ワイパーブレードは写真のように、モーター部分から伸びてるアームの先端に取り付けられてる部品です。
このワイパーブレードにゴムが取り付けられており、このゴムのみを交換することが多いですね。
ワイパーゴムの交換は一般的で、よくオートバックスや洗車場で交換してる風景を見ます。
しかし、ワイパーブレードも消耗品なので、可動部分が劣化してくると、動きが悪くなりガラスの曲面に密着出来なくなります。
すると、拭きムラなどの不具合がでてくるので交換が必要なワケですよ。
「ワイパーブレードを交換したいんだけど難しいかなぁ〜?」
と思ってるあなた!!
実はゴムよりブレードの交換の方が簡単なんです!
ワイパーゴムは細かい作業や注意点もちょいとありますが、ブレード交換はサクッと出来ます。
慣れれば数十秒で終わるくらいホントにど簡単です。
今回は、そのワイパーブレードの交換方法を解説していきます。
数十秒で終わる作業をじっくり説明するので、交換した事ない場合参考にしてみて下さいね。
ワイパーブレード交換方法
ブレード交換の手順はとても単純で
1、アーム立てる!
2、ブレード外す!
3、ブレード取り付ける!
の3ステップです。これ以上細かく分けるのは難しいです。笑
今回交換する車はLA600Sのタントカスタム
ワイパーブレードの長さはそれぞれ以下の通りになります。
運転席側:475ミリ
助手席側:450ミリ
ここを間違えて長いものをつけると動かした時に干渉したり、逆に短いと拭き取れない箇所が出てくるので注意です!
ちなみにもう一台のムーブは、550ミリと400ミリでした。
汎用性ゼロですねぇ。笑
それでは早速いってみましょう!
ワイパーアームを立てる
まずは写真のように、ワイパーを立てて下さい。
車の前に立って、ワイパーブレード中心あたりを持ち、手前にあげるようにするとOKです!
ワイパーアームが直角になるぐらいまで上げると、カクンって感じで手を離しても戻らなくなります。
これは、アームの中にあるスプリングが効いてるからであって、強風や体が当たるなどすれば、ブレードが勢い良く戻るので注意しましょう!
僕のタントカスタムでは、普通にワイパーを立てれましたが、中には普通に出来ない車種もあるんですよ〜。
以前乗ってたセルシオもそうですが、ワイパーを動かしてない時は極力見せない様な作りになってました。
なので、普通にワイパーを立てようとすると、ボンネットに当たって立てれない・・・
「こ、これは〜どうすれば?」
正規のやり方はわかりませんが、おそらくこの方法しかないだろう!と思い以下の様にやってワイパーを立てました。
2、レバーを下げてワイパーを動かす
3、ワイパーがガラスの中間らへんまで動いたらキーを切る!
ワイパーが動いてる最中に、キーを切って無理やり止めるという荒技ですね。笑
セルシオの他にも、こんな仕様になってる車もあると思います。
もし、あなたが乗ってる車がそうなら、この方法試してはどうですか?
ワイパーブレードを取り外す
本題のブレードを取り外していきますね。
これはタントの運転席側のサイドミラー付近から見た画像です。
このように、ワイパーブレードを少し傾けて下さい。
45°くらい傾けるのが一番やりやすかったので、写真くらいの位置がベストですよ!
写真の赤丸の部分に小さなポッチみたいなのが見えるでしょうか?
これがブレードの外れ防止になってるんですねー。
外れ防止のポッチをアーム側に押さえ付けて下さい。
そんなに力は入りません!
そして、その状態のまま手前にワイパーブレードを引くと少し動きます。
ある程度動いたらポッチを押さえてた指は離しても大丈夫ですよ。
そのままワイパーブレードを外しましょう!
この時、ワイパーゴムの部分にアームが突き刺さりますが気にしないで下さい。笑
ワイパーゴムの金属板の反力で少し硬くなります。
しかし写真の様に少し無理をしないと知恵の輪状態で外れませんのでー。
はい!無事にワイパーブレードを外すことができましたね〜。
今回は、ブレード交換なので良いですが、ゴム交換だと、この状態でしばらく放置する事になります。
万が一にも、強風だったり体が当たったり、誰かにイタズラされたり?
で、アームが倒れてしまうとガラスが傷つく恐れがあります。
なのでワイパーアームを一度ゆっくりおろしていき、ガラスと当たりそうな場所にタオルか何か敷いておくと良いですね!
タオルがなければ、バックでも段ボールでも大丈夫ですよ。
とにかく、アームが勢い良く落ちた時に、アームがガラスに当たらない様にしましょう。
ガラスというものは硬いけど、本当にもろいです。
友達が高速道路を走ってた時に、前の車から小さな飛び石がガラスに当たっただけで、20センチくらいの亀裂が入ってしまったそうです。
もちろんそれでは車検にも通らないので、13万円かけて新品ガラスに交換したそうですよー。笑
ワイパーアームでも、ガラスに亀裂が入る可能性が十分にあるので気をつけて下さいね!
最近はU字フック式固定が主流
ワイパーブレードには複数の固定方法があり、以下の4種類です。
ビス止め式
センターロック式
サイドロック式
今回のタント含め、最近の国産車はほとんどが『U字フック式』になります。
僕も、実家や友達の車をいろいろ見てきましたが全てU字タイプでしたね。
参考程度に紹介しましたが、あなたの車も国産車ならおそらくこのタイプなはずですよ!
新品のブレードを取り付ける
それでは新品のワイパーブレードを取り付けていきます。
今回購入したものは、エアロタイプになりますので、この方法で進めていきます。
純正同等品もほぼ同じ交換方法なので安心して下さいね〜。
写真にあるカバー?みたいなのを開いて下さい。
小指を突っ込んで上に上げるとすぐ外れました。
これを外さないとアームに取り付けられないので、左右分やっておくと良いですね。
カバーを開いたら、アームのU字部分がはまるところを写真の様に引き出しておくと、スムーズに取り付けできます。
あとは、外した手順の逆をするだけです!
カバーを開いたところからアームを入れて、引っ掛けにかけてあげます。
外す時と同じで、ある程度押し込んでやらないと取り付けられないので、少し力を入れてはめて下さい!
ブレードをワイパーアームに引っ掛けたら、あとは「カチッ」と鳴るまで手前に引いて下さい。
新品だと動きもスムーズで、カチンという感触もわかりやすいので手応えでわかります。
最後に、取り付け前開けたカバーをパチンと音がするまで閉じたら完成です!お疲れ様でした。
あとは、助手席側のワイパーブレードも全く同じ手順で交換して下さい。
交換完了です。いやぁ〜良いですね!
純正の骨組みワイパーと変わって、シンプルなデザインで気に入りました。
これだと洗車の時にもスポンジが引っ掛からず、サッと拭くだけでいいのでラクですね〜!
このタントは新車から3年経ってます。走行距離は16000㎞と少ないです。
でも、3年の期間くらいでは、性能はそんなに落ちてなかったんですが、
気分的にというか、ツヤも無くなってたので交換してみました!!
作業する時には軍手した方が良い!
無事にワイパーブレードの交換は終わったんですが、手を見ると真っ黒・・・
なんかススみたいなのがついて、手が汚れてしまいました。
軍手を着用して交換すれば良かったと後悔しましたねー。
しかもこれが地味に落ちないんですよ。
石鹸をつけてから爪でゴシゴシやれば落ちましたが、始めから軍手しとけば汚れもしないんですから絶対そっちが良いです!
ちなみに汚れるのはワイパーブレードではなく、ゴムの部分ですね。
何かコーティング的なものなのでしょうか?
何はともあれ新品のゴムを触っても汚れたので、白系のTシャツを着て作業すると、黒くなっちゃう危険がありますよ!
お気に入りのシャツなら落ち込みどMAXになります。
軍手着用&汚れてもいい服装で作業するのが安心ですね〜!
ガラコの新作?ワイパーブレード
今回僕が取り付けたワイパーブレードは、ガラコの『パワー撥水 エアロスムース』です。
エアロスムースなので、空力も良くなり?デザインもなだらかって事でしょうか?
デザインは好きですが、空力はよくわかりませんね。あまり期待は出来なさそうです。
ブレードの固定部分は硬いプラスチック製の様ですが、両端部分はゴムの様な材質になってました。
そして、中を覗くと純正の様なブレードが顔を出します。
外観はカッコ良く出来ても、本体はやはりこの形状が一番って事ですかねー。
何だか高級料理店の店裏を覗いた気持ちです。笑
ワイパーブレードはじっくり確実に選ぼう!
ブレードには色んな長さがあるので、今ついてるものと同じ長さのものを選んで下さい。
長さが合ってればよっぽと装着出来るはずですが、不安ならお店の人に聞いたり、適合表みたいな冊子が近くに置いてあるのでそれで確認しましょう!
僕は以前オートバックスとかのワイパー売り場前に居座るのが好きではなかったんです。
「あいつワイパー売り場の前で何やってんだ?」
と思われるのが何だか恥ずかしいって感じでしょうかね〜。
でも実際ワイパーの選び方がわからない人もたくさんいますし、間違ったサイズを買ってしまったらかなり勿体無いですよね?
ですので、ワイパーブレードやゴムを選ぶ時はドンと構えてじっくり選んで大丈夫です。
整備を全てディーラーに任せてる人から変な目で見られる事もあるかもしれませんが、そんな人に限って選び方もわからない人多いんですよ。(たぶん)
最後に
ワイパーブレードの交換方法を説明してきました。
写真と文章で長々と書きましたが、動作としては本当にすぐです!
あなたもテクニシャンになれば、1分くらいで2本交換できるようになれるかもしれません。
早くやるのが良いってことではないので、慣れるまではゆっくり確実に作業しましょう!
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