かったように感じますね〜。
バックライトのバルブ型式はT10が主流
あとバックライトの型式ですが、主に『T10』と『T16』タイプが使われます。
差し込み口が平べったくなっているタイプですね。
T10もしくはT16と記載されていると思うので、型式は車の説明書をご確認下さい。
どちらのバルブも普通に引っ張れば外れます。取り付ける時も差込口にグッと差し込むだけでOKですよ!
内張りをめくってバックライト交換
車のトランクを開けて、バックライトがついている裏側を確認してみて下さい。
おそらく、一部だけめくれる状態になっている部分があるはずです。
そこを内張り剥がしでめくると、バックランプ用のコネクターが見えます。
反時計廻りにコネクタを回したら抜けますので、抜けたらバルブを差し替えるだけで交換完了です!
どうですか?簡単ですよね?
あとは、コネクタを逆の手順で取り付けたら完成です。
テールレンズを外してバックライト交換
もう一つの方法は、コンビネーションランプに多いテールランプを外して交換する方法です。
主にミニバンなどの車種に多いですね。
ちなみに、コンビネーションランプとは、ブレーキ・ウィンカー・バックランプが一つのユニットに組み込まれたライトを言います。
先程と同じく、まずトランクを開けます。
すると、テールランプの周辺に2箇所くらいボルトが見えるはずです。
このボルトを外してもらって、テールランプを真っ直ぐ後ろに引っ張るとバコッと外せます。
外れたら、バックライト用のコネクタが見えるので、反時計方向に回して外して交換すれば完了です。
テールランプを外す時の注意点は2つあります。
- 真っ直ぐ引き抜くこと
- ランプ周辺の傷つき防止
ランプを真っ直ぐ引き抜かないと、テールランプの位置決めピンなどの樹脂パーツが割れてしまう場合があります。
また、固くてなかなか外れず、外れたはずみでボディの塗装面に当たってしまう事も考えられます。
なので、周辺を養生テープなどでマスキングしておけば安心ですね。
交換後のバックライトの点灯確認方法
バックライト、バックギヤに入れたときしか点灯しません。
当然運転席に座ってたら、自分で点灯確認するのは難しいですよね?
本当は誰かにバックライトがついているか確認してもらうのが良いんですが、1人で作業する場合も多いはず(むしろ1人作業がほとんど)
なので、1人でも確認できる方法をご紹介しますね。
コンビニなどのガラスを利用する
ガラス張りのお店って多いじゃないですか?
そのガラスに反射させることで、1人でも点灯チェックをすることができますよ。
ガラスでなくても、何かしら反射するものがあればOKですので、利用できるものがないか確認してみて下さい。
エンジンをかけずにバックギヤに入れる
廻りにガラスなどがない場合、エンジンをかけないままバックライトを点灯させる方法があります。
エンジンが掛かっていないため、運転席を離れても車は動かないので安全です。
キーを回すタイプの車は、『ACC』までキーを回して下さい。 プッシュスタートの車は、ブレーキを踏まずにボタンを1回押して下さい。
すると、ナビなどの電装系がつくはずです。
その後、シフトレバーをバックギヤに入れるんですが、普通にやっても動きません。
シフトレバー周辺に『シフトロック解除ボタン』があると思うので、それを押しながらレバーをバックに入れると、バックライトが点灯しますよ!
ロック解除ボタンが見当たらない車種に関しては、すみません。僕も経験がないので、説明書を見てみて下さい・・・笑
バックライトを交換しても片方つかない場合は?
「バックライトが片方ついてない!!」(もしくは両方つかない)
そんな時もあります。僕も数回ありました。
多くの人は、バルブの初期不良やヒューズ切れなどを疑いがちです。
しかし、バルブの接触不良が最も多い原因になりますね。
対処法としましては、一旦バックライトを外してもらって、差し込み口を覗いてみて下さい。
バルブに電気を流す部分(銅板のようなもの)が見えますか?
そこに取り付けるバックライトの導通部分(針金のようなの)が確実に接触していないと接触不良になります。
車両側を調整するのは難しいので、バックライトの取り付け部分の針金の向きを少し動かして、再度差し込んでみて下さい。
おそらく問題なく点灯すると思います。
もし、これでもライトがつかない場合は、バルブの初期不良などが疑われますね〜。
最後に
いかがだったでしょうか?
車のLEDバックライトの車検や、交換方法について書いてきました。
バックライト交換はドレスアップとしても良いですが、何より後退時の視界確保にとっても大切です。
自分で簡単に交換できるので、これを機に自分で交換したり、LEDに交換したりしてみてはいかがでしょうか?
バックライトを交換したら、ポジションランプやヘッドライトも交換したくなりません?
そんなあなたは、以下の記事もチェックしてみて下さい(^^)
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