車のウォッシャー液はガラスの汚れを落とし、視界を確保するために重要なものです。
でも、僕みたいに頻繁に毎日ウォッシャー液を使ってる人は、お金を払って市販のものを買うのは気が引けるって人も多いはず。
実際、僕も免許とって約10年、ウォッシャー液は『水道水』のみで乗り越えてきました!
もとは、父の影響で「ウォッシャー液を使うとシミになる!」と言われてた影響がでかいんですよね。
しかし、この間車検で「ウォッシャー液は水でお願いします」と言うのを忘れてしまい、補充されました。
「うわっ最悪!」と思ってましたが、使ってみると不思議なことに、洗剤っ気が全然無いんですね。笑
「ウォッシャー液も意外と使える?」と思ったのがきっかけで色々調べた結果
『水道水よりウォッシャー液の方が良い!』という結論に至ったのです。
→ウォッシャー液の補充には純水がおすすめ!凍結やシミの心配もない?
なので今回は、ウォッシャー液になぜ水道水がダメなのか?また、その対策について書いていきますね。
水道水はカビが生える
水道水には塩素が含まれています。
ウォッシャータンク内の水を長時間放置することによって、この塩素の成分が腐敗してしまうんだそうです。
なので、最悪タンク内にカビが生えてしまうことになります。
そうなると、カビがウォッシャー経路に詰まってガラスの汚れを落としたい時に、ノズルから出ない!という事になりかねません。
タンク内の水が腐敗することはなくても、ウォッシャーノズル手前の細いホースに溜まった水はどうでしょうか?
ホースが細いだけあって、数週間ウォッシャーを使わなければ、カラッカラに乾いてしまいますよね。
その繰り返しで、徐々にホース内に粕が溜まっていき、いつの日か水が出なくなってしまうんです。
僕も水道水をウォッシャーに使ってる話はしましたが、車に乗るときは頻繁に使ってしまう癖がついています。
無意識に、ホースの水をフレッシュにしたい。と感じたからだと思います。
場合によっては、2リットルあるウォッシャータンクが1週間で空になる時もあるくらいですから。笑
でも、そのおかげで約10年間、僕の場合は水道水でもタンクやホースが腐敗して詰まる。といった不具合がなかったんだと思います。
水道水をウォッシャータンクに入れてるけど、あまり使わない人は要注意ですね!
あと、水道水ではなく、ミネラルウォーターを入れると、さらに悲惨なことになります!
成分に含まれるカルシウムやマグネシウムが、強く影響してるみたいです。
僕自身「売ってるミネラルウォーターならキレイだから良いでしょ~」と思ってたので、案外間違って入れてる人も多いように思います。
もし、あなたがミネラルウォーターをウォッシャーとして使ってるなら、すぐにやめた方が良いでしょう。
冬場に凍って使えなくなる可能性
水道水は氷点下まで気温が下がると、凍ってしまいます。
そうなると、緊急時にウォッシャー液が出なくなり、使用できなくなるんです!
フロントガラスが汚れてたり、ホコリがついた状態で、夕日が当たるとすごく見にくいんですよねー。
いざ、そんな時に使おうとしても、凍ってたら使えません。
とても視界が悪く、危険な状態で運転するはめになってしまうんです。
なので、氷点下の中運転する場合は、凍結しないウォッシャー液を使用することが推奨されてるんですね。
寒冷地に住んでる人は、元々水道水を入れてる人はあまりいないと思います。
日頃から凍結する危険を知ってるから、普通の水なんて入れないですよね?
危ないのが、市街地に住んでいて、氷点下になる機会があまりない地域の人たちです。
僕が住んでる地域も、1年を通して氷点下まで気温が下がることは、1日あるか無いかの世界ですからねぇ。
ウォッシャー液が凍って危険な目にあうなんて思ってないんですよ。
ウォッシャーが凍ってもノズルの位置次第で使える場合もある
ただ、ウォッシャーノズルがボンネット上についてる車だと凍結しないように思います。
ウォッシャータンクの水は、相当気温が下がらないと凍りません。
基本的に凍ってウォッシャーが出なくなる原因は、ホースや径の細いノズル部分です。
乗り始めはウォッシャーが出なくても、エンジンが温まってくると、水が解けて通常通りにウォッシャーが使用できるようになります。
僕が今まで乗ってきた車4台のうち3台はスポーツカーやセダンで、ウォッシャーノズルがボンネット上にありました。
そのおかげかどうか、一度も凍って液が出ないってことは無かったんですよね。
でも、ボンネットにちょこんとノズルが二つついてると見た目があまりよくありませんよね?(個人的な意見です。笑)
だからなのか、最近の車は、ウォッシャーノズルをカウル部分につけていたりするんです。
カウルってのは、フロントガラスとボンネットの間にある黒い樹脂部分のことで、ワイバーが取り付けられてる場所って言えばわかりやすいでしょうか。
カウル部分についてることで、エンジンの熱が伝わりにくく、解氷までに時間がかかる。もしくは、凍ったままという怖い事態になるんですね。
今乗ってるタントで、実際に怖い思いをしました。
タントもカウル部分にノズルがついてるので、凍ってしまうとなかなか解けない作りだったんです。
年末の帰省で、滋賀県の山道を高速道路で走っており、雪が積もってた日の話です。
積雪対策はスタッドレスタイヤで十分だったのですが、ウォッシャー液が水道水を入れたままでした。
というか全く意識していませんでしたね。笑
高速道路には、凍結防止でよく塩がまかれていて、その日も同様に塩が巻いてありました。
前車のタイヤが巻き上げた塩水がしぶきとなってどんどんフロントガラスに付着していきます。
「ガラスが白っぽく汚れてきたなぁ~」とウォッシャーを出そうとレバーを引くも当然出てきません。
その時の外気は−3℃、水は凍りますよねー?笑
ウォッシャー液が出ない状態でワイパーだけが動くとどうなるか?
ガラスについた塩を広げてしまい、さらに視界が悪化してしまいます。
本当にあの時は危険な思いをしました。
すぐにパーキングに寄って、お湯をノズルにかけて使えるようにしました。
最悪事故る危険性もあったわけですから、ウォッシャー液も非常に大切だと実感した日でしたね。
水道水のみの使用は控え、ウォッシャー液を薄めて使う
水道水をウォッシャー液として使うのではなく、市販のウォッシャー液を使うのが一番良いです。
「ボデーにシミがつくのは嫌だ!」
という場合は、ウォッシャー液を水で薄めて使ってください!
ウォッシャー液には以下の作用を持った種類があります。
- 洗浄効果
- 凍結防止
- 撥水効果
- 油膜落とし
どんなものも基本的に、凍結防止効果はあるので、大丈夫かと思います。
また、原液のまま使用すると、−20℃までOK。
水で3倍に薄めると、−6℃くらいまで使えるものもあります。
水で希釈すれば、費用も抑えられ、シミのリスクも限りなく減らせるのでオススメです!
というか、ウォッシャー液には、純水といった不純物を含まない水が使用されてるので、シミのリスクはむしろ減るのでは?と思ったりしてます。
自分で試したことないので、なんとも言えませんが、今度試してみようと思ってます。
あと、ウォッシャー液を水で希釈して使う場合は、水のカビ防止のため『防腐成分』が入ってるものを選ぶようにして下さいね!
最後に
水道水をウォッシャー液に使うと、カビでノズルが詰まったり、凍結していざという場面でウォッシャーが出せない!
といった事態になる可能性があります。
どうしても、水道水を使いたいなら、
- 氷点下になる環境では車に乗らない。
- 水のカビ防止のため、頻繁にウォッシャー液を出す。
これらを守るしかないですが、ちょっと難しいですよね?
特に、環境に応じて運転してはいけない!とかは無茶過ぎます。笑
なので、年中通して安全に車に乗り、車のシミもなるべくつけたくない!って場合は
- 市販のウォッシャー液を水で2倍程度に希釈して使う
- 洗浄効果、防腐成分があるタイプを選ぶ
こうすることで、シミの発生もなるべく抑えながら、冬場も問題なくウォッシャーが使用できるようになります。
純水でできたウォッシャー液を使うのもおすすめです!
僕的には撥水タイプよりも、純水ウォッシャーの方がさらにシミになりにくいと感じています(^^)
安全な運転のために、自分がウォッシャー液に何を使ってるか見直してみてはどうでしょうか?
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