車のヘッドライト交換や、フォグランプをHID化する時はフロントバンパーの脱着が必要になる事が多いです!
「でも、バンパーを外すのって、難しいんじゃないの?」
僕も始めてチャレンジした時は、ドキドキしたし、それなりに大変でした。笑
しかし、一度やってみると案外簡単に出来ますよ^ ^
セダン、ミニバン、軽カーとバンパーの脱着をやってきましたが、1人でも作業が可能です。
ただ、2人でやった方が明らかに効率が良いのも事実!セダンやミニバンなどの大きな車は特にですね〜。
バンパーを地面に落下させてキズがついたり、外す時にあたふたして、ヘッドライトやフェンダー部にキズが付く事もしばしば・・・
ただ、今回紹介するムーブのような軽カーの場合は、1人でも難なく脱着する事が出来ましたよ(^.^)
というわけで、今回はフロントバンパーの外し方について書いていこうと思います!
フロントバンパー脱着に必要なもの
さぁ、始めましょう!
と言っても必要な工具がないと外す事は出来ません!
ムーブのフロントバンパーを外すのに必要なものは以下の通りです。
- クリップ外し
- プラスドライバー(大)
- マイナスドライバー(大)
- 精密マイナスドライバー
- 養生テープ
- ダンボールや不要な毛布類
たったこれだけ?というくらい、意外と必要なものって少ないんですよね〜。
上の写真の左から
クリップ外し、精密マイナスドライバー、マイナスドライバー(大)、プラスドライバー(大)
になります^ ^
クリップ外しは、先端が切り欠いてある30度くらい曲がったものです。
ムーブのバンパーを固定してる止め具は、小さいマイナスドライバーが必要なので、精密マイナスドライバーも用意してください。
軽カーの場合はおそらくこのくらい準備してれば大丈夫です!
以前セルシオのバンパーを外した時には、バンパー下部に10ミリのボルトが二箇所あったので、ラチェットレンチやスパナがあれば基本的に他の車種のバンパーも外せるはずですよ(^^)
養生テープは何に使うかというと、バンパーを脱着する時にボディーに当たって傷つくのを防止するためですね。
フロントバンパーの止め具を全て外したら、左右の付け根を外側に引っ張りながら外します。
その時にバンパーがよがんで、引っ掻く場合があるので、養生テープを貼っておくことをおすすめします!
ダンボールや毛布は、フロントバンパーの下に敷いておくための緩衝材の役割があります。
左右の固定が外れたら、いきなりバンパーが落下する事があるので、そんな時の傷つき防止ですねー。
フロントバンパーを外すまでの流れ

まず始めに全体の流れを見ておきましょう!
上の写真にある通り、たくさんの止め具(クリップ)で固定されており、これらを外していく必要があります。
写真には載せ忘れたのですが、これに加えナンバーの裏にも1つ隠されているので、合計15ヶ所あることになりますね〜( ̄∀ ̄)
僕も最初はこのナンバーの所を外さずにやってたので、危うくバンパーを壊してしまうとこでしたよ。笑
本当にナンバー裏のとこは忘れがちになるので、注意しましょう!
僕はすでに慣れてるので、参考になるかわかりませんが、バンパーが外れるまでに15分かかりません。
作業時間としては、余裕をみて約1時間あれば大丈夫だと思います^ ^
外すのは簡単でも、意外と組み付けの方が手こずる場合があるので、脱着を考えれば2時間みておけばOKですね!
バンパー外し手順
- 駐車スペースを確保
- ボンネットを開ける
- 養生テープ貼り、緩衝材を敷く
- バンパー上部の止め具を5つ外す
- バンパー下部の止め具を6つ外す
- ナンバーに隠れてる止め具を1つ外す
- フロントタイヤ側からサイドの止め具を3つ外す(左右有り)
- バンパーの左右(フェンダーとの接合部)を外側に引っ張りハメを外す
- バンパー両側を外側に引っ張りながら前方に引き出す
ズラ〜っと書きましたが、僕は上記の手順でやりました。
文章だと伝わりにくいと思うので、次から詳しく解説していきますね^ ^
フロントバンパーの外し方
まず水平な駐車場に車を止めて、ボンネットを開いた!
という前提で解説していきます。
バンパー外しとなれば、結構大掛かりなイメージですが、僕的にはジャッキアップが必要ないだけずいぶん楽だと感じますね。
ただ、車高調などでベタベタに下げてる場合などは別ですが・・笑
養生テープ貼り、緩衝材セット
作業に入る前に、大事な車やバンパーをキズつけないための準備をします。
養生テープはマスキングテープでも大丈夫ですが、なるべく幅の広いタイプを使用して下さい!
最低でも幅5センチくらいは欲しいですね〜^ ^
そして、養生テープをヘッドライトの下側とフロントフェンダーのバンパーと面してる箇所に貼り付けていきます。
マスキングテープの場合は紙なので、金属で強く引っ掻いてしまうとすぐに破けてしまいます・・・
心配ならば、2〜3枚ほど貼り重ねると良いですよ!
ちなみに僕は養生テープしてませんが、気にしないで下さいね(^_^;)
僕が手抜きをしてしまっただけですので。笑
あと、万が一フロントバンパーがガタン!と落下してしまった場合と、バンパーを外したあとの置き場所の確保として、下に緩衝材をセットします。
これは普通のダンボールでも構いませんし、使わなくなった厚手のタオルや毛布でもなんでもOKですよ!
とにかく、コンクリートにバンバーを打ち付けてしまう対策ですので、バンパーのどこから落ちても大丈夫なように広い範囲をカバーできるものがおすすめです!
バンパー上部の止め具を5つ外す

ようやく本題のバンパー外しに入っていきます(^ ^)
クリップをたくさん外さないといけません!
まずはボンネットを開いて正面に見える5つを外します。
赤丸の部分がそうですね!
ちなみに僕のムーブははじめから1つ欠品してました。笑
劣化して壊れたのか、前オーナーがバンパーぶつけて、そのはずみで吹っ飛んだのか・・・
詳細は不明ですが、正直1つくらいなくても固定に問題はないので大丈夫!!笑
「止め具の外し方なんて知らんよ!?」
でも心配する必要はありません。
止め具はプラスチックでできており、比較的簡単に脱着することが出来ます!
それに大体外し方は同じなので、要領をつかめばサクサク外せますので(*´∇`*)
ではいきましょう!

ムーブのフロントバンパーに使用されている止め具は計3種類あります!
そのうちの2つですね。
右側がバンパー上部のヘッドライトより左右の2ヶ所のみで、ほとんどが左の止め具が使用されています。

このように切り欠き部分から、マイナスドライバーを差し込んでクイッと捻るようにすると、真ん中の部分が浮き上がります。
傷つけるのが嫌だ!壊れてしまった!
そんな時でも安心して下さいね〜。
この止め具はオートバックスなどで普通に売ってるので、そこまで深刻にならなくても大丈夫ですよ(*´∇`*)

止め具の真ん中部分が2〜3mmほど浮き上がったら、あとは引き抜けば外せます!
僕は9割くらい手で引き抜いて外すんですが、中にはガンコな子もいて、なかなか外れない場合もあります・・・
そんなに登場するのが、クリップ外しです(^^)
これを写真のように、フロントバンパーと止め具の間に入れてテコの原理で外せば、かなりラクに外すことが出来ます!!
今回僕が使ったのが、金属製のものなんですが、内装用の『内張りはがし』などでも大丈夫です。
内張り剥がしはプラスチック製がほとんどなので、バンパーの傷つき防止にも有効だと思いますよ(^^)
このような手順で、バンパー上部にある残りの止め具を外していって下さい。
小さい止め具は精密ドライバーで!

フロントバンパー上部の両端の止め具は、サイズが少し小さいので、大きめのマイナスドライバーでは外しにくい場合があります。
そんな場合は、マイナスの先が小さい精密ドライバーを使用して下さい。
精密ドライバーは先端がとがっているので、止め具に傷が付きやすかったり、隅の方が欠けてしまう事もあるので慎重にやることをおすすめしますよ(^^)
フロントバンパー上部に付いていた止め具の比較です。
結構サイズが違いますね!
取り外し方も簡単じゃなかったですか?
基本的に方法は同じなので、慣れればすぐに外せます(^^)
今まで5車種くらいのバンパーを外してきましたが、どれも同じ方法で作業できるので、これを気に覚えておくと今後もきっと役に立つはずですよ〜。
バンパー下部の止め具を6つ外す

フロントバンパー上部の止め具を5つ外したら、今度は下部の方を外していきます。
手順はさっき説明した方法でOKです!
止め具の位置は、バンパーを下から覗き込むとすぐ見えます。
ちなみに写真の赤丸は車の右側から覗いた時のものですね〜
反対側にも同じようにあり、止め具の種類はバンパー上部で3つ外した大きいタイプと同じものです。
ただ、上向きでの姿勢になるので慣れてないとやりにくいかも・・・
作業中に膝を痛めたり、頭をアスファルトで削らないように本当に気をつけて下さいね!
僕もつい夢中になって、今でもやっちゃいますのでお互い気をつけましょう(^_^;)笑
ナンバーに隠れてる止め具を1つ外す

続いて忘れないうちにナンバー裏の止め具も外しておきましょう!
ナンバーを固定してるボルト2本を、プラスドライバーで緩めて外します。
ボルトが固い場合や、+部分が潰れて回せない時には、10mmのスパナやラチェットレンチなどを使う必要があります。
ボルトが外れた瞬間にナンバーが落ちるので、最後は手で支えながら外すと良いですよ(^^)

ナンバーを外すと、止め具が現れます。
「こんな所にあったのか!!?」
と言わんばかりにひっそりと付いてますね。笑
ここもフロントバンパー下部と同様に止め具を外して下さい!
でも、ホントにここは忘れやすいので注意してくださいね(^_^;)
このナンバー裏の止め具は、軽自動車で採用される事が多く、セダンやミニバンなどではこんな風に隠れていません。
なので、今までセルシオやヴェルファイアのバンパーしか触ってこなかったので全然検討違いだったわけですよ・・・
んで、「あれ?外れない・・」
無理やり引っ張れ〜!!みたいな。笑
もし違う車種で止め具を外したのに、なぜかバンパーが外れない。という場合にはナンバー裏も疑ってみましょう(^o^;)
フロントタイヤ側からサイドの止め具を3つ外す(左右有り)

最後にフロントバンパーのサイド面の止め具を外します。
タイヤの方から見ると、3つ止め具がありますよね?(写真は左タイヤ側)
全部がバンパーを固定してるわけではなく、実際にバンパーとの固定具は一番上の1つだけです。
下の2つはインナーフェンダー(泥除け)を固定するためのものですね〜。

バンパーサイドの止め具は、大きめのドライバーでは外すのが難しいです・・・
なので、精密のマイナスドライバーを使用して外した方が良いですよ(^ ^)
止め具の中央部分を、ドライバーで浮かせるようにします!
僕的にこの止め具がいちばん破損率が高い気がします。(今回はそうでした)

このように中央部分を浮かせる段階で、クリップが欠けたりするんですよね。笑
これで止め具のロックは外れたので、そのまま引っこ抜けばOKです!

基本的に手で引っ張れば外せますが、固いようならグリグリ回す感じにすると外しやすいですよ〜

それでもダメなら、クリップ外しを突っ込んで外すのが確実ですね!
無理に工具でこじったり、ペンチでつかむようにすると傷がついてしまいます。
新品の止め具を準備してるのであれば、壊す勢いで外すのもアリだとは思いますが。笑
止め具はまとめて保管しておく

今の段階で止め具類は全て外し、あとはバンパーを外すだけの状態です(^^)
ですが、作業に夢中になってるとバンパーの止め具の在り方がわからなくなります!
作業が終わって「あれっ?止め具がない〜!」とならないように、まとめておいた方がいいですね〜
僕は工具ボックスのフタなどに入れておくことが多いんですが、作業の邪魔にならないとこに避けておく程度でも十分です(^ ^)
バンパーの下とかに放置しておくと、踏んだり蹴ったりしてあとから大変なので・・・
箱などを用意できない場合などは、フロントタイヤのすぐ横にまとめておくのも良いですね〜。
ムーブのバンパー外しにおいて、外す止め具類は以下の通りです!
- 止め具(大):10個
- 止め具(中):2個
- 止め具(小):6個
- ナンバー用ボルト:2個
1〜2個なくなったくらいで、バンパーの固定が不十分になる事はありませんが、しっかり管理した方が良いです( ̄∀ ̄)
バンパーの左右(フェンダーとの接合部)を外側に引っ張りハメを外す

いよいよフロントバンパー外しのメインですね。
ここからは、ボディーやバンパーなどにキズをつけてしまう恐れもあるので、慎重に作業していきましょう!
写真のような位置(バンパーとフェンダーの付け根)を持って、外側に引っ張りハマってるのを外します。
傷つけたり破損させるのが怖くて、そろ〜っとやる人が多いと思います。僕も最初はそうでしたから。笑
でも、これはある程度勢いをつけてやった方が良いです!
と言いますか、勢いよくやらないとなかなか外れません。
「バコンッ!」
とすごい音がしますが、大丈夫ですよ。

こんな風に頑丈そうな部品で固定されてるので、そう簡単に壊れることはありません!
外側ではなく、上や前に引っ張ると割れたりするので、『外側に勢いよく引っ張る』ことが大事です(^ ^)

反対側も同じようにして、バンパーサイド部のハメを外して下さい。
バンパー両側を外側に引っ張りながら前方に引き出す

あとはバンパーを前方に引き出せば外れます。
が、このままではサイド部分が引っかかって外せないと思うので、外側に引っ張りながらバンパーを引き出すのがコツですね!
2人で作業する場合は、かなり楽です。
両側に2人立って、そのまま難なく外せると思いますよ。
車のバンパーは樹脂で出来てるのでそこまで重くもありませんからね〜。

今回のように1人で作業する場合はどうするのか?
フロントバンパー上部の真ん中あたりを持ち、もう片方の手でサイド部分を外します。
片方外れたら、手を持ち替えて反対側も外す。
といった感じでしょうか!

また、バンパーを外してもフォグランプなどの配線がつながってるので注意が必要です!
いきなりバンパーを引っ張ると、最悪配線が切れたりコネクターが破損したりするかも・・・
僕が以前、配線でバンパーを宙ぶらりんにした時は大丈夫でしたけどね〜。笑
2人で作業する時は1人がバンパーを支え、もう1人がコネクターを抜いてやればいいんですが、1人ではそうはいきません!
そこでちょっと無理やり感が出ますが、僕の場合自分の靴に乗せる感じでバランスを取り、コネクターを抜いてました。
そうでなくても、15〜20センチくらいの置き台みたいなのがあれば楽にコネクターを分離できますよ(^ ^)
最後に

これで無事にフロントバンパーが外れました!
バンパーの外し方について書いてきましたが、いかがだったでしょうか?
思ってたよりも簡単なように感じたと思います。
僕はやってませんが、作業前にキズ防止の養生やバンパー下に緩衝材を置いておくことでそこまで大きなリスクはありません!
ですが、止め具はどうしてもプラスチック性なので壊れやすいです。
新車から4年目のタントで、すでに劣化して硬化してたので、壊れるのはしょうがないかと・・・笑
「全ての止め具が壊れちゃった〜!」
ということは滅多に無いと思いますが、心配であれば予備の止め具を準備しておくといいですね〜
オートバックスなどに普通に売ってるので、1つ外して商品と見比べればわかると思いますよ!
以上、参考になれば幸いです(^ ^)
フロントバンパーを外した後は、色々車イジリしたくなりますよね?
ムーブのフォグランプをLED化してみたので、よければコチラの記事もご覧ください!
コメント