アルミホイールもたくさん種類があり、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね?
見た目でビビッと来たホイールを選ぶのが普通だと思いますが、ホイールは様々な種類に分けられます。
- ホイールの製法(作られ方)
- ホイールの分割数(ピース)
- ホイールディスク
などなど
ホイールは材料の違いや組み立て数(ピース数)の違いでも値段も大きく異なります!
「とにかくインチアップできれば良いや!」
と思うなら別ですが、少しでもアルミホイールの事を理解した上で選んだほうが良いと思います。
なので今回は、アルミホイールにはどのような違いがあり、どんな選び方をすれば良いのか?について書いていきますね!
「アルミホイールを履くことで何が変わるの?」
と思う人は、コチラの記事も参考にしてみて下さい(^^)
→車にアルミホイールを履かせたい!メリット・デメリットについて解説
アルミホイールの製法の違い
まずはアルミホイールの作り方の違いですね!
ホイールは『アルミ合金』と呼ばれる金属を高温で溶かし、形を成形した上で冷やして固まらせます。
大きな違いとしては『鋳造』と『鍛造』に別れ、通常のアルミホイールは鋳造ホイールが多いです!
鋳造が一般的なホイール、鍛造が高級ホイール。といった感じでしょうか。
これらの違いについて見ていきましょう(^^)
鋳造ホイール
鋳造ホイールとは、予めホイールの型を用意し、溶けたアルミを流し込み冷やして製造されます。
これが一般的な製法で、方にアルミを流し込めば良いだけなので、大量生産に向いてますね〜。
大量生産の無いが良いか?
それはコストが安くできるということです!
新品ホイールが比較的安く手に入るのは、間違いなく鋳造ホイールでしょうね。
鋳造のアルミホイールでも強度は全く問題ないので、僕的には鋳造ホイールで十分でした。笑
ただ、後述する鍛造ホイールよりも強度が低下するので、薄っぺらいデザインなど、強度不足になりそうなデザインは実現できません。
また、アルミホイールの裏側に、鋳造の型から取り外した時の跡が残ってるものが多いです。
でもまぁ、普段は見えない場所なので気にすることも無いとは思いますが・・笑
「ホイールに金は掛けれねぇ!」
という人は、鋳造ホイール一択と言えるでしょうね〜。
純正ホイールに比べれば、デザイン性の高いホイールが作れるので、不満に思うことも無いと思いますよ(^^)
鍛造ホイール
お次に高級な鍛造ホイールです!
鍛造ホイールも溶かしたアルミを固めるのに違いはありません。
しかし、鍛造ホイールはアルミが冷える時に、何トンもの圧力をかけて固めます。
すると、軽量であり強度も高いホイールが出来上がります。
鍛造ホイールは圧力の力で固めた後、削りだし(マシニング製法)でデザインを決めていきます。
これにより、スポークのかなり細いディスクなど、凝ったデザインのホイールも作ることができるわけですね〜。
なんと言っても、鍛造ホイールはその軽さが売りで、走行性能もかなり向上します。
『バネ下重量』と呼ばれる重さが変わるので、フットワークや加速性、燃費向上などの効果がありますよ!
ちなみにバネ下重量とは、タイヤやホイール、ブレーキなどのサスペンションよりも先の重さの事です。
このバネ下重量の軽量化は、サスペンションの上の重量軽減の約6倍の効果があるので効果絶大ですね!
ただし、良いとこづくしの鍛造ホイールですが、製造工程が複雑で、設備にお金がかかったり、作業時間も掛かるため、かなり高価になってしまいます・・・
品質の良い鍛造ホイールになれば、乗用車用で1本15〜20万円くらいします!
1本ですよ?笑
車には4本ホイールがあるので、その4倍の60万〜80万円。プラスタイヤ代が入るので、信じられないくらい高くなります。
普通の人には手が出ない値段ですよね〜。
僕も鍛造ホイールなんて履いたことありません!
「鍛造ホイールにすれば走りが変わる!」
という話を聞くので、走りにこだわりがある人はどうでしょうか?笑
鍛造ホイールといえば『BBS』というメーカーが有名です。
僕も初めて車を買った時から憧れてましたが、夢が叶う日は来るのでしょうか〜(*´ω`*)
アルミホイールの分割数の違い
ホイールは1つの鉄のかたまり!
そう思うかもしれませんが、実は2つ3つのパーツを合体してるホイールもあるんですよ。
『ピース』と呼ばれるパーツに分けられており、1ピース、2ピース、3ピースと3種類のホイールがあります。
1ピースホイール
1ピースホイールは文字どおり、継ぎ目がない1つのパーツで全体ができています。
部品数が少なくコストが低いので、大量生産に向き安価なホイールですね!
ネットで安く販売されているアルミホイールはこの1ピースホイールです。
デザインやサイズも少なく、個性を出せないホイールとも言えますが、とにかく安い!
鍛造ホイールは1本15〜20万円と言いましたが、1ピースホイールで安いものだとタイヤ付きの4本セットが20万円以内で買えますから。笑
とくに街乗りメインでスポーツ走行しない場合、1ピースホイールと組み合わせて装着するのも良いかもしれませんね(^o^)
2ピースホイール
この2ピースホイールが最も定番と言えますね!
2ピースホイールは、ホイールの外径部分の『リム』と、表面の『ディスク』に分かれた構造です。
リムとディスクを別で製造し、後で2つを合体させたものですね。
ディスクはホイールのデザインでもあるので、これを単体パーツとして作ることで、デザイン性の高いホイールに仕上げる事が可能なのがメリットです(^o^)
また、このディスク部分に車への固定用穴があるので、ミリ単位でのインセット調整が可能なのも良い点です!
ホイールの幅を変えずに、インセットを増やせばフェンダー内に収める事ができますし、逆にインセットを減らせばフェンダーのツラまで詰める事が出来るので、オーダー時のマッチングが重要になってきますけどね・・
2ピースの特徴としては、ディスクをリムに固定する『ピアスボルト』存在もあります。
ピアスボルトが外周にあると、デザイン的にも良いですし、高価なホイールに見えるので、見栄えも良いと思ってます。
ただ、ピアスボルトには汚れが溜まりやすく、洗車するたびに蓄積して目立ってくるので、しっかり洗わないと汚れが固着してしまう可能性があるので注意ですね(*´ω`*)
あと2ピースの特徴として、『リムが取れる』という点もあります。
リムとはホイールのフチ部分からディスクまでの距離ですね。
『深リム』とか言われてますが、これは好みが分かれるかと思います。
僕も以前は深リムが好きでリムが深いホイールばかり履いてましたが、ヴェルファイアに装着するホイールは違うタイプにしようかと検討中・・・
とにかく2ピースホイールがコスパ最強って事ですね。笑
3ピースホイール
最後に3ピースホイールです。
想像のとおり、この3ピースのホイールが最も高価になります!
僕も初めて3ピースホイールを買った時はドキドキしましたよ。笑
分割されるパーツとしては、『インナーリム』『アウターリム』『ディスク』に別れます!
ホイールを進行方向から見て、縦に切ったのをイメージして下さい。
この時車の内側に来るリムがインナーリム、外側がアウターリムと呼ばれます。
「ホイールを3分割にして大丈夫なの?」
それは大丈夫です。
3ピース製法を行うのは大手メーカーですし、しっかり計算された上で、多数のボルト・ナットで固定しますので(^o^)
3ピースのメリットとしては、極限までデザイン性を上げれる事でしょう。
ディスクだけでなく、リムも分割になりさらに複雑な構造が可能になります。
また、形状だけでなく、インナーリムとアウターリムで色を変える事もできたりますよ!
僕はインナーリムのみマットブラックにして、アウターは通常のアルマイトメッキにしました。
ドレスアップとは違いますが、インナーリムはブレーキダスト付着が激しく、普通の洗車だと手が届きません・・・
普段のお手入れの効率化としても3ピースホイールは使えますね〜(*´ω`*)
あと、ホイールのディスクやアウターリムが強調されたりもするのでオススメです!
国内・海外問わず高級ホイールとして知られてる3ピースホイールですが、2ピースホイールとの差はほとんど無いと思います!
鍛造の3ピースホイールは最強ですが、同じ鋳造アルミでの3ピースと2ピースでの誤差はあまり無いかと思います。
最後に
アルミホイールの違いや選び方について書いてきました。
鍛造ホイールと鋳造ホイール、漢字は似てますが、性能は段違いなのをわかってもらえたと思います。
あと値段も・・笑
最終的には自分の気に入ったホイールを買うのが一番ですが、知識として知っておくことで選ぶ時にも考えるようになるのではないでしょうか?
最もコストパフォーマンスが良く、カッコ良いホイールを履かせるには『鋳造2ピース』のアルミホイールが最もバランスが良いと思います(^o^)
スポーツ走行が好きなら『鍛造1ピース』、とにかくインチアップなら『鋳造1ピース』など選び方は自由です!
あなたにピッタリのホイールと出会うことを願ってますよ(^^)
以上、参考になれば幸いです。
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