車の部品で使われる大部分は『鉄』で出来ています。
雨や風の影響を受けながら雪山や海などを走行する車にとって、サビというのは発生しやすいです。
サビが進行してしまうと、ボディに穴が開いたり水漏れする可能性だってあります。
「錆止めをして、車がサビないようにしなければ!」と思う人も多いはず。
でも、個人的には『錆止め施工は必要ない』と思っています。
あくまでここ数年〜十数年前の最近出た車に限りますが。
20〜30年以上も昔の車、いわゆる旧車と呼ばれる車に乗ってる場合には錆止め加工は必須とも言えるでしょう!
部品の生産もストップして、修理代もバカになりませんからね〜
または、海沿いに家があったり、冬場に高速道路をよく使う人も錆止め施工はやっておいた方が安心できますね^_^
詳しくは↓の方に書いていきます!
一方、最近では防錆塗装の品質も良くなり、簡単に錆びるもんじゃないですし、その前に車を手放したりする人が多いんですよ(´∀`)
(コスト削減の関係で下回り塗装がテキトーな車もありますけどね・・・)
それに、どんな車にも錆ってあるものではないでしょうか?
今あなたが乗ってる車の腹下(アンダーフロア)を覗き込んでみて下さい!
全くサビが無い!とは言えませんよね?
当然、僕の車にもサビはあります。
最も錆びやすい腹下部なら、マフラーだったり、鉄板の継目、溶接部やボルトなど・・
少なからずサビってあるもんなんですよ!
問題はこの影響がいつ出てくるのか?
おそらく10年くらいは大丈夫なのではないでしょうか?
もし、アンダー部を覗いて、一面が赤茶色に染まるくらいサビだらけならばヤバイですよ!
すぐに修理工場に見てもらって下さい!ってなります。笑
- 10年以内に車を乗り換える
- 走行距離15万キロ以内には乗り換える
- 海近辺でなく、街中での走行が多い
こういった人に錆止めは、よっぽど必要無いと考えます!
ちなみに僕も錆止め施工はやった事ありません。
「でも何か心配だよ〜」
と思うのであれば、予防で錆止めするのは全然アリだと思います(^^)
車にも良い事ですし、何より安心出来ますからね〜
また、運転する環境によっては普通の何倍ものスピードでサビが進行する人もいるはずです。
今回はそんな車の錆びの原因と対策法について書いていこうと思います!
車が錆びる原因5つ
まずはなぜ錆が発生するのか?
車が錆びる!と言っても原因はいくつかあります。
1つずつ見ていきましょう^ ^
飛び石などによるキズ
普通に道路を走るだけでも、地面の小石や砂利を巻き上げてしまいます。
それが車のアンダーフロアに当たり続け、そのうち防錆塗装が剥がれた部分から錆が発生するって感じですね!
「飛び石でガラスにヒビが!」 「ボンネットに石が当たって塗装が剥がれたよ!」
みたいな話は聞いたことがあるかもですが、これ以上にアンダー部への飛び石はひどいので、避けようが無いのが現実かもしれません・・・
特に工事現場や砂利道を走行する際には、「バチバチバチッ」と車の下に何か当たってるのが感じ取れるので、ゆっくり走るのが良いですねぇ〜(´∀`)
海風の影響
海の近くに住んでる人は、塩の影響を受けやすいです。
いわゆる潮風ってやつですね!
知ってるかもしれませんが、普通の水よりも塩水の方が錆びやすくなります。
それを年中受け続けるとなると、結構タチが悪いです(*´-`)
小まめに洗車などをしてればマシですが、何年も放置しておくと、必ず錆が進行してくるでしょう。
あと、海の近くに住んでないとしても、油断は禁物ですよ!
台風の後なんかは、念入りに洗車をしておくべき!
台風によって海水が巻き上げられ、それが遠くまで風に乗ってくる場合もありますからね〜。
台風の後は枯葉や汚れがひどく、外装はしっかり洗車しても、アンダーフロアまで洗う人は少ないです。
車の錆を防ぐならば、倍くらいの時間をかけてでも下回りを入念に洗う事が大事ですね^ ^
融雪剤が撒かれた道の走行
冬場に高速道路を走ると、窓ガラスやボディーに白や黒っぽい汚れが付きます。アレのことです!
いわゆる凍結防止剤ですね〜。
道路の水分が凍るのを防ぐためにまかれる融雪剤ですが、これも錆びの原因になります。
塩化カルシウムや塩化ナトリウムが成分となるため、塩が使われてます。
冬場に高速道路を使って遠出した後は、洗車場などで足回りを洗い流した方が良いですね!
日頃から高速道路を使う人も月に1回くらいは洗浄してあげた方が良さそうです(´∀`)
鉄粉の影響
鉄粉が付着することも錆びの原因のひとつです!
鉄粉と言えば、ブレーキを踏んだ時に出るダストが思い浮かびますね。
あとは鉄道の車輪からも鉄粉が舞ってしまいます。
鉄同士のレールと車輪なので当然でしょうか。
家の近くを電車が通ってるならば、気をつけた方が良いですね〜(*´-`)
僕の実家の前は新幹線が通っており、車への鉄粉がヒドイと父が言っていました・・・
ボディーやホイールにコーティングをしておけば、時間のあまり経過してない鉄粉なら水洗いで簡単に落とすことが出来ますよ^ ^
日頃からのコーティングと洗車が大事ですね〜!
鳥のフンの放置
鳥のフンをかけられても、そのまま放置していませんか?
実はこれも錆びの原因になりうるんですよ!
時間はかかりますが、塗装表面を痛めつけ、ジワジワと侵食していくみたいです(T_T)
基本的に雨が降ったら徐々に落ちていくので、放置しがちな人も多いですが、見つけたらなるべく早く洗車をしてあげる方が良いですね。
錆が発生しやすい部分は?
錆びの原因がかなり多いことはわかってもらえたと思います。
次はどこの部分が錆びやすいのか?について見ていきましょう!
アンダーフロア
錆びといえば、アンダーフロアだろう!
と言うぐらい錆が発生しやすい場所になります。
雨天時や冬場の走行で、汚れた水や塩分が付着するのは当然ですよね?
ボディ面に付着した汚れは、洗車もしやすいし、目立つので発見もしやすいです。
腹下の場合は、まず発見が遅れる傾向にあるので、錆びが進行しやすいです。
マフラー
マフラーも車の腹下に当たる部分です。
エンジンからの高温の排気ガスによって、温度差が激しく、防錆塗装も剥がれやすいので、錆が発生しやすくなってますね。
また、結露水の付着もあるので、晴れた日でも水分がつきます。
マフラーの錆を放置してると、最悪取付部から腐って落ちる場合もあるので、注意が必要です。
でもまぁ、数年で一気にサビ落ちるってことは少ないので、車検の時に指摘はされると思いますけどね。
ですが、マフラーに穴が開いてしまったら、排気漏れで車検もNGになってしまうんですよ・・・
僕ならいっそのこと、錆びに強いステンレス製の社外マフラーに交換しますね!笑
タイヤハウス
車のタイヤがおさまってる部分になります。
ここもアンダーフロア同様で、タイヤからの巻き上げにより、水や小石のダメージを受けやすいので注意が必要です!
上の写真のように、セダンや上級ミニバンなどは、防錆塗装の上から、全面にカバーがしてる場合が多いので心配は少ないです。
一方で軽自動車の場合は、何もカバーがないことがほとんどです(T_T)
タントの場合で言えば、フロントタイヤハウスには下半分くらいに黒い樹脂カバーがしてありました。
リヤのタイヤハウスはカバー無しで、防錆塗装しただけの状態でしたね〜。
幸いなことに、現段階では防錆剤剥がれやサビなどは見られませんでしたが、いつ塗膜が剥がれてしまっても不思議じゃありません!
なので、洗車する時にはタイヤだけではなく、タイヤハウス全体を点検・水洗いした方が良いですね^ ^
リアフェンダー(ツメ部)
フロントフェンダーは鉄板1枚で出来てますが、リアフェンダーは強度を出すため、合わせ鉄板で出来ています。
特に錆びやすいのがこの合わせ面です。
ホイールアーチで円弧状になってる部分ですね!
アーチ部分には水が入らないように、シーラー剤が塗ってあるんですが、経年劣化やダメージによりヒビが入り、ジワジワ水が浸入する恐れがあります・・・
そして、鉄板の中から数年かけて錆びが進行し、ボディーの塗装が斑点状に浮き上がってくる場合もあります!
ドアやボンネット内
ドアやボンネットも錆びてしまうことはあります。
形状を見てもらえば分かると思いますが、袋状になっており、普段は見えず手も入りません・・・
ドアなら厚みを出し、なおかつ窓ガラスやスピーカーを収納しないといけませんからね!
基本的にそういう防錆塗装が困難な場所には、ワックスみたいな液剤が吹かれており、この上を水が滑って水がたまらない構造になってます。
このワックス成分が劣化で落ちたり、長期間水がついた状態だと、錆が出来てしまいます。
最後に
主に錆びの原因や発生しやすい部位について書いてきました。
思ってた以上に、サビの原因が多いのがお分かりいただけたのではないでしょうか?
これを機に車全体を点検してみるのも良いですね!
また、最近では錆びる事で、走行不可になるような事態はかなり減りました!
なので、日頃から悪環境の中で運転しないのであれば、車の錆止めはよっぽど必要ではないと思います。
でも、車に長年乗りたい場合や、少しの錆でも気になってしまうのであれば、錆止め施工をしておいた方が安心も出来るので良いですね〜^ ^
錆止め施工については以下の記事を参考にしてみて下さい!
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