「車の回転数が安定しない!」
「車がガクガク振動して、エンストしそうになる!」
あなたはこんな経験ありませんか?
車のエンジンは、停止中でも一定の回転数で動いており、これをアイドリングと言います。
このアイドリングの回転数が不安定になる症状で悩んでる人も結構いるんです。
という僕もその中の一人でした。
僕の場合は原因が点火プラグだったらしく、交換したら症状はおさまりました!
しかし、アイドリング不調の原因は1つではありません!色んな原因が考えられるわけです。
エンジンの回転数が上がったり下がったり。
または、車が停止する時に回転数がガクっと下がるなど、症状も様々で原因の特定は整備工場でも難しいそうです。
アイドリングの不調を解消するには、ディーラーや整備工場で見てもらうのが手っ取り早いです。
ですが、原因もわからず乗り続けるのも不安ですよね?
なので今回は、アイドリングが不安定になる原因について書いていこうと思います!
原因によってはしばらくの間運転して大丈夫なのもあります。
また、少し知識があれば自分で対処できるものもありますよ(^^)
→アイドリングが不安定な時の処置は?安く済ませる為に自分で出来ること4つ!
アイドリングが不安定の原因【点火系】
まずは、アイドリングの不調で一番多い?かはわかりませんが、僕の経験から点火系が多いと思いました。
点火系はエンジンで圧縮した空気とガソリンに着火させ、回転エネルギーを生み出す重要な機関になります。
点火系の部品に問題が起こると、正常にエンジンが働かず、アイドリングが不安定になったり、振動がひどくなったりするんですね〜。
スパークプラグの不良
スパークプラグ、もしくは点火プラグと言いますが、これが点火不良を起こすことでアイドリングが不安定になったり、回転数が低下します。
点火プラグの先端は、常に猛スピードで火花が散っています。
なので、点火を繰り返してるうちに摩耗して、正常にスパークしなくなるわけです。
普段は見えないですし、点火プラグの点検なんて車検の時ぐらいしかしません・・・
知らず知らずのうちに摩耗してた!パターンが多いようですね〜。
点火プラグが1つダメになったくらいでは、車は止まりません。
しばらくの間は走行出来ると思います。
点火プラグの交換はそんなに高いものではないし、やろうと思えば自分でも可能なので、まとめて交換しても良いかもです(^^)
僕もムーブのアイドリングの調子が悪い時に点火プラグを交換しました。
作業内容をなるべく詳しくまとめたので、よければ参考にしてみて下さい(^o^)
イグニッションコイルの故障
点火系2つめの原因として、イグニッションコイルがあります。
いったい何をするものか?
答えは点火プラグをスパークさせるための機器ですね〜。
点火プラグは高圧2〜3万Vで点火します。
んで、車のバッテリーは12Vです・・・
要するにイグニッションコイルは、12V→2〜3万Vへ昇圧してるわけです!
イグニッションコイルも点火プラグと同じ数付いており、それぞれの点火タイミングに合わせてあります。
もし、1つダメになったらどうなるでしょう?
高圧の電圧を発生できなくなり、点火プラグが点火することが出来なくなります。
すると、アイドリングが極端に不安定になる傾向がありますね!
プラグの摩耗とジワジワと進行するので、アイドリングが安定しなくても気付かない事が多いです。
しかし、イグニッションコイルの場合、すぐに気付くと思います。笑
アイドリングでも回転計が波打つように動きますし、走り出せばそれこそ顕著に症状が現れますので・・・
「ガクン・・・・ガクン・・・・」
と一定周期に振動が伝わってくるはずですよ。
僕が以前乗ってた車も、イグニッションコイルがダメになり相当慌てた記憶があります。
高速道路を走ってたので本気でレッカー車を呼ぼうかと思いましたよ・・笑
結局は自走でディーラーに行き、後日部品を交換してOKとなりました。
アイドリングが不安定の原因【吸気系】
アイドリング含め、車が走行するには空気(酸素)が必要です!
この空気量が不足する事も、アイドリングが不安定になる原因として考えられます。
エアフィルターの詰まり
エアフィルターは大気中のゴミや虫、ホコリをエンジン内に入れないための大事なフィルターです。
このエアフィルターが目詰まりを起こすと、エンジンに供給する量が不足し、アイドリングが不安定になります。
極端にフィルターが詰まったりする事はよほどありませんが、環境によってはヒドく汚れるかもしれませんね。
車検毎に点検してもらうか、もしくは交換するかして予防したいですね(^o^)
また、エアフィルターの交換は自分でも簡単に出来ます!
ゴミをはたき落とすだけでも良くなる場合があるので、チャレンジするのも良いですね!
→エアフィルターの交換時期は?サボると燃費やパワーが悪化する?
→車のエアクリーナー交換方法をL175Sムーブで解説!注意点とフィルターの汚れ具合は?
スロットルバルブの汚れ
スロットルバルブはエアフィルターとエンジンの間にあります。
簡単に説明すると、エアフィルターでキレイにした空気を適切な量だけエンジンに送る。といった役割でしょうか。
スロットルバルブは円形をしており、アクセル操作に反応して開閉します。
このバルブ(弁)が汚れてくると、アイドリング時に回転数が低下したり、不安定な動きになります。
エンジンが回転してるうえで、必ず空気が必要です。
しかし、アイドリングの時の空気の取り込み量はわずかなので、その分スロットルバルブの開度も小さいんですね。
なので、少しのカスや汚れでが影響して、空気量が減ると、エンジンの点火バランスが崩れてしまい回転が低下する形になります。
スロットルバルブの汚れを清掃するだけで、アイドリングの不調が解消する場合も多いです。
自分で清掃出来る薬剤もありますが、匂いや白煙がすごいので、住宅街でするのはおすすめできませんね。笑
→スロットルボディ清掃は効果あるの?洗浄を頼む時の料金や自分でも可能なのか
アイドリングが不安定の原因【燃料系】
エンジンが点火しエネルギーを生み出すためには、爆発させるための燃料(ガソリン)が必要ですね?
当然ながら、この燃料系統の不具合でもアイドリングが不安定になる可能性があります。
燃料噴射装置の目詰まり
エンジン内の燃焼室にガソリンを噴射するための装置があります。
『インジェクションシステム』とも言いますが、この噴射口が目詰まりを起こすと、正しい空燃比で爆発出来ないので回転が不安定になります。
エンジンは非常に高性能ですが、同じく超精密機械であるわけです。
燃料装置は「これだけ噴射しろよ!」と司令を出しても、ノズルが詰まってたらどうしようもありません。笑
上でも解説した『点火、空気、燃料』がありますが、このどれかのバランスが崩れただけでアイドリングが不安定になったり、振動を感じたりするんですからね。
噴射装置の目詰まりは、ガソリンタンクのサビや微量な汚れなどが原因になります。
これらを全て掃除するのは不可能に近いので、まずはガソリン添加剤を試すと良いでしょう!
ガソリンタンクに注入するだけの添加剤でも、燃料経路を掃除する役割があるので、症状が回復するかもしれません!
値段も2000円程度であるので、まずは添加剤を試してダメなら修理を依頼する方が良いと思いますよ(^o^)
→ガソリン添加剤の効果はホントにあるの?車のコンディション次第では逆効果あり得る!
エアフロメーターの故障
燃料噴射装置が目詰まりしていなくても、適切な量を供給できなければアウトです!
エンジン内に入ってきた空気量を測定して、燃料の噴射量を決めるためのセンサーがエアフロメーターです。
このエアフロメーターが故障したり、汚れてると正しい空気量がわかりません。
結果、燃料の噴射量も増えたり減ったりで、アイドリングが不安定になってしまいます。
しかし、センサーが故障してる可能性もありますが、汚れて誤検知してるだけかもしれません!
まずは清掃してみると回復する場合もあります。
吸気系の原因でもあったスロットルバルブと同じくらいの位置に取付けられてるので、どちらか片方清掃するなら、両方やった方が効率的だと思いますよ(^^)
最後に
アイドリングの回転数が安定しない原因について書いてきました。
記事内で書いた通り、エンジンは高性能がゆえに超精密機器です。
近年は更に電子制御が進み、センサーでの精密制御が多くなると思います。
ちょっとした汚れが・・・
フィルターが詰まった・・・
センサーが誤検知・・・
などなど、意外と大した問題ではないですよね?
それでも車は顕著に反応し、アイドリングが不安定になったりするわけです。
フィルターの清掃や点火プラグの交換、添加剤など自分で試せるものも多いので、ぜひトライしてみて下さい(^^)
最後まで読んでもらい、ありがとうございました!
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