車のガラスには、知らずうちに油膜が付いてしまいます。
「なんか視界が悪いなぁ!」
「ボヤけて見えるな〜」
そんな時は、ガラスに油膜がこびり付いてる証拠!
特にフロントガラスへ油膜がつくことが多く、これもガラスが、地面に対して水平に近いようになってるからだと思います。
この油膜は、普通の油ではなく、シリコーン系の油の事ですね。
車の排気ガスなどにも含まれてるので、ずっと屋内駐車してない限り避けられない!って訳ですよ。笑
これらの油膜は、普通に洗車しただけでは落とす事が出来ません!
なので、研磨剤や専用クリーナーで油膜取りをする必要があるんですね。
また、撥水コーティングをする時にも油膜取りは重要です。
目で見てわからないレベルの油膜でも、コーティング効果が落ちたり、耐久性が下がってしまうので。
コーティング剤の拭き上げの時にも、しっかり定着せず、油膜を広げてるだけのようになるので、前処理としても大切ですね(^-^)
今回、フロントガラスについた油膜を取るのに、クロスタイプを使ってみたんですが、意外にもすぐ落ちて、作業性も良かったので、その手順について書いていこうと思います(^ ^)
ひどい油膜やウロコ取りには研磨剤を!

フロントガラスに、ウロコ状の水垢などがこびり付いてる場合。
または、ガラスの油膜がひどい場合は、研磨剤を使って根こそぎ除去する方法がおすすめです。
ウロコ取りについては、コチラの記事に書いたので参考にしてみて下さい!
→車ガラスの水垢・ウロコの落とし方!同時に油膜も除去できてコーティング効果UP
ガラコの油膜取りクロス

こちらが今回使った物になります。
ガラコの『コンパウンドクロス』ですねー。
枚数は6枚しか入っておらず、使い切りのような感じですが、意外といけますよ!
2枚でフロントガラス1枚。と言ったところでしょうか。
面を折り返して使えば、1枚でも大丈夫かもしれません。
ただ、夏場などすぐに乾いてしまう時に使うと、成分がすぐ蒸発してしまうのでたくさん使う事になるでしょうね・・・

見た感じは普通のクロスです。
ウエットシートみたいで、触った感じもあまり違いがわかりません。
ボディーの汚れ落としに、間違って使わないようにしないといけませんね〜。笑
ガラス油膜取りの方法
今回はフロントガラスの油膜取りをやっていきたいと思います。
まずはガラスの状態を見るために、全体に水をかけてみましょう!
写真の手前側の状態は、油膜を取った状態(研磨剤を使った後の状態)
奥側は水が水滴状に弾いてますね〜。
これは以前の撥水コーティングが残ってる証拠です。
もし、あなたがコーティングの下地処理目的で行うならば、こうなってる箇所は全て油膜取りする必要があります!
ガラスの水分を拭き上げる
水で濡らしたガラスは、しっかりと拭き上げておきましょう!
コンパウンドクロスで磨く

始めに紹介した、コンパウンドクロスでガラス表面を磨いていきます。
クロスは手の平サイズくらいにしておくのがベストですね!
乾いてきたら裏返すか、折り返して使うといいですよ(^^)
僕の場合、以前のコーティング剤が残ってるので、最初はクロスの成分が弾いてるのがわかります。笑
この状態では、まだまだ油膜が取れてませんので、ゴシゴシ磨いていきましょう!
ガラスが白くなってきたら油膜が取れてきた証拠

ものの5秒くらいでしょうか。
コンパウンドクロスで磨いてたら、成分が白くにじむようになってきます。
こうなったら油膜が取れてきた証拠なので、他の部分も同じように磨いて下さいね〜(^ ^)
最初は拭く感覚も軽くて、「これ大丈夫なんかな?」と思ってました。
でもガラスを磨いていくと、すぐに拭き取る抵抗が増えて、みるみる間に白くなっていきました!
頑固な油膜では、もう少し時間が掛かるかもしれませんが、根気よく磨いてみて下さいね〜。
水分が残ってると、十分な油膜取り効果が得られず、時間もかかりますので^ ^
油膜取り後は水で洗い流すのも良いが・・・

僕の感覚では、ガラスが白くビタ〜っとなったら、OKのサインだと思ってます!
なので、次にこの油膜取り成分を落としていきます。
説明欄には、『油膜が取れたら水で洗い流して〜』とありますが、ちょっと待ってください!!
ここでは手を止めずに、そのままクロスで拭き続けるのがおすすめですよ(^^)
白くなっていた成分が、乾いてきたクロスに拭き取られて、キレイになるじゃありませんか〜!
もちろん最後には、マイクロファイバーやスポンジに水を含ませて洗い流す必要がありますけどね(*´∇`*)
あらかじめ大部分の成分を拭き取っておく事で、洗い流すのも楽になり、未塗装部分(ワイパー部分)へ白く残る心配も皆無になりますよ〜。
ガラスに大量の水をかけて油膜の取れ具合を確認

フロントガラスに大量の水がかけれれば、どんな方法でもOKです!
バケツでぶっかけるも良し! スポンジに水を含ませて洗い流すも良し! 直接シャワー水をかけるも良しです!
でも僕はマイクロファイバークロスを使います。
いろんな記事で紹介してますが、洗車関係で使うのは、決まってマイクロファイバー!
ある意味信者みたいになってますね。笑
出来ればスポンジか、マイクロファイバーを使った方がわかりやすいかもしれません。
大量に水を含ませ、フロントガラスを水洗いする感じで洗い流して下さい。

すると、大部分がこのようになるはずです!
水弾きがほぼ無くなり、ガラス面に水が広がってるのがわかるでしょうか。
この状態を目指します!
今回はわかりやすいように、フロントガラス中央付近の油膜をあえて残しました。
こうなってる部分を見つけたら、まだ油膜が取れてないので、コンパウンドクロスを使って磨いていきましょう!
先程使ったクロスで頑張れば、新しいクロスは必要ないかもしれません。笑 (僕は頑張って絞り出しました・・)
ガラス全面の油膜取り完了!

クロスで磨いたら、再度水で洗い流して確認します。
キレイにフロントガラス全体に水が塗り広がってますね〜( ̄∀ ̄)
これでフロントガラスの油膜取りは完了です!

あとはキレイなスポンジかマイクロファイバーで、ガラス全体を洗い、水分を拭き上げれば完璧です。
すぐにコーティングを行えば、効果テキメン間違いなしですよ〜^ ^
ただ、油膜を取ってしまったガラスの水分は拭きあげにくい面があります・・・
ガラス全面に薄く広がってる為、水分量も多くなってるんですよね。
僕の車では、マイクロファイバーや吸水クロスで、拭いては絞って〜。を3回くらい繰り返してようやく乾燥したくらいです。笑
油膜取り後には撥水効果が全く無いので注意!
油膜を完全に取ってしまった状態で雨が降ってきたどうなると思います?
「ワイパー無しじゃ怖くて運転できない!」
間違いなくこう思うはずです。笑
ワイパーの拭き取りが良好ならば、特に問題ありませんが、劣化でひびとか入ってたら、視界が悪くなり危険です!
なので、撥水ガラスコーティングをするか、ワイパーゴムを新品に交換する事を強くすすめます。
↓ワイパーゴム、ブレード等の交換方法ものせておくので参考にしてみて下さいね( ^ω^ )
→ワイパーゴムの交換方法を解説!ムーブを3年ぶりに交換してみました。
→ワイパーブレードの交換方法をじっくり解説!タントにエアロタイプを取り付けました
超速油膜取りにはブレーキクリーナー?
今回は、あくまで市販の油膜取り商品で手軽に出来る方法として、クロス式を紹介しました。
でも、市販品以外にも油膜を取る方法はいくつかあります。
- お酢
- 食器用洗剤
- ブレーキクリーナー
- メラニンスポンジ
- ウーロン茶
などなど日頃から使ってる身近なものもありますね〜。
個人的に緊急用として使ったりするのが、『ブレーキクリーナー』です!
その名の通り、ブレーキ用の脱脂剤になります。
手につくと手の脂が持ってかれます。笑
そのくらい脱脂できるもので、油膜落としに有効な成分である『エタノール』が入ってるので、スプレーして拭き上げるだけで油膜が落とせますよ。
日頃から整備とかで使ってるならば、代用しても良いかもしれませんね。
軽度の油膜であれば、問題無く秒速で落とせるので〜(*´∇`*)
ただ、このブレーキクリーナーが未塗装樹脂や、ボディー面に付着すると、白く残ったり、コーティングを即座に落としてしまうリスクもあるので注意して下さいね!!
車から少し離れた場所で、クロスにスプレーしてからガラス面を拭きあげれば問題無く作業出来ますよ!
最後に
フロントガラスの油膜取り方法について書いてきました。
油膜取りとして一般的なのは、研磨剤で根こそぎ取るタイプ、専用パッドで塗り込むタイプがあります。
これらの方が、間違いなく油膜を取れるし、除去パワーも大きいです。
→キイロビン『クイックマジックゴールド』の使い方!手持ちタイプは作業しづらかった?
でも、軽度の油膜、劣化したコーティング剤程度であれば、クロス式が良いですよ!
拭き上げるのも楽だし、すぐに作業出来ますからね〜。
ただ、どうしても枚数が少ない分、使用頻度が多い場合は向かないかもしれません。
あなたの用途に合わせて、一度試してみるのもいいかもしれませんね!
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